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疲れは肌にも出る?疲労肌にならないためにしたいこととは

同じスキンケアを続けているのに、身体や心に疲れを感じると、なぜかお肌にも疲れが出てしまうことがあります。このような疲労肌は自分自身の状態によって起こることもありますが、外部の刺激によって起こることもあります。しかし、疲労肌に備えて普段からスキンケアで対策をしておけば、予防や改善は行えるのです。

■疲労肌とは?起こりやすいのはこんなトラブル

疲労肌とは、身体や心の疲れがそのままお肌に反映されて起こる肌トラブル、あるいは、季節によってお肌が受けるストレスが原因となって起こる肌トラブルをいいます。
それではまず、疲労肌で起こりやすいトラブルや、その原因から見ていきましょう。

身体的・精神的疲労で起こりやすい疲労肌

身体と心は常に連動していますので、身体的疲労でストレスを受けると心もストレスを受けやすくなり、心がストレスを受けると身体的な機能が鈍るなどのトラブルが起こりやすくなります。

ターンオーバーの遅れによるくすみやクマ

肉体疲労や精神疲労が積み重なると、それによって受けたストレスが徐々に膨らんで血行不良が起こりやすくなります。
そしてその結果、ターンオーバーによるくすみやクマが目立ってくることがあるのです。
また、肉体的・精神的なストレスが長期に及ぶと、自律神経にも悪影響を及ぼして皮脂分泌量が増加し、吹き出物ができやすくなることもあります。

便秘による吹き出物

自律神経と腸は密接な関係にあり、自律神経のバランスが乱れると腸の働きが鈍り、便秘が起こりやすくなります。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、排泄の際のぜんどう運動は副交感神経が担っています。
つまり、ストレスによって交感神経の働きが活性化し、副交感神経の働きが不活性化した場合では便秘が起こりやすくなり、腸内の毒素が吹き出物として現れることがあるということです。

季節・外部の刺激で起こりやすい疲労肌

疲労肌は季節によって起こることもあり、その原因として挙げられるのは以下の3点です。

紫外線による悪影響

紫外線A波は真皮層にまで入り込む性質があります。
そして、普段から紫外線対策をせずに紫外線A波に当たり続けていると、皮下の活性酸素量が増えてインナードライによる小じわができやすくなります。
また、紫外線B波は3月~9月に放射量が増え、真皮層にまで入り込むことはありませんが、一気に当たってしまうと日焼けや乾燥肌、シミの原因になります。
つまり、紫外線は肌ストレスの原因になり、疲労肌を生み出す引き金になるということですね。

花粉による肌荒れ

春はスギやヒノキ、秋はヨモギやブタクサなどの花粉が飛散しやすくなり、これらに対して過敏に反応する体質の方は、肌荒れやかゆみなどの症状が起こりやすくなります。

メイク残りによる肌荒れ

クレンジングや洗顔が不十分で、メイクの成分がお肌に残ったままの状態で寝てしまうと、寝ている間にメイク成分が酸化して、常在菌が必要以上に増えます。
そして、それを餌とするニキビの原因菌が増殖し、ニキビができやすくなるのです。
反対に、神経質に洗顔をしすぎてしまうと、今度はお肌がバリア機能を失うことになって極端な乾燥肌や敏感肌のリスクが高まりますので、過剰な洗顔は避けなくてはなりません。

■疲労肌にならないためにしておきたいこと

疲労肌にならないためには、まず以下の点に注意を払う必要があります。

肉体的・精神的なストレスを減らす

ストレスの原因には、物理的な肉体疲労や人為的精神疲労などがあり、人によって原因が異なります。
つまり、状況に合わせたストレス解消法が必要になるということですが、対策をすれば、多かれ少なかれストレスを軽減させることが可能なのです。
まず、ストレスの原因となっている状況や人の存在があるなら、可能な限りそれらから遠ざかる工夫を行ってみてください。
それが人だった場合では、第三者に間を交えて話し合いをする、状況なら、その状況を変える方法について考えてみましょう。
自分一人では無理だと感じるなら、信頼のおける人物に相談するという方法でも良いでしょう。
そして最も大切なことは、自分を今以上に大切にするということです。
たとえば、リラックスできる音楽を聴く、映画を観る、エステやヘッドスパに行くなど、普段落ち着いてできないようなことをやってみると思いのほかリラックスできて、ストレスの軽減に役立ちますよ。

紫外線や花粉対策は万全に

紫外線は常にあなたに向けて放射されていますので、季節を問わず対策をしておきましょう。
その際には、顔だけでなく、手の甲や首、デコルテライン、首にも必ず行ってください。
特に手の甲や首は肌年齢が出やすい部分ですので、外出の際には日焼け止めなどでしっかり対策しておいてくださいね。

メイクはきちんと落とそう

疲れていると、つい適当にメイクを落とし、そのままにしてしまうことがあるでしょう。
しかし、それを続けていると疲労肌からはいつまでたっても解放されませんので、メイクの残りは必ずきちんと落としてから休んでください。
時間的な余裕がないなら、素早くメイクを浮かせて落とせるホットクレンジングがおすすめです。

■栄養素をしっかり摂ることも大切

疲労肌を早く回復させたいなら、食品から栄養素をしっかり摂ることも大切です。
特にタンパク質やビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ミネラルは肌細胞の活性化に役立ちますので、なるべく意識して摂ってみましょう。
タンパク質は肉類、魚類、大豆製品、ビタミンB群はウナギやレバ―、ビタミンCは野菜や果実、ビタミンEはナッツ類、ミネラルは海藻類、牡蠣、小魚などに多く含まれています。
これらは比較的摂りやすいはずですので、なるべく多くの栄養素を毎日摂ることを心がけてくださいね。

■まとめ

なんとなくお肌の調子がおかしいと感じたなら、身体や心にストレスを溜めこんでいないか、今一度考えてみましょう。
身体の問題はもちろんのこと、心の問題もお肌に影響を及ぼしやすく、それらに対する対策をしないで過ごしていると、疲労肌がますます悪化する可能性が広がります。
100%のストレス解消は難しいとしても、ちょっとした工夫をすれば、ストレスを軽減させることはできるのです。
疲労肌でお困りなら、今日からできる対策を始めて、コンディションが整ったお肌を目指しましょう。

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