ビューティワールド2019では、今年も多くの新規サロンのオーナー様と出会え、セルライトゼロ導入のサロンオーナー様がブースにお越しくださり声を掛けていただきました。皆様、本当にありがとうございました。
今回の展示会ではいくつか新商品を発表しましたので、今年の展示会は一層気合の入った3日間となりました。そんな中、美容のプロであるオーナー様からいただいた声や感想、さらに商品の意見などを伺えた時には、商品を開発して良かったと心から思いましたし、近年の中では特に印象に残る展示会となりました。
今回は製品開発についてお話ししたいと思います。
毎年国内外で多くの展示会が催されており、時間の許す限り出向くようにしています。特に海外の展示会ではまだ日本にないものなどを目にする機会であり、最新情報の入手や美容業界の流れを感じることができるので、新たな商品を開発する上で大変役立っています。
私が製品開発において最も大切にしていることは、「コンセプト」と「こだわり」そして「努力」です。
この3つのキーワードは、開発するものが機械であろうがサプリメントであろうが、変わることはありません。
開発した製品全てのコンセプトとしていることは、ワールドジャパンの企業理念を念頭に置いて、美容を通して幸福をもたらす製品にするということです。
これは当初から変わらないもので、開発途中にも何度もコンセプトからブレていないかを確認しながら進めています。
少しでもコンセプトがブレてしまうと開発途中の製品がボヤけてしまいますので、時間はかかっても一度立ち止まり、その製品がワールドジャパンの企業理念にあっているかどうかという事を見つめ直し、原点に立ち返ります。
次にこだわり。どんなことでもこだわりはあると思います。
製品開発には原料を提供していただく生産者、製造していただくメーカーや技術者をはじめ、多くの方の協力がなければ生れません。
形のないものを作り上げるにはそれ相応の知識も必要ですが、まずは協力していただく方々に同じ方向を向いていただけるよう私の思いや考え、こだわりを伝えています。一緒に開発に取り組んでいただく上で何が重要か、ポイントか。
厳しい競争社会の中で、いい製品を生み出すためには厳しい要望を伝えることもあり、技術者や関係者の方には頭を悩ます困難なことかもしれません。納得がいくものでなければ、納得がいくまで知恵と時間を絞り出していくのです。開発者、生産者、技術者のプロがそれぞれの立場から意見を交わし、より精度が上がった開発に結びつけるのだと思っています。
最後に努力です。
私の尊敬する人に、鬼の柔道の木村政彦先生という方がいました。伝説の柔道家ある木村政彦先生は「木村の前に木村無く、木村の後に木村無し」とまで言われた人で、力道山とプロレスの試合をした事があるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
木村先生の自叙伝「わが柔道」の中で、「3倍努力」という言葉が出てきます。
木村先生はとにかく努力家で、常にライバルの3倍は練習をしていたということです。ライバルが2時間練習していると聞けば自分は6時間練習する。1番になるには2番の人の3倍努力するということです。
努力 = 時間 × 質 です。
30年前にこの木村先生の信念に出会い、共感し、私の中で今でも大切にしている言葉で生活にも取り入れています。
開発する上でもこの言葉は欠かさず、努力を怠らすに取り組んでいくことがワールドジャパンでの製品開発に繋がっているのではないかと思っています。
これからもこの企業理念もいつも考えながら製品開発やサロン運営に当たっていきたいと思います。
今日は製品開発の心を語ってみました。
ありがとうございました。