知らないうちに体を冷やしていませんか?冷えは万病の元です。基礎体温が低い、冷え性、汗をあまりかかないなどの症状がある人は体が冷えている証拠です。体が冷えていると、代謝不良になり、免疫力低下や、血行不良、肌あれ、太りやすくなるなど体に悪い影響を与えてしまいます。
■基礎代謝が低くなり、平熱体温が低くなる
日本人の平熱は36.6℃~37.2℃です。この体温以下になると、代謝不全で、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりと、日常生活にも悪影響を与えてしまいます。
■太りやすくなる、太らなくてもセルライトが付きやすくなる
体が冷えると、脂肪細胞が肥大化し、脂肪を溜め込むようになります。この肥大化した脂肪細胞同士が塊となり、皮膚の表面がボコボコと浮き出て、セルライトとなるのです。脂肪は冷えると余計に体を守ろうとし、脂肪を溜め込むので、見た目にも分かるほどセルライトが大きくなってしまいます。
■血行が悪くなり、冷え性、頭痛・肩こり・目の疲れなど体調不良が多くなる
体が冷えて血行が悪くなると様々な不調が出てきます。血流の流れが悪くなり、体の末端まで血液が循環しなくなり、手足の冷えが慢性的に起こる冷え性の原因にも繋がります。肩がこったり目が疲れやすくなる、定期的に頭が痛くなる。など血行不良が身体に大きな悪影響を与えてしまいます。
こういった体の冷えを起こしてしまう原因は、生活習慣が大きく関係しています。冷えはなぜ起こるのか?それはいつも体に取り入れている食事が大きく関わっています。あなたが知らないうちに食べていて、習慣化している事が、実は体を冷やしている原因となっている可能性があります。
沢山の食材の中で、体を冷やす食材だけを覚えるのは大変ですよね。実は「体を冷やす食材」と「体を温める食材」を見分けるコツがあるのです。その見分け方をご紹介します。
夏野菜は、カリウムや水分がたっぷり含まれていて、体を温める鉄分やたんぱく質が少ないので、身体を冷やしてしまいます。夏に取れる野菜以外でも、成長が早いものや、地上で育つものは体を冷やす作用があります。暑い夏に体温を下げるには良いですが、取りすぎや、もともと体温の低い方、冷え性の方は量に注意してください。
海藻にはミネラルが多く含まれています。その中でもカリウムが含まれているので、むくみや余分な水分を排泄してくれる効果もあります。しかし、同時に身体を冷やす効果も高いので、食べ過ぎはNGです。
暖かい時期や暑い地方で取れる食材は身体を冷やす性質があります。それは果物でも同じです。南国で取れるフルーツは水分がたっぷり含まれていて、カリウムも豊富な為、身体を冷やしてしまいます。また、フルーツは糖度が高いため、取りすぎると消化器官に負担をかけ、体を冷やしてしまいます。朝食や、夜にフルーツを食べる習慣がある方は、寒い時期に取れたフルーツを選ぶのをおすすめします。
近年の日本人は小麦製品を取りすぎている傾向にあります。あなたも普段から小麦の入った食品を食べすぎていませんか?気を付けてるのになかなか身体の冷えが治らない方は、これが原因になっているかもしれません。
調味料は、加工・精製され作られたものが多くあります。その中にも身体を冷やすものがあります。普段から何で味付けされているか、原料は何かを見るようにしましょう。冷えを改善するなら、身体を温める発酵調味料、加工されていない調味料を選ぶようにしましよう。
ご紹介してきた食材ですが、共通点が多くあったのはお気づきですか?簡単にまとめると
このように特徴を覚えていると、食材選びも楽に出来ます。自然に手に取って、体に取り入れているものが、体を冷やす食べ物ばかりだった!という方も多いのではないでしょうか?
体を冷やす食べ物でも、栄養価が高く、食物繊維が豊富で美容にもダイエットにも欠かせない食材も沢山含まれています。体を冷やす食材でも、調理法や食べ方を変えるだけで、体を温める食材に変えることが出来ます。
このような体を温める食材と合わせて炒めたり、煮つけにしたり、一緒に取り入れるだけで、身体を冷やす作用を消してくれます。
このように体を冷やす食材から体を温める食材に変えることで、美味しく食べている間に温活が出来ます。
日頃の食生活は身体に大きく影響を与えます。特に家族がいる場合、家族も同じ食生活です。自分が冷えを感じている時は、子供も同じ冷えやすい体質なっている可能性があります。身体を「冷やす食材」と「温める食材」を把握しているだけで、食材選びや、組み合わせ、調理方法などを工夫することが出来ます。体を温めることは美容にも健康にもとても良い事です。日頃、身体を冷やし過ぎている方は一度食生活を見直してみてはいかがでしょうか?