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エステティシャンための美容情報誌「サロン百花夏号」が発行されました

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サロン百花夏号

現在の美容業界の方向性

熊手えり先生 大畑綾子

熊手えり 大畑綾子

綾子:
本日は「小さくても大きく稼げる繁盛サロン」の著者でいらっしゃるスパサロンプランナーの熊手えり先生をお迎えしてお話をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
熊手先生は現在、エステサロンをはじめネイルサロン、ヨガスタジオ、某化粧品会社のとても有名なアンテナサロン等々の空間プロデュースをされています。もともと美容業界のご出身ではないとお聞きしましたが先生の経歴を教えていただいてよろしいですか?
熊手:
大学は建築関係を出まして清水建設に入社しました。そこでビルや大きな建物の建設に携わり、主には図面を描く仕事をしていました。
綾子:
え~?ビルを建てる会社というとイメージはガリガリっと図面を描いたり、ヘルメットをかぶって現場で監督をするイメージがあるのですが、そういうお仕事だったのですか?
熊手:
はい。工事現場に常駐して工事の段取りとか図面も描いて、現場監督のアシストサポートとしてヘルメットをかぶっていました。
綾子:
今の熊手先生の感じから全く想像がつきませんね!
熊手:
そうですか?“マイヘルメット”を持ってましたよ!
綾子:
ヘルメット時代からどういう経緯で美容業界に入られたのですか?きっかけを教えていただいてよろしいですか?
熊手:
建築業界はご存知の通り男性社会で、95%位が男性です。そんな中で建築業界の女性は…申し訳ないのですがあまり綺麗にしている方がいらっしゃらなかったんですね。40代50代の先輩を見たときに、髪はボサボサ、肌はボロボロ、自分の身だしなみを全然構わない。ああはなりたくないと思ってしまい、女性として生まれたのに全然綺麗じゃないのはもったいないと思いましたね。
綾子:
確かに。身綺麗にしていると逆に怒られる感じがしますね…。何色気づいているんだ的な。
熊手:
なので建築業界にいる時は仕方がないなと思ったのですが、女性として生まれたのに女性としての価値を知らずに終わるのは何か違うかな。そこでせっかく女性として生まれたのだから、女を楽しむ!とか、女性を応援できる仕事がしたいなと思い業界変更しようと思いました。
綾子:
ずいぶん大きなチェンジでしたね!
熊手:
と言うのは、建設業界は男性社会なので女性が出世するのはまず難しいんですね、実際。仕事をずっとやっていきたいと思っていたので、それには女性として共感できる業界がいいのではないと思って美容業界に入りました。
綾子:
熊手先生は美容業界で、エステティシャンとして活躍されたわけでは無いですよね?
熊手:
違います。(笑)お店をつくる仕事です。
ビルの建設から、商業施設をつくる仕事に考え方を変えました。ビル工事というのは分類すると、設備に関する工事はA工事、電気工事はB工事、テナントのお店をC工事といいます。私はAからCに業界変更したということです。すなわちショップデザインの仕事に変えたのです。
綾子:
その仕事で美容の会社に入られたのですか?
熊手:
そうです。そこで選択肢がいろいろあったので。たまたま、たかの友梨ビューティークリニックで店舗開発部門で人材募集がありましたのでそこに入社しました。
綾子:
そうですか!たかの友梨さんといえばエステの老舗!店舗もゴージャスなイメージがありますがやっぱり内装にもお金をかけていましたか?
熊手:
はい。大型店は億単位で内装や設備にお金をかけていましたね。
綾子:
たかの友梨さんではどのくらいお仕事されたのですか?
熊手:
8年半です。
綾子:
店舗開発部のお仕事内容は、主にサロンの内装に関わることですか?
熊手:
そうですね。例えば出店する場所を見つけるとか、内装を変えるとか、次にどこに新しく店を出店するかなど、要するに店に関わる全てのことです。
綾子:
では熊手先生は店舗内装だけではなく、物件を見つけるところからされていたのですか?
熊手:
そうですね。やっぱり人の流れ街の流れは変わっていくので、いつまでも同じところにいてもしょうがない。商圏も今どこが1番かというのを常にチェックします。
綾子:
そこで経験を積まれてその後独立をされたのでしょうか?
熊手:
そうです。
綾子:
熊手先生のプロデュースの特徴を教えていただけますか?
熊手:
技術などはサロンの先生方はこれをやりたいとかこれがベストだというのをお持ちだと思うので、それをやればいいと思っています。私のプロデュースは、もうちょっと違うマーケティングとかプランニングという視点を変えた部分になります。
具体的には、お客様がいないことには商売は始まらない、いくら自分が好きだからやりたい!といってもお客様が見つからなければだめじゃないですか?自己満足ですよね?なので、まず今、世の中は何が求められていて、何が起こっているのか、という視点からみていきます。
あとは、東京と大阪では違うように、地域によってニーズは全然違うので場所に合わせたマッチング、客層もみていきます。
もうひとつは、オーナー様の個性ですよね。それをどう組み合わせていくのか。たかの友梨の場合は、たかの先生がカリスマとしていらっしゃいました。たかの友梨のコンセプトは世界中のエステが受けられますというコンセプトだったんですね。ですので色々なコースがありましたが、それは大手のやり方で小規模のサロンはそうはいかないじゃないですか。すなわち、そのサロンに合わせたものが大切です。
綾子:
以前、熊手先生とお話していて、そうだったんだ!と衝撃をうけたことがありました。
お店を開くときに大事な事というお話で、熊手先生は「まず外から決めて下さいね。物件の場所が大事なので、物件を決めちゃってから内装を依頼しないで下さいね」とおっしゃいました。
まず物件が空いてたから、キレイだし良さそうだから、予算も合うしという理由で決めて熊手先生に、では内装プロデュースをお願いします。という依頼が多いのではないですか?
熊手:
はい。物件選びがもの凄く大事です!
綾子:
私たちエステティシャンだと考え及びつかず、勘違いしているところが多くありますが売上げを上げるためには物件選びが大切ということですね!
熊手:
コツがあるんです!コツはですね。1つ目、単純な道順であること。駅から単純にサロンまで道案内がしやすいということ。
2つ目は看板が目につきやすい3階までです。上だと看板が見えないんです。1階でも良いのですが、窓に看板が出せることが大事です。
この2つが基本です。
あとは、エレベーターは絶対に必要です。階段のみはやめたほうがいいですね。
綾子:
なるほど!これからサロンを出される先生は参考にしていただきたいと思います。

綾子:
弊社の横浜店と綱島店は、熊手先生プロデュースで改装していただきましたが、なんと!改装前と改装後を見比べてみましたら、売上実績が月平均で150%アップしていました!
熊手:
素晴らしい!内装が変わると、お客様のマインドがかわるでしょ?それからとても大事な事があと一つ。スタッフのモチベーションが上がるんです!自然と良い接客ができ、売上げが上がります。働く環境のハード面もスタッフにとっては長く働く要素のひとつになります。
綾子:
そこで内装について改めてお聞きしたいのですが、特にこれから開業という方はなかなか内装に予算を多くかけられない。なかなか投資って無理じゃないですか?そこで、まずは最低限この部分には気をつけないといけないよ。というポイントは何かありますか?
熊手:
あります!まず見栄えを良くするために高い素材を使わないようにしたほうがいいです。建築の材料って色々あるので選び方が多分わからないと思うんですね。ですから業者さん任せにしがちですが、業者さんも先生方がわからないと思って色々提案してくれると思います。中には高い材料も混ざっていると思います。高い材料が悪いという事ではありませんが、見栄えは良いけどコストは高くない素材を選ぶことが大事です。まずは感じのいい壁紙でコーディネートして、タイルなど提案されても絶対やめたほうがいいです。あまり意味がないので。
あとは、ここだけはしっかり方が良いというのは照明です。照明によって随分雰囲気が変わるので照明選びは頑張るところです。お客様がきれいに見えるように店内を作ると言うことです。灯りが青白くないとか!
基本、蛍光色は顔色が悪くなるので、なるべく優しい白熱色がいいのですが、ダイエットサロンの場合はちょっと例外です。脳を覚醒させるために蛍光灯の方がいいです。ですのでフロントは白熱灯のオレンジ色で、痩身するお部屋は蛍光灯とかの白っぽい色の方がいいのです。
綾子:
脳の中まで考えていくんですね!
熊手:
何を使うか、何を選ぶかで実は随分違います。
綾子:
やっぱり専門家に聞いたほうがいいですね。何を選んだらいいかわからなーい!
綾子:
サロンの先生からよくご相談されることを熊手先生にお聞きしても良いですか?

①居抜き物件であったり、最初から自己流で内装や導線を決めてしまって、何だか使いにくい…という案件はありますか?

熊手:
その時はそれがベストだったんだと思います。ただ年数が経つとサロンも、サービスも、コースも変わります。その変化で導線が変わるのでそれは仕方がないと思います。そこで、大きな失敗したとならないようにするための基本の部屋のサイズ=パーソナルスペースがありますので最低限そこを守ることですね。

②売上を伸ばすためには、写真やポップをベタベタ貼って主張させた方が良いのか、何も置かずオシャレな方がいいのかどちらがいいのでしょうか?

熊手:
サロンは1to1のパーソナルなサービスの場です。ポップを貼りたいのでしたら貼る場所を決めてしまうことですね。やたらと部屋中に貼るとか、フロントいっぱいに貼るというのは、たかの友梨の時もそうだったのですがベタベタそこら中にポップが貼ってある店ほど不思議なほど売上げ悪かったです。不安からの心理。。。貼りたいのでしょうが、お客様側からするとたくさんありすぎて自分は何がいいのか分からなくなっている。プロから案内してもらわないとわからなくなるのです。貼るのだったら、お客様がじっくりと見られる場所が良いです。トイレに貼るのはいいですね。施術室はベットに寝てしまうので実はあまり見ても覚えていないのです。貼っても汚くなってしまうだけなので、効果を狙うなら、フロントはカウンターやテーブルの上に「1つだけ」などで際立たせます。「今月のイチオシ」みたいな感じでスポットを当てることです。たくさん置くと、埋もれてわからなくなってしまいます。1つだけ置くと目立ちます。
綾子:
もっと詳しく知りたい方は熊手先生の著書を読んでいただくと良いですね。自分のサロンをどうしたらいいのかと言うコツがたくさん書いてありました。
熊手:
サロンを経営していくのに必要な要素を書かせて頂きました。入門編という感じですので読書苦手な方も1時間で一気に読めると思います。
綾子:
熊手先生にはワールドジャパンのセミナーで講師をしていただいております。どのような内容ですか?
熊手:
お客様に説明しなくても売れる物販のノウハウ、お客様から手に取って「これ何?」と言わせる商品の陳列のワークなどを行います。
綾子:
すごい!実践的ですね!そこまで教えて下さるんですね。熊手先生に会いたい方はぜひ日程をチェックして申し込みをしてください。
本日はお忙しい中ありがとうございました。

熊手えり先生ワールドジャパンエステカレッジスケジュール

熊手えり先生

  • 8月23日(木) 売上が上がる内装デザイン・インテリア
  • 10月25日(木)売上が上がる内装デザイン・インテリア

ワールドジャパン株式会社では年に4回、エステティシャンのための美容情報誌を発行しております。

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