この秋冬も引き続きマスクは必需品。マスクをすると頬から下は全部隠れてしまうので、人に与える見た目の印象は目元で決まります。スキンケアに気を使っている人の中でも、目元だけの美容ケアも取り入れているという人は少ないのではないでしょうか。ここではマスク必須な今だからこそ取り入れたい、目元ケアについてお伝えします。マスク姿でも人を惹きつけるような、目元美人を目指しましょう!
目元の悩みとして多いのがクマ。実はその原因は大きく3つに分けることができます。
パソコンやスマホで目を酷使していることや、寝不足が原因となります。このタイプは生活習慣の見直しや血行促進などで改善が期待できるので、もっとも解決しやすいタイプと言えます。
色素沈着の原因は、化粧落としの際にアイメイクをごしごし擦って落としたり、花粉症の時期などに目を頻繁に触ったりなどの摩擦です。この場合は、アイメイク用クレンジングを使用して優しくオフする、顔を触らないようにするなどとにかく刺激を減らすことが最優先。それに加えて、肌に潤いをしっかり与えることでくすんだ角質の排出を促していきましょう。頑固な茶クマには、美白化粧品を試すのもおすすめです。
このタイプは肌に色が付いているのではなく、加齢による肌の衰えが影を作り出すことが原因です。目の下のたるみや、肉付きが薄くなることで窪んでしまうことで影ができます。自分でできる対策は、ハリ肌を目指せる目元ケアを取り入れることと、のちほど紹介する目のまわりの筋肉を動かすこと。また、どうしても気になるなら美容外科で目の下のたるみを取ってもらうという方法もあります。
まぶたが重たい、たるんで目が小さく見えてしまう…。そんな悩みが自宅で解消できるかも⁉目元美人は、美容液などで与えるケアを行うだけでは目指せません。肌の土台を自分の力で整えてこそ、刺激や環境にも揺らがない美しい目元が作れます。どのような方法があるのか見ていきましょう!
目のまわりには、眼輪筋という筋肉があります。ボディの筋肉が少ないとたるむように、眼輪筋も使わなければ肌を支える力が失われてたるみを発生させてしまうのです。 眼輪筋を動かすには、下向き目線がポイント。顔はまっすぐ前を向き、眼球だけを動かして真下を見るようにしてみてください。3~5秒ほどキープを3回繰り返します。筋肉を使うことで目元のたるみ解消が期待できるだけでなく、血行促進にもなるのでむくみ対策にもなりますよ。直接手では触れないので摩擦によるダメージの心配がなく、いつでもできて取り入れやすいのがメリットです。運動中はちょっとホラーな顔になるので、人目が気にならない場所でお試しくださいね。
むくみやたるみの原因は、目のまわりだけにあるとは限りません。目のすぐ上にあるおでこが凝っていると、リンパの流れや血流が滞って目元までむくんで腫れぼったくなってしまいます。おでこが凝る原因は、目を酷使することや考えることが多く脳の前頭葉をよく使うことにあります。おでこを触ってみて、硬上下左右に動かしにくく硬さを感じたら凝っている証拠。おでこに両手の指を優しく当て、円を描くようにしてほぐしてください。内側から耳の付け根に向かって老廃物を流すイメージです。眉毛も同様に、くるくる円を描くようにしてほぐしてください。眉下の皮膚が薄い部分には、なるべく触れないようにしましょう。マッサージでおでこがほぐれると、目元が軽くなるのを感じることができます。
一日酷使した目は疲れがたまり、目のまわりの血流を滞らせてしまいます。これを放置して寝ると、肌の新陳代謝が遅くなったり翌朝目が腫れぼったくなってしまうことも。そんな疲れ目にはもちろん、目元の美容ケアにもぴったりなのが温熱パックです。じんわり温めることで血流が改善し、心地よい温かさに癒されてリラックスすることで筋肉の緊張がほぐれます。蒸しタオルや温かいシャワーなど、特別なアイテムがなくてもできるので、疲れを感じたら目元を温めてみてくださいね。
目元美人になるためには、まずは光老化を防ぐことが重要になります。皮膚の薄い目元は徹底してガードし、シワやたるみの原因を作らせないようにしましょう。専用ケアアイテムを積極的に取り入れるだけでなく、肌そのものを強くすることも目元美人のためには必要です。目のまわりの筋肉を使ったり、おでこの懲りを解消させるだけでも目元をすっきりさせることができます。温めて目を労わってあげることも、目元美人のためには欠かせません。マスクから見える顔のパーツは目と眉毛くらいなので、目元の印象はそのまま見た目の印象となります。目元に視線が集まる今だからこそ、集中ケアを始めてみましょう!