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妊娠中の肌荒れスキンケア

妊娠中は、体調管理にとても気を使いますよね。肌も同じで、丁寧にケアをしていても、これまでは大丈夫だった化粧品が急にダメになったり、少しの刺激で肌トラブルが起きてしまったり…。ちょっとのトラブルでも不安になりがちな時期なので、気分もナーバスになりがちです。

ここでは妊娠中に起こす肌荒れの原因からおすすめ対処法まで、少しでも悩みを軽くできる情報をお伝えしていきます。肌のことでストレスをためず、快適な妊娠生活を送ってくださいね。

■肌荒れの原因はホルモンバランス!その仕組みとは

女性の体調は、ホルモンバランスに大きく左右されます。月経前に体調が悪化するPMSも、このホルモンバランスの変化によるものです。女性の場合、ホルモンバランスというのはエストロゲンとプロゲステロンの二つの女性ホルモンが保つバランスのことを言います。

美肌を保つエストロゲン

エストロゲンは、女性らしい体つきを守るホルモンです。コラーゲンを増やして髪や肌のハリツヤを与える美容効果もあります。肌のバリア機能や保湿の役割を果たすセラミドは、エストロゲンにより保たれている側面もあり、まさに美肌のためのホルモンと言えますね。このホルモンと同様の働きをする大豆イソフラボンは、美容を気にする方は積極的に摂取しています。

妊娠を継続させるプロゲステロン

もう一方のプロゲステロンは、妊娠に関わるホルモンです。基礎体温を上げたり子宮内膜を柔らかく整えたりといった、妊娠し赤ちゃんをお腹で育てるためには欠かせない働きをします。

排卵を境に分泌が増えだし、月経を迎える前にエストロゲンより優位になります。このあたりから、ホルモンバランスの変化によるPMSの症状に悩まされる方が多くなるのです。

月経を迎える場合は、そのタイミングで分泌量が急降下しますが、妊娠した場合は妊娠週数が進むにつれてどんどんプロゲステロンの分泌量が増えていきます。その過程で体の水分保持や乳腺の発達させる働きをして、妊娠の継続や赤ちゃんを育てる準備をしていくのです。

肌に対しては、エストロゲンと同様にコラーゲンを増やしてハリのある肌に導いてくれる嬉しい働きもあります。ただ、その一方で皮脂分泌を盛んにし、シミや黒ずみのもとであるメラノサイトを活性化させるという、美容にとってはあまり嬉しくない作用も…

プロゲステロン優位な状態が肌荒れを招く

エストロゲンの美肌作用として、コラーゲンを増やしてツヤを与える、セラミドを保つことで保水力と肌バリア機能を上げるというものがあります。

生理のあと排卵日まで肌の調子が良いのは、プロゲステロンよりもエストロゲンが優位なためです。妊娠中はそれと逆のホルモンバランスとなるので、肌の調子が悪くなるのもうなずけますよね。

プロゲステロンが優位になることで、セラミド量が減少して乾燥気味になったり、バリア機能の低下で刺激に対して敏感になり、肌トラブルを起こしたりしやすくなります。これに伴いターンオーバーが乱れやすくなるので、角質が厚くゴワついた肌になる場合も。そこにプロゲステロンの作用である皮脂分泌の活発化が加わると、毛穴詰まりやニキビまで発生させてしまいます。

このようなことが、妊娠中の肌荒れの原因だったのです。

■スキンケアは保湿重視でシンプルに

妊娠中の肌は皮脂が出るけど乾燥しやすく、刺激にも弱くなりがちであることが分かりました。そのため、妊娠を機に肌荒れし始めたという方は、保湿重視で低刺激のシンプルなスキンケアを行う必要があります。

まずは肌トラブルのもとである余分な皮脂や汚れを落とすために、洗顔では優しくしっかり行います。洗顔のコツは密度と粘度が高い、タップリの泡で洗うこと。刺激を避けるために、低刺激や無添加と書かれたものを選ぶと良いでしょう。特に皮脂が多いと感じる場合は、クレイや酵素が配合された洗顔料がおすすめです。

その後のスキンケアには、シンプルに保湿重視のものを選びます。セラミド不足により肌トラブルが出ているので、ここではセラミド配合のスキンケアを使ってみましょう。人に肌と同じ型であるヒト型セラミドであれば、より保湿効果が期待できます。

刺激を避けるためには、美白やエイジングケアといった+αな効果のあるものはやめておきましょう。特に美白成分は、乾燥させやすく刺激があるものがあるので注意が必要です。とにかくシンプルに、丁寧に行うのがスキンケアのポイントです。

それでも肌荒れがひどくて改善しそうにない場合は、一度担当の医師に相談してみてくださいね。

妊娠中のNGケア

肌のゴワつきが気になる、皮脂汚れが気になるからといってピーリングやスクラブを過度に使うことは避けましょう。刺激に対して弱くなっているので、さらなる肌トラブルの原因となってしまいます。

また、プロゲステロンの作用によりシミや黒ずみ、くすみが以前より目立ってしまう場合があります。ホルモンバランスの影響なので、熱心に美白してもさほど効果はありません。出産後、ホルモンバランスが整ってきたら徐々に薄くなっていくので、ここは焦らず気にせずでいきましょう。

■毛深くなった?トラブルを起こさない処理方法

妊娠中に起きる現象として、毛深くなったというものがあります。これはメラニン色素が多くなり、毛の色の濃さが増したことで毛深くなったと感じられることが原因です。ムダ毛処理を行うこと自体が刺激になるので、気にならないのであれば放置が一番です。

どうしても処理したいという場合は、肌への負担が少ない電動シェーバーを使うようにしましょう。電動シェーバーは、毛の流れに沿って使用すると、最も肌への負担が軽くなります。

カミソリは肌表面を直接傷つけ、毛抜きは毛穴トラブルの危険性大です。また、ダメージが軽そうな家庭用の光脱毛器は、熱がこもってかゆみを引き起こす可能性があります。とにかく肌に刺激を与えないことを最優先にしましょう!

■まとめ

妊娠中に肌荒れしやすい原因と、それに応じたおすすめのスキンケア方法をご紹介してきました。ホルモンバランスの変化はどうにもならないので、これ以上肌荒れを悪化させないためには、以下のことを心がけてください。

  • 刺激を与えない
  • 丁寧な洗顔で肌の清潔を保つ
  • 保湿重視でセラミドを取り入れる

妊娠中は、心身ともに不安定になりがちです。スキンケア以外にも、リラックスできる時間を作りストレスを減らすことが、肌荒れ改善につながる場合もあります。妊娠から出産後まで、劇的に変化するホルモンバランスとうまく付き合うためにも、まずはシンプルなスキンケアで肌をしっかり守っていきましょう。

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