ハイブリッドダイエット
プロテイン&サプリ

 

プロテイン&サプリで ダイエット中のキレイをサポート

ダイエット中に不足しがちな栄養素を補い、「美しく健康的に、効率的に痩せる体質」を作るために効果的なのが、HRシリーズのプロテイン&サプリです。

①代謝を維持しながら痩せる

ダイエット中の食事制限によりタンパク質が不足すると、筋肉量が減ってしまいます。筋肉量の減少は代謝の低下に繋がり、せっかく頑張ったダイエットが、痩せにくい体質を招いてしまうことも。代謝を維持して美しく痩せるために、プロテインは意識して摂取することが必要です。

③燃やして痩せる

飽食時代を生きる私たちは、糖質と脂肪を取りすぎています。どちらも多く摂取し過ぎると、脂肪に直結してしまいます。だから摂取カロリー < 消費カロリーに抑えることが大前提。食べ過ぎてしまった余計なカロリーはカットし、燃焼力を高め、溜め込まない身体づくりをすることが大切です。

②腸内環境を整えながら痩せる

ダイエット中は栄養が偏り、食物繊維の摂取量が減少してお通じが悪くなりがち。腸内環境の乱れは、肌や身体の不調にもつながります。適量の食物繊維を正しく摂取し、腸内環境を整えることは、美しく痩せるためには重要なポイントです。

H.R.シリーズ

H.R.プロテイン

1 袋/ 500g

価格:7,700円(税込8,316円)

味:完熟ピーチ/抹茶ラテ/ロイヤルミルクティ/黒蜜きなこ/フレッシュイチゴ/
バナナシェイク/贅沢ベリー/リッチココア/杏仁豆腐/王室マンゴー

体内への吸収が速い、「動物由来のプロテイン」と、緩やかな吸収で、体内でのアミノ酸の持続性が高い「植物由来のプロテイン」。この二種類をバランスよく配合したのがH.R.プロテインです。さらに、エネルギー分解のスピードが早く、ダイエット素材として注目されているMCTオイルや、胎盤エキスのプラセンタなど複数の美容成分も贅沢に配合し、ダイエット中の肌の潤いもサポートします。

HRバーン
H.R.バーン

1 箱/ 4粒×30袋

価格:8,000円(税込8,640円)

余分な脂質や糖質のカットに働きかける植物由来のシクロデキストリンやサラシア、白インゲン豆などを配合。脂質と糖質のWカットに効果的です。さらに、食欲のコントロールに働きかける酵母ペプチドや、脂肪燃焼を促すブラックジンジャーも配合し、既に蓄積してしまっている脂肪にもアプローチします。

 

HRスルー
H.R.スルー

1 箱/ 5.5g×30包入

価格:9,000円(税込9,720円)

こだわりの3種類の食物繊維を、1包あたり4g以上配合。中でも、水溶性と不溶性の両性をあわせ持つ、サイリウムハスクは、水を含むと膨らむ性質があるので、空腹感が感じにくくなるというメリットもあります。さらに、ダイエット中に欠かせないインナーケアを叶えるための18種類のビタミン&ミネラルも贅沢に配合しています。

H.R.ベーシック
H.R.ベーシック

1箱 / 4粒×30包入

価格:7,000円(税込7,560円)

13種類のビタミンと9種類のミネラルをはじめ、栄養素の効率吸収をサポートするバイオペリンやヒハツなどを配合しました。健やかな毎日の鍵となる栄養素をしっかりと補いながら、スムーズな体の動きを内側からサポートするサプリメントです。

H.R.ベーシックは「栄養機能食品」です。
栄養機能食品とは、ビタミン、ミネラルなどの特定の栄養成分の補給のために利用する食品のことで、H.R.ベーシックは12種類の栄養機能食品として、食生活のバランスを整えます。

ハイブリッドGLP-1ダイエットプログラム

『ハイブリッドGLP-1ダイエット』とは、治療でも使われている食欲抑制作用のあるGLP-1注射と、勝手に痩せていく体質を作るための、プロテイン・サプリメントを組み合わせたダイエット法です。論理的なダイエットメソッドでダイレクトな痩せ実感へと導きます。

 

現役医師が解説「GLP-1注射とは?」

今話題のglp1ダイエット

近年『GLP-1』という単語を、テレビやインターネットで見たり聞いたりする機会がある方も多いのではないでしょうか?読み方はそのまま『ジーエルピーワン』です。(ご存知かもしれませんが、念のため…)ここでは、今話題のGLP-1ダイエットについて、基本的な知識からちょっと詳しい内容まで、わかりやすくご説明していこうと思います。

1.GLP-1ってどんなものなの?

GLP-1は、ごく簡単に言えば「全ての人の体内に存在するホルモン」です。元々体内にあるホルモンがどうしてダイエットに役立つのか、不思議に思われるかもしれませんね。そこで、最初にGLP -1の作用について解説していきます。

私たちが糖質を含む食べ物(炭水化物など)や飲み物を摂取すると、消化酵素が分泌されてブドウ糖に分解されます。ブドウ糖は小腸から吸収されて血液中に送られ、体を動かすためのエネルギーとして利用されることになります。この過程において、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込むために必要なのがインスリンです。インスリンが膵臓のβ細胞から充分に分泌され、きちんと働くことで、摂取した糖分はエネルギーとなり、血糖値が正常に維持されているわけですね。糖尿病になると、インスリンの分泌や機能が低下してブドウ糖が細胞内に取り込まれにくくなり、血液中にブドウ糖によって血糖値が高くなり、結果として全身に様々な症状を引き起こします。

…とここまではインスリンの説明になってしまいましたね。GLP-1を語る上でインスリンを外すことができず失礼致しました。本題はここからです。

GLP-1は、インスリンの分泌を促すために、小腸L細胞から分泌される消化管ホルモンです。消化管におけるブドウ糖センサーのような役割を果たしており、体内に糖質が入ってきた!血糖値が上がりすぎないようインスリンを出さなきゃ!と膵臓やその他の臓器に信号を送ります。糖質を摂取⇨小腸からGLP-1分泌⇨膵臓のGLP-1受容体に作用⇨膵臓からインスリン分泌⇨血糖値をコントロール、まとめるとこのような流れになっています。

ダイエットに使われている『GLP-1注射』というのは、正確には『GLP-1受容体作動薬』のことですが、長くてややこしいので、簡単にGLP-1と呼んでおり、こちらの記事でもそのように統一させていただきます。上記のように、健康な方の体内では食事からインスリン分泌までの流れが順調に進みますが、糖尿病の方だとそうはいきません。そこで治療として最終的にはインスリン注射をすることになるものの、1日に何回も注射したり、打つタイミングが面倒だったり、低血糖などの大きな副作用が起こったり、と不都合なこともあったわけです。そこで、他に余計な作用をもたらさず、うまいこと必要なときにだけインスリンを分泌されられないだろうか、と考えて開発されたのがGLP-1なんですね。ですからGLP-1は元々糖尿病の治療薬として誕生し、今も多く使われています。

 

2.GLP-1の働きって?

前項で、GLP-1にはインスリンの分泌を促す作用があることをお話ししましたが、それ以外にもたくさんの有益な作用があり、マルチポテンシャルなホルモンとも言われます。どの組織に働きかけて、どのような作用を示すのかを簡潔にご説明しますね。

  • 膵臓:直接的に働きかけてインスリンの分泌を促進することで血糖をコントロールする作用、グルカゴン(血糖値を上昇させるホルモン)の分泌を抑制する作用、β細胞の分化を誘導してアポトーシス(障害などによる能動的な細胞死)を抑制することでβ細胞の重量増加→細胞保護作用があると考えられている
  • 胃:胃のぜん動運動を抑制して食物の排出を抑制する作用→空腹を感じるまでの時間が長くなる
  • 脳:摂食中枢に作用→食欲抑制、脳細胞を保護して神経細胞の増殖を促進させる作用→アルツハイマー病の予防にも役立つ可能性がある
  • 心臓、血管:心筋細胞のアポトーシスを抑制する作用→心筋を保護することで心疾患リスクを低下させる可能性がある、血管を拡張することによる血圧低下作用
  • 腎臓:抗酸化作用、抗炎症作用、血管拡張作用による腎臓の保護作用、余分なナトリウムや水分を排出する利尿作用
  • 肝臓、骨格筋:グルコース(ブドウ糖)の取り込みを促進する作用、グルコースの産生を抑制する作用
  • 褐色脂肪細胞(余分な体内のエネルギーを熱として放出する):熱産生を増加させる作用
  • 白色脂肪細胞(余分な体内のエネルギーを脂肪として蓄積している):脂肪分解を促進する作用
  • 免疫機能:肥満の解消による自己免疫性炎症疾患のリスクを低下させる可能性
  • その他:脂質代謝の改善作用 (HDL-コレステロールの上昇、LDL-コレステロールの低下、中性脂肪の低下など)

 

いかがですか?GLP-1の働き者っぷりに驚かれたのではないでしょうか。単純に血糖の上昇を抑えているだけではないのです。今回フォーカスしているダイエット目的以外にも、高血圧や高コレステロール血症、そして本来の治療目的として使われている糖尿病といった生活習慣病の改善にも役立つので、メタボリック症候群の予防にもなりそうですよね。

 

3.どうしてGLP-1はダイエットに使えるの?

人体に良さそうな作用がたくさんあることはわかりましたよ、と。しかしご覧くださっている皆さまが本当に知りたいのは「GLP-1はダイエットにどう効果的なの?」ということだと思います。

糖尿病の治療においては血糖コントロールだけでなく、食事指導や体重管理も大切なポイントとなります。GLP-1を使用していたところ、従来の薬剤よりも効果的に体重をコントロールすることができ、健康な方でも同様の効果が認められたため、ダイエット目的で使用されるようになりました。糖尿病ではないのに治療薬を使って大丈夫なの?と疑問に感じられるかもしれませんね。GLP-1はインスリンと同じように皮下に自己注射をする薬剤ですが、血糖値が上昇したときだけ血糖を下げるという作用がインスリンとは大きく異なります。健康な人にインスリンを注射したら低血糖を起こしてしまいますが、GLP-1だとその危険は非常に低いのです。

 

GLP-1がダイエットにオススメな理由

  • 糖尿病治療薬として広く使われてきた安全性の高い薬剤
  • 元々体内にあるホルモンなので、投与しても悪影響を与えるリスクが低い
  • いわゆる“痩せ薬”ではないので体への負担が少ない
  • 食事制限もハードな運動も必要ないのでストレスが少なく生活を大きく変える必要がない
  • ストレスが少ないから続けやすく、ダイエット後もリバウンドしにくい
  • 体重減少だけでなく体質改善効果も期待できる
  • おまけとしてメタボリック症候群の予防にもなる

 

食事による摂取エネルギーが運動・基礎代謝による消費エネルギーよりも多くなると、消費しきれなかったエネルギーは脂肪として体に蓄積されます。このとき摂取エネルギーを抑えるため、脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌され、脳の摂食中枢に作用して強力に食欲を低下させるのです。脂肪が増えるに従ってレプチンの分泌量も増えて、適正体重を維持するように働いているというのですから、人体って本当によくできていますよね。だったらそれ以上脂肪が増えることはない!と思いがちなのですが…太りやすい方や太っている方の体内ではレプチンの働きが弱くなっていて(抵抗性といいます)、食欲が抑制されず、摂取エネルギーが増え続け、どんどん脂肪が蓄積された結果太ってしまう、という悪循環が起こっているのです。レプチン抵抗性のメカニズムは未だはっきりとは解明されていない上、レプチンが少ないからではなく(むしろ肥満だとレプチンそのものの量は多い)、働きが弱いために太ってしまうので、レプチンを投与しても体重減少効果は認められなかったと報告されています。そこでGLP-1の出番というわけです。

  • 脳の摂食中枢に作用して食欲を抑制する
  • 胃の内容物の排泄を遅らせ、ゆっくり消化させることで空腹を抑える
  • インスリンの分泌を促し、血糖値の急激な上昇を防ぐ
  • 脂肪細胞に作用して熱産生による脂肪燃焼作用を促進させる

これらの働きによって体重を減少させ、太りにくい体質へと改善させる効果が期待できるのです。

 

 

4.どんな人におすすめなの?

回りくどいことは書かずにズバリ挙げていきます。

  • これまでのダイエットが長続きしなかった方
  • ダイエットしたいのに意志が弱い方
  • 普段から食事の量が多くたくさん召し上がる方
  • 食生活が不規則で深夜に食事をする方
  • 食事制限に耐えられない方(空腹に耐えられない、間食がやめられないなど)
  • 運動ができないor苦手な方(身体的理由、運動が苦手、運動する時間が確保できないなど)
  • 年齢とともに痩せにくくなってきた方
  • 内臓脂肪が多いメタボリック体型の方
  • 普通の生活をしていても他の人より太りやすいと感じる方

 

マルチポテンシャルなGLP-1ですが、使い始めてとりわけ一番実感するのは食欲の抑制作用です。元から食事量が多く、摂取カロリー過多によって体重が増えてしまう方はもちろんのこと、生活や仕事のストレスでつい甘いものを食べてしまいがちだったり、お腹が空くとイライラしてしまうから大して食べたくもないおやつに手が伸びてしまったり…なんていう方に特に向いています。海外の研究では、3ヶ月のGLP-1投与により、健康な非肥満者と同じくらいにまで過食行動が抑えられたとの報告があるくらいです。また、投与6ヶ月では皮下脂肪や内臓脂肪が有意に減少したという結果も出ています。

現代社会においては、日の出とともに起きて、きっちり決まった時間に栄養バランスの取れた食事を3回して、適度な運動もしつつ、夜遅くならないうちに寝る、といった健康的かつ理想的な生活はとても難しいものですよね。GLP-1ダイエットは今の生活に注射をプラスするだけ、無理矢理規則正しい生活に変える必要がありません。食べた物がゆっくり胃の中から排出されていくので、これまで通り暮らしていても空腹を感じにくくなります。コロナ禍で趣味や外出が制限されて、運動不足な上、食べることしか楽しみやストレス発散方法がなくなってしまった、最近流行り(?)のコロナ太りにも、最適なダイエット法となのではないでしょうか。

ここでひとつ申し上げておきたいことがあります。繰り返しになりますが、GLP-1は食欲を抑制する作用がメインであり、糖尿病以外では肥満の治療に使われるものです。そのため、太っている方ほど効果が出やすくなり、元々痩せている方やきっちり食事制限されている方などは効果を実感しにくい可能性があります。また、お体の状態や基礎疾患によってGLP-1がご使用になれない場合がございますので、始められる際には必ずドクターの診察を受けるようにしてください。

 

 

5.通常のダイエットとの違い

「ダイエット」と聞くとどんなことが思い浮かびますか?我慢、忍耐、辛い、苦しい、ストレスがかかる…そのようなイメージをお持ちの方であれば、GLP-1ダイエットが最小限のストレスで続けられる方法であることにきっと驚かれると思います。

 

GLP-1ダイエットの大きな特徴

  • 週に1回(毎日するタイプもあり)決まった曜日に自己注射をする(時間はだいたいでOK
  • 無理な食事制限は必要なし
  • 激しい運動も必要なし、散歩や階段の上り降りなど適度に体を動かすことを意識する
  • メディカルダイエットなのに通院の必要なし
  • リバウンドしにくい

正確で詳細な知識と強靭な意志と行動力をお持ちの方であれば、自己流のダイエットを完璧に遂行できるのかもしれませんが、なかなかそううまくはいきません。健康的に体重を落とすためには、やはりメディカルダイエットがオススメです。GLP-1ダイエットなら、オンライン診療で処方が可能ですし、通院の負担なくドクターの指導を受けながら自宅でダイエットを行うことができます。

ダイエットの基本は摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすこと、ですよね。そのためには食事内容の見直しや制限、食生活の改善、そして継続的な運動が必要不可欠というのが万人共通の認識でしょう。しかし、普段の生活にそれらを取り入れることは決して簡単なことではなく、精神的・肉体的なストレスを伴う場合も少なくありません。そして、ダイエット中に何kg落とせたかと同じくらい重要なのが、終了後のリバウンドです。多くの方が、せっかく苦労して減った体重が元通り、という苦い経験をされていますが、ダイエット中に感じる過度のストレスが原因のひとつと考えられます。そもそもGLP-1ダイエットではストレスが少ないですし、GLP-1の作用によって食欲が抑えられ、少ない食事量でも満足できる状態が習慣化されれば、終了してからもドカ食いを避けることができます。また、太りやすい体質の方がGLP-1の投与によって痩せていくと、ご自身の体内で分泌されるGLP-1の量が増えやすくなると言われています。GLP-1の分泌が多いと、少ない食事でも満腹感が持続しやすく、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐので、体脂肪のつきにくい体質になります。さらには、脂肪燃焼の促進作用によって、基礎代謝も向上します。つまり、無理のないGLP-1ダイエットをある程度継続して適切に行うと、リバウンドしにくく痩せやすい体づくり、体質改善の効果が期待できるというわけですね。

インターネットでGLP-1と検索すると、たまにサプリメントがヒットすることがあります。しかし、それらのサプリメントは、分泌を促進すると言われる乳酸菌や食物繊維、EPAなどの成分が含まれているだけで、GLP-1そのものは含まれていません。今現在、日本で入手・処方可能なGLP-1は、注射薬6種類(薬剤によっては用量別に2-3タイプあるものも)と内服薬1種類のみですので、お間違えなく。

 

 

6.アメリカはじめ、海外ではスタンダードなダイエット法なんです!

GLP-1は、日本では糖尿病治療薬としてのみ保険適応となっていますが、海外では肥満の治療薬として承認され、広く使用されています。(ダイエットのためならなんでも良いわけではなく、保険適応されるためには高度の肥満に対する治療であることが条件です。)

世界で初めてGLP-1が発売されたのは2009年、欧州連合(EU)加盟27ヶ国全てで承認され、翌2010年にはアメリカ、日本でも承認されました。当時の保険適応は糖尿病治療薬としてのみでしたが、2014年にアメリカ、2015年にカナダとおEU加盟28ヶ国において肥満症の適応で承認を取得し、製品名と用量を変えて(成分は同じ)発売されています。アジアでは初めて2018年に韓国で発売が開始されました。

2014年にアメリカで肥満治療薬として初めて承認されてから7年、2021年6月には新たなGLP-1が肥満治療もしくは過体重の成人における慢性体重管理の適応で追加承認を取得しました。(糖尿病治療薬としては2017年に承認済み)これにより、アメリカでは2種類のGLP-1が保険適応でダイエットに使用できるようになったわけですね。

日本における20歳以上の肥満の割合は男性で33.0%、女性で22.3%と発表されていますが、これは世界的に見るとかなり低いのです。2016年にWHOが発表した肥満率ランキングでは世界191ヶ国のうちなんと185位!韓国(183位)と並んで、先進国の中では群を抜いて肥満率の低い国となっています。アメリカはというと、堂々の12位で、肥満に対する意識が異なるアフリカ諸国を除くとほぼ世界トップに君臨しています。アメリカ人の約70%は肥満あるいは過体重だというデータもあるのが驚きですね。

肥満症(あるいは過体重)は、心疾患、脳血管障害、糖尿病、ある種のガンのリスク要因となり得ると考えられており、ダイエットや運動療法で体重を5〜10%を減少させると心疾患発症リスクを軽減させるともいわれています。肥満症は長期の管理が必要であり、様々な合併症を引き起こす可能性があることから、深刻な健康上の影響や余命の短縮を伴います。欧米諸国では、肥満は単純に食べ過ぎや運動不足の結果と片付けられるほど簡単なものではなく、遺伝的・環境的・心理的・生理的といった多くの要因による複合的な多因子疾患だと捉えられています。肥満人口の増加によって(合併症の治療などで)医療制度への経済的な負担が大きくなるため、国家的な公衆衛生上の問題として、安全かつ有効な肥満の治療法の開発や承認の促進に向けて真剣に取り組んでいるようです。日本とは肥満の割合も度合いも異なるため一概に比較はできませんが、肥満対策を個人に任せず国が積極的にサポートしているからこそGLP-1の承認や普及も進んでいるのかもしれませんね。

 

 

7.気になる副作用は?

GLP-1は安全性の高い薬剤で、GLP-1ダイエットは様々なダイエット法の中でも低リスクながらも高い効果が期待できる方法であると考えられます。しかしながら、100%安全な薬剤というものは存在せず、世の中の全ての治療には副作用の可能性があるということをご理解ください。起こりうるリスクを把握して、それでも効果を得るためにダイエットを開始するか、少しでもリスクがあるのなら止めておくか、よく検討した上で決めましょう。

 

GLP-1の副作用と対処法

  • 胃のむかつき、胸やけ、軽い吐き気

    もっとも頻度の高い副作用で、約5-8%の方に起こります。ダイエットを開始してまだ日が浅い初期に、体がGLP-1の投与に慣れていないとなりやすいのですが、多くの場合は、ダイエットを継続していると次第に全く感じないか我慢できるくらいまで改善します。どうしてもすぐに対処したい方は、クリニックで吐き気止めを処方してもらったり、市販の薬を飲んだりするのが良いかと思います。軽度であれば、清涼感のあるミント系のタブレットなどを食べると落ち着くのでオススメですよ。症状が悪化してきた場合には、無理して治療を続けず、医師に相談するようにしてください。

  • 便秘、お腹の張り

    GLP-1が取り込まれ、体内の状態が急に変化したことによって起こることがあります。基本的には通常の便秘と同じように対応すれば大丈夫です。基本的には通常の便秘と同じように体を冷やさないようにしたり、栄養バランスの良い食事を摂ったりすることで快方に向かうでしょう。

  • 低血糖

    頻度は不明で非常に稀ではありますが、程度によっては重大な副作用です。脱力感や強い倦怠感、高度の空腹感、ふらつきやめまい、冷や汗、顔面蒼白、動悸やふるえ、知覚低下など、低血糖が疑われる症状が出現した場合には、速やかに糖分を摂取しましょう。チョコレートは吸収が緩やかなため不向きです。飴や黒糖、ブドウ糖を含む飲み物が適切といわれています。また、症状が落ち着いてからでも必ずドクターに報告し、今後の治療についてご相談ください。

  • 食欲低下

    メインの効果なのに?!と思われるかもしれませんが、この副作用をうまく治療に応用しているのがGLP-1ダイエットなのです。食欲の低下も、GLP-1の副作用のひとつだということを覚えておいてくださいね。

  • 倦怠感、頭痛、貧血、せきなど

    そのときの体調によるものか、GLP-1による副作用なのかはっきりしないかもしれませんが、このような症状が0.2-1%程度報告されています。

  • 注射部位の痛み、赤み、かゆみ、腫れ、しこり

    ごく細い針を使用しますが、注射のやり方によって1-5%未満(日本国内では稀)に起こるとされています。

  • 急性膵炎

    頻度は不明ですが、嘔吐を伴う激しく持続的な腹痛などが認められた場合には、すぐに受診してください。

  • 腸閉塞

    頻度は不明です。高度の便秘やお腹の張り、嘔吐や持続的な腹痛などの異常が認められた場合、直ちに受診してください。

  • アナフィラキシー反応、血管浮腫

    じんましんや唇の腫れなどの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が複数の臓器に同時あるいは急激に出現した場合、過敏反応の可能性があります。アナフィラキシーが疑われる場合には、救急車で受診してください。

 

使用する薬剤の種類によって、副作用の内容や頻度は少し変わってきます。こちらに挙げた症状だけでなく、GLP-1ダイエットを行っている最中、明らかに普段とは違う体調の異変を感じた際には自己判断せず、必ずドクターに相談してください。

 

 

8.知っておくといいかも?ミニ知識

GLP-1をダイエット目的で使えなくなる?!

昨年、日本医師会から「GLP-1を糖尿病治療薬としての目的以外で使用することを禁止すべき」といった内容、また日本糖尿病学会からは「日本では糖尿病治療以外を適応症として承認されたGLP- 1は存在しないため、美容等を目的とする適応外使用に関しては学会として認められない」という内容が発表されました。関連記事を目にした方がご不安を覚える可能性を考えて、どのようなことかご説明します。発表の通り、そしてこの記事でも記している通り、日本においてGLP-1は糖尿病治療薬としてのみ厚生労働省の承認を受けています。しかし承認を受けていない=危険な薬剤だとか違法な使用というわけではありません。実際に国内でGLP-1を治療に使用している糖尿病の患者さまがたくさんいらっしゃるため薬剤そのものに危険性がないことは判明していますし、海外での肥満の治療薬としての使用実績から科学的に効果が証明されているのも確かです。薬剤が開発・製造されてから治験を行い、最終的に承認が下りるまでには長い時間と莫大な費用がかかるので、全ての薬剤の全ての使用方法に対して承認を得られるとは限らないのです。特に日本では厳しいチェックが行われており、それが承認薬の安全性や有効性を裏付ける根拠となっています。

現状では多くの薬剤が保険適応外の治療や美容目的で使用されており、GLP-1の適応外使用(糖尿病の治療以外での使用)でも重大な健康被害の報告はありません。ですが今後誤った使い方によって健康被害が生じる可能性も否定できませんし、GLP-1は保険適応外の薬剤ということもあってダイエット目的での安全性を国が保障してくれるわけでもありません。個人輸入や購入は決してしないようにしてくださいね。必ず医師の診察を受けた上で処方されたGLP-1を、正しい用法・用量で使用し、自己判断での増量などもしないように気をつけましょう。

 

GLP-1投与で食事の好みが変わる?!

海外の論文で提唱された、ちょっと面白い研究結果です。食べ物を大きく “高脂肪で甘いもの”(アイスクリーム、ケーキなど)、“高脂肪で甘くないもの”(ベーコン、ソーセージ、全卵など)、“低脂肪で甘いもの”(フルーツ類など)、“低脂肪で甘くないもの”(鶏ささみ、イカなど)の4つに分類します。このうちGLP-1を使用している人たちでは、“高脂肪で甘くないもの”を食べたい気持ちや食べる量が低下していましたが、“低脂肪で甘いもの”を食べたい気持ちや食べる量は変わらなかったそうですよ。

肥満の人は、高脂肪食への依存性が特に高く、麻薬に匹敵するほどの強い依存性なのだとか…。この結果だけでGLP-1が食事の好みを変えると言い切るのは難しいところですが、食べる量のみならず内容にまで良い変化をもたらすのでは?と期待してしまいますね。

 

☆運動をするとGLP-1ダイエット効果がアップ?!

よくよく考えると当然のことなのですが(笑)GLP-1と運動療法の併用によって、それぞれを単独で行うよりも高い減量効果が得られたという結果が報告され、世界的に権威ある医学雑誌に掲載されました。経験的にわかっていたことでも、“医学的に有効”とお墨付きをもらうためには研究と結果の解析をしなければならないのです。1年間GLP-1を使用しながら運動療法も行っていた人たちは、GLP-1だけ使用していた人たちや運動療法だけの人たちと比べて、体重と体脂肪率が約2倍低下し、インスリンに対する体の反応や心肺機能も改善していたとのこと。食事制限も無理な運動も必要としないGLP-1ダイエットですが、体力的・時間的に余裕のある方はぜひ適度な運動を取り入れてみては?

 

 

参考文献:

GLP-1受容体作動薬による糖尿病治療(特集インクレチンをめぐる新知見)宮川潤一郎他 糖尿病52(6)  

GLP-1 受容体作動薬(特集:腎疾患の新規治療薬) 四方賢一 日腎会誌 2019;61(4):472‒476.

GLP-1受容体作動薬の減量効果 : 糖尿病合併例と非合併例 (特集 肥満への挑戦 : 抗肥満薬・抗糖尿病薬・外科治療の進歩) 松原まどか他 糖尿病の最新治療6(2);2015-02:80-85

GLP-1受容体作動薬の分類と作用機序,使用上の注意点 矢部大介 糖尿病 60(9), 562-564, 2017

体重を一定に保つ分子機構と肥満レプチンによる摂食制御とレプチン抵抗性 新谷 隆史 Kagaku to Seibutsu 56(11):725-731,2018

平成30年 国民健康・栄養調査結果の概要 (厚生労働省)

GLP-1受容体作動薬適応外使用に関する日本糖尿病学会の見解(日本糖尿病学会)

Genetic identification of leptin neural circuits in energy and glucose homeostasis. Jie Xu, et al. Nature 556: 505–509,2018

Effects of once‐weekly semaglutide on appetite, energy intake, control of eating, food preference and body weight in subjects with obesity. Blundell J, et al. Diabetes Obes Metab. 19: 1242–1251,2017

Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. Wilding JPH,et al. N Engl J Med.18;384:989,2021

Healthy Weight Loss Maintenance with Exercise, Liraglutide, or Both Combined. Julie R. Lundgren, et al. N Engl J Med; 384:1719-1730, 2021

World Health Organization, “Obesity and Overweight,” who.int, Mar. 3, 2020

World Health Organization, “Obesity: Situation and Trends,” who.int, 2014

PRESS15-07(ノボノルディスクファーマ株式会社)

Mossanの糖尿病ガジガジ日記 https://okada-dmcl.jp/blog/

健美クリニックHP https://kenbi-clinic.com/column/category/glp1/

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