ファスティングダイエットに成功したけれど、その後すぐにリバウンドしてしまった経験ありませんか?ファスティングで得られる効果は多くある反面、回復期に正しい方法で進めないと体質改善に繋がらず失敗に終わってしまいます。そこで今回はHRダイエットシステム事務局の前田より、リバウンドを防ぐファスティングの進め方をご紹介いたします。
ファスティングダイエットがひとつのブームとなっていますが、やり方や指導方法には様々な種類があります。どのやり方でも必ず「正しい知識と手順で進めましょう」と指導されますが、実際のところなにが一番正しいやり方なのか分からずにリバウンドを経験した人は挑戦者のうちの6割以上です。実は当記事の執筆者である私も、ファスティングダイエットの失敗経験があります。
よく勘違いされている方がいますが、ファスティングとは元々宗教的な行為で始まったものであり、ダイエットのための行為ではありません。これを人間の身体の仕組みや、栄養学の観点からダイエットとしてアレンジをした仕組みが「ファスティングダイエット」となります。
ファスティングダイエットにはひとつ共通の考え方があります。ファスティングダイエットを行う期間の長さに関わらず、準備期・断食期・回復期と分かれることです。それぞれの期間になにを摂取するのかは、行うファスティングのやり方により異なります。
ファスティングダイエットの周期は、1日・3~4日・1週間以上と、様々な周期で進めるやり方があります。お手軽さを選ぶ方は1日周期のタイプ、少し集中して頑張りたい方は3~4日周期のタイプで進める方が多いです。
今回はSNSで話題になっている3つのファスティングダイエットの種類をご紹介します。
ファスティング期間自体は1日周期で進めますが、もちろんその1日で劇的に結果がでるようなダイエット方法ではありません。
具体的なやり方としては、1日24時間のうち、16時間を断食期とします。残りの8時間のうちに朝食・昼食・夕食を済ませ、これを日々の生活として取り入れていきます。16時間ファスティングのメリットは、断食期が他に比べ短いためにストレスなく続けられます。初めてから1ヶ月~効果が現れます。逆に効果が出始めるのが緩やかなため、途中でモチベーションが下がってしまい、気付いたら辞めていた。リバウンドしていた。と、失敗する方の多い方法となります。
1チャレンジ3日(もしくは4日)周期で進めるファスティングダイエット法です。主な特徴は、チャレンジ期間中に酵素ドリンクやミネラルの豊富なサプリを摂取することです。準備期・回復期の食事もオートミールなどの低カロリーなもので済ませます。体内の巡りや腸内環境を整えて痩せやすい身体へと導いてくれるのが特徴です。酵素ドリンクやオートミールの種類により”不味くて続けられない”といった口コミが上がりやすく、自分の味覚にあったものを見付けられるかがポイントの一つになります。
酵素系ファスティングと同様に、4日間のチャレンジ期間で進めます。酵素系ファスティングとの大きな違いは、期間中に「タンパク質」を摂取すること。単に固形物をとらない断食ではなく、活動に必要なタンパク質を摂りながら身体の代謝をあげていけるのが特徴です。
断食期に摂取する”特製ドリンク”が、プロテイン+甘酒+豆乳のため、大豆アレルギーを持つ方はチャレンジが出来ないのが難点のひとつとなります。
朝は軽めに朝食を摂り、お嬢様酵素は1回300mlの量を昼食時と、1回150mlの量を夕食時に飲みました。夕食は食べたり食べなかったりと様々でした。1日の中で昼食を減量期として1日周期で進め、約1ヶ月間試しました。
結果は体重は変わらず、酵素ドリンクが無くなったと同時に体重が増加しました。ただし、食欲は常に抑えられていたので無駄な間食がありませんでした。ファスティングダイエットは身体の体質改善のため、と聞いたことがあるので、もう少しちゃんと期間を設けてしっかりチャレンジしていたら減量に成功していたのではないかと思います。
16時間ファスティングに挑戦した時に、8時間はなにを食べても良いと指導を受けて、食べる量は8割程度に収めたものの、好きなものを食べていました。休みの日はどうしても昼過ぎまで寝てしまい、それまでの16時間と時間帯が崩れることもしばしばありました。
体重が減ることもなく、増えることもなく、体質の変化も感じなかったので2か月程度で辞めました。
あとからSNSを眺めていたら、8時間の間「好きなもの」をなんでも食べてOKはデマだったことが判明しました…。
4日間分のファスティングプログラムセットを購入してチャレンジしました。1日目の朝は○○、昼は○○、夜は○○といったように、すべてレトルトの食べ物や酵素ドリンク、さらに水までもがセットになっているので食事や水分補給で迷うことはありませんでした。4日間、セットに沿ってファスティングを続け、結果は-3.5kgという結果になり大満足です。
・・・が、挑戦時から半年経ったいまは体重が徐々に戻りはじめ、+2kgくらいリバウンドしています。
プロテイン=筋肉をつける飲み物と捉えて、飲んだらムキムキになってしまうと勘違いしている読者さまも多いのではないでしょうか。
そもそもプロテインとは、日本語に直すと「タンパク質」です。
タンパク質とは身体作りのための最重要栄養素であり、身体の組織をつくる材料となります。
ファスティングダイエットで失敗しがちなのが酵素ドリンクでの酵素断食。
酵素やホルモンはタンパク質から作られるため、ドリンクなどで体内の酵素やホルモンが増えることはありません。あくまでも、体内に生成された酵素やホルモンなどを維持するためのドリンクです。
酵素断食を始めると、摂取カロリーが減少しますので当然体重は減ります。ファスティングダイエットに限らず、ダイエットは自分の身についているものから落ちますので、まず最初に筋肉から減ります。これがリバウンドの原因となり、ファスティングダイエットで失敗してしまうのです。
筋肉の維持にはタンパク質が必要不可欠なので、低カロリーでもしっかりタンパク質をチャージできるプロテインを飲むことを、ファスティングダイエットにプラスするだけで成功率がグンとあがります。
一口にプロテインといっても色々な種類があります。
原料により動物性・植物性と分かれるため、その効果は様々です。主に動物性のプロテインは、効率よく筋肉をつけたいアスリート向けです。逆に植物性のプロテインは、腹持ちをよくさせる効果が高いため、ダイエットをする人に向いています。
それではファスティングの捕食としてプロテインを選ぶのであれば、どのような種類のプロテインが良いのでしょうか?
ファスティング中にプロテインを摂るなら、動物性タンパク質と植物性タンパク質を両方配合している「ハイブリッド型」のプロテインを選びましょう。
動物性タンパク質は体内への吸収効率が良いため、逆にお腹が空きやすくなってしまいます。ファスティングは”断食”ですから、空腹を感じやすくさせる動物性タンパク質のみのプロテインを選ぶのは避けましょう。
それならば植物性タンパク質で良いのではないか?と思われるかもしれませんが、植物性タンパク質は、ファスティングで欠乏するアミノ酸を補うことができません。そうなると、ファスティングにプロテインを追加する目的からずれていってしまいますので、ファスティング成功のためには動物性×植物性の両方配合されたものをお選びください。
各メーカーより、様々なブランドのプロテインが販売されていて、どれもが1杯200mlの水(または牛乳など)で割って飲用します。1杯に飲む量ではなく、注目してほしいのが1杯に含まれるタンパク質量です。
ファスティングをしているしていないに関わらず、成人の1日に摂取するタンパク質の推奨量は、男性で65g以上、女性で50g以上です。この量を食事から毎日摂るのは困難ですし、ファスティング中は断食をして余計な栄養素を体内に運ばない期間となるので、1杯20g以上のタンパク質が摂取できるものを選びましょう。
ファスティングダイエットにはプロテイン(動物性、植物性両方配合されたタンパク質)をプラスで飲むと成功率が上がることが分かりました。
HRプロテインは女性のダイエットのために開発されたグラスフェッドホエイ(動物性タンパク質)とピープロテイン(植物性タンパク質)をW配合したハイブリッド型プロテインです。
1杯で摂取できるタンパク質は21g以上で、まさにファスティングダイエットに合わせるのにぴったりなプロテインです。サロン専売商品のため、一般のプロテインより入手は大変ですが、その分価値も効果もしっかりと確証されています。
HRプロテインは「美味しくて、飽きなくて、痩せる」とInstagramでも話題沸騰中です。是非お近くのお取り扱いサロンよりご購入してください。
ファスティングとは断食ですから、食事の摂取量が減れば当然体重も減ります。ただし、昔から不摂生はかえって太ると言われているように、食事量を落としただけのダイエットは、落ちた筋肉が脂肪に変わるだけで、体重は落ちていても体脂肪率が上がってしまい、身体の健康的にも見た目的にも美しく痩せたとは言い難いです。
プロテインを適量飲みながら正しいファスティングダイエットを行えば、筋肉が維持されたまま体重が落ちるので体脂肪だけが減量されていきます。
ファスティングによって内臓を休めることにより、腸内環境が改善され血の巡りが良くなります。血の巡りが良くなるということは、純粋に基礎代謝がアップします。基礎代謝がアップしたことにより、なにもしなくても脂肪が燃焼し、痩せやすい体質へと身体が変化していきます。
肌トラブルの8割は腸内環境が悪いことが原因とされています。腸内に悪玉菌が増殖し、悪玉菌によって作り出された毒素が血液とともに全身を巡り、その毒素が毛穴から出ることでニキビや吹き出物などの肌荒れに繋がります。
ファスティングによって腸内環境が整い、毒素が正常に排出されれば、全身に毒素がまわることがなく美肌を維持できます。
腸内環境が整い便通が良くなれば、それまで張っていたお腹が楽になりますので不快感なくスッキリと身体が軽くなります。ファスティングのはじめのうちは、このお腹のスッキリ感と空腹を同時に感じてしまい、辛くなってしまう可能性があります。
空腹を感じたときには無理をせず、プロテインを摂取しながら腹持ちを整えていくことが成功への秘訣です。
ファスティングダイエットは体内リセットによる健康効果と、メンタル効果が期待されています。
ファスティングダイエットの本質とは、食べないことによる一時的なダイエットではありません。プチ断食やファスティングの本来の目的は、短時間、もしくは短期間、固形物を中心とした食事を取らないことで、消化器官を休息させ、機能を回復、改善させることにあります。
ファスティングダイエットは目覚ましいダイエット効果がない代わりに、あくまでも腸内環境や消化器官の機能が整うことを目的とします。その結果、正しい身体機能が戻って、ダイエット効果へとつながり、心も体も共にリフレッシュすることができます。
ファスティングダイエットの失敗の原因はタンパク質が枯渇することです。今使っているファスティングキットや、酵素ドリンクにプロテインを追加するだけでダイエットの成功率は2倍に上がります。是非みなさん本記事で紹介しているプロテインを参考にお試しください。