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きちんと知っておきたい「女性ホルモン」

大豆製品は女性ホルモンにいいらしいから食べる、ホルモンバランスが乱れているから肌荒れするらしい…。カンペキな知識はないけど、女性の美容と健康には女性ホルモンの存在が大事、というのはなんとなく知っていますよね。

女性ホルモンは、バランスを崩しやすく年齢とともに減っていきます。また、大豆製品も人によっては効果絶大な人とそうでない人がいるのだとか。知れば知るほど奥深い女性ホルモンについて、この機会に正しい知識を身に着けましょう!そこには、さらに健康で美しくなれるヒントが隠されていますよ。

■まずは基本を押さえよう!女性ホルモンの役割

人間の体には、さまざまな役割を果たすホルモンが分泌されていますが、女性ホルモンの本来の役割は「妊娠・出産に備えるための体をつくること」です。女性ホルモンには「プロゲステロン」と「エストロゲン」の2種類あります。

この二つがバランスを取り合うことで、毎月月経が訪れたり妊娠した場合はそれを継続したりと、女性にとっては大変大事な働きをしているのです。また、妊娠や出産に関わること以外にも、それぞれのホルモンは以下のような作用があるとされています。

プロゲステロンの作用

  • 体温を上げる
  • 食欲増進
  • 体に水分を溜める
  • 皮脂の分泌量を増やす
  • メラニンの生成を活発にする

プロゲステロンは、妊娠を継続させることが主な役割です。そのため排卵日を迎えると分泌量が急上昇し、生理は迎えるころにその量は急降下します。基礎体温を測ると、生理開始日に体温ガクンと下がるので分かりやすいですね。

ただし、このホルモンが優位になることは、美容にとってはあまりよくない影響もあります。一つは水分を溜め込むことが原因で、むくみや便秘といった症状が出やすくなること。また、皮脂分泌が盛んになることで吹き出物が出やすくなったり、シミを作りやすくなったりするという面もあります。

便秘は肌荒れの原因にもなるので、過剰な皮脂の分泌とも合わさって月経前後は肌荒れしやすくなるのです。

エストロゲンの作用

  • コラーゲンの産生を促し、肌の水分量を増やす。
  • バストを大きくしたり、柔らかな皮下脂肪を付けたりして女性らしいボディラインを作る
  • 内臓脂肪を分解しやすくする
  • 自律神経を整える
  • 骨の代謝バランスを保ち、丈夫にする
  • 血管をしなやかに保ち、動脈硬化を予防する

このように、エストロゲンは女性の美と健康に非常に多く関わっていることが分かります。月経終了後の約1週間はエストロゲンの分泌量が増えていく時期で、心身ともに調子が良く肌ツヤも良いです。

排卵日を迎えると徐々に分泌量は減り、月経が始まるとその量は最低ラインで停滞します。このため、生理前からさまざまな体の不調が出るPMSなどの症状が出るのです。

■ホルモンバランスが乱れる原因

ホルモンバランスは、些細なことでも簡単に乱れてしまうデリケートなものでもあります。ホルモンバランスが乱れていると、心身ともに不安定であったり、肌荒れが慢性化してしまったりと女性の悩みをさらに大きなものにしてしまいます。

ホルモンバランスを乱す原因として挙げられるのは、ストレスや加齢、乱れた生活習慣です。特にストレスは目に見えないもので、避けることは難しいですよね。脳はストレスから体を守るために、副腎皮質ホルモンの分泌を増やしますが、この原料は女性ホルモンと同じなんです。

ストレスが多い状態だとそちらの処理にばかりホルモンを使ってしまい、女性ホルモンの分泌量が減ってバランスが乱れてしまいます。ちょっとした息抜きやストレス発散は、美容と健康のためにはとても大事なことだったんです!

また、避けて通れないのが加齢です。思春期に急上昇したエストロゲン分泌量は、20代をピークに徐々に分泌量が落ち着いていきます。更年期と言われる時期に差し掛かると、その分泌量は急降下し、ホルモンバランスはとても乱れやすくなります。心身ともさまざまな不調が出る更年期障害は、このホルモンバランスの大きな変化が原因です。

■女性ホルモンは増やせる?補う?

女性ホルモンの分泌量低下が、ホルモンバランスを乱れさせることが分かりました。この女性ホルモン、年齢による分泌量の低下は避けられず、減らさないための環境を整えること、補うことが主な対処法となります。

特に取り入れやすいのが、後者の補う方法。とはいっても、女性ホルモンそのものを補うのは、レディースクリニック等での診療となります。手軽なのは、大豆イソフラボンを摂取する方法です。

大豆イソフラボンはエストロゲンと同様の働きをする成分で、ホルモンを増やすわけではありませんが、不足分を補うことが期待できます。ちなみに、たくさん摂るほど良いというものではなく、摂りすぎもまたホルモンバランスを乱して悪影響となってしまうので、過剰摂取にならないよう注意しましょう。

政府の食品安全委員会では、大豆イソフラボンの安全な摂取上限が1日あたり70~75㎎、サプリやトクホ食品で摂取するのは30㎎が安全な上限としています。代表的な大豆製品でに含まれるイソフラボン量は以下の通りです。

  • 納豆1パック(45g)…約35㎎
  • 豆腐1丁(300g)…約80㎎
  • きな粉(大さじ1杯=6g)…約10㎎

大豆製品を多く摂っている自覚のある人は、サプリ等でさらに摂取量を増やす必要はありません。適切な量を守ることで、大豆イソフラボンの効果は最大限に発揮されるのです。ただし、その効果に個人差があることが判明し、その原因が腸内環境にあることが分かってきました。

大豆イソフラボンだけでは力不足?エクオールとは

大豆イソフラボンは腸で体に吸収される時、と腸内細菌によって「エクオール」という成分に変換されます。このエクオールこそが、エストロゲンと同様の働きをしてくれるというのです。

エクオールを産生する腸内細菌を「エクオール産生菌」といい、これが働いている日本人は二人に一人以下しかいません。つまり、この菌を持っていないと大豆イソフラボンの効果は実感できないということになります。エクオールを作れる体質かどうかは、検査キットで知ることができるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。もし産生菌を持っていなくても、サプリメントでエクオールを摂取することが可能です。

■まとめ

女性ホルモンは美容にも大きく関わっており、特にエストロゲンは美肌のためには欠かせない成分ということが分かりました。ホルモンバランスは簡単に乱れやすく、特に現代ではストレスの影響が多大です。一方で、減ってきた女性ホルモンを補う方法としては、最近ではエクオールという成分が注目を集めています。

適度にストレスを発散しつつ、サプリを利用したり大豆製品を積極的に取り入れたりして、うまく女性ホルモンと付き合っていきましょう。

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