皆さん、ファスティングはしたことありますか?
ファスティングとは「断食」のことです。ファスティングは我慢しないといけない、つらそうと感じる事も多いかと思いますが、きちんとした方法で行うと快適にファスティングを行うことが出来ます。
ダイエット目的にされるという方も多いですが、ファスティングは元々、健康のために始められた食事療法です。
ただし、間違った方法や、正しい取り入れ方をしないと、逆に太りやすくなったり、健康な生活を阻害してしまいます。
きちんとしたやり方でファスティングをすると、健康にも美容にもとても良い効果が得られます。
ファスティングの始め方と取り入れ方をご紹介します。
ファスティングの本来の目的は、固形物を摂らず、必要な栄養素だけを取り入れることで、内臓を休ませることです。他の臓器にエネルギーを使う事ができ、内臓機能の働きを高める事が目的で行われていました。他にも沢山の体に良い作用があるので、ご紹介していきます。
ファスティングは身体の潜在機能を高めてくれるので、様々な向上効果を与えてくれます。スポーツ選手やアーティスト、女優さんなど、幅広い年代や職業の方も取り入れていて、身体が軽くなったり、集中力も高めてくれるなど、嬉しい効果が沢山あります。
ファスティングのやり方をしっかりと知っておくことで、失敗する事なくファスティングが行えます。
ファスティングでおすすめなのは、酵素ドリンクでのファスティング方法です。
自分でスムージーにして取り入れる方法もありますが、酵素ドリンクと違って、家庭で作ろうとすると野菜や果物を液体状にする為にミキサーを使います。ミキサーの刃先の回転による熱で酵素成分が壊れてしまい、本来の効果が発揮できません。
きちんとした製法で作られている酵素ドリンクは、低温で抽出しているので酵素成分が壊れることなく取り出されます。また、樽の中で何年も熟成する製法なので、しっかりと発酵されていて、酵母菌が含まれているのでより良い効果を発揮します。
ファスティングを行う際は、正しい方法で作られている酵素ドリンクを取り入れましょう。
今回は酵素ドリンクファスティングの方法をご紹介します。
□酵素を取り入れることを身体に慣れさせましょう
ファスティングには、【準備期→ファスティング期→復食期】の3つの段階があります。
準備期間は通常3日ですが、酵素に慣れていない方が急に酵素ファスティングをすると、好転反応で頭痛や吐き気などの症状が出てしまう事もあります。
毎日酵素を摂る習慣のない方は、最低1~2週間前から酵素ドリンクを毎日飲み、体を慣れさせてあげましょう。原液の酵素ドリンクであれば、2週間前から朝と夜に20mlずつ摂り入れ、1週間前から30mlに増やしましょう。身体が酵素を取り入れることに慣れてきたら、2週間後にファスティングを始めてみましょう。
準備期は、添加物や加工食品を摂らないようにします。
準備期に良い食事は「和食」です。脂質、高タンパク質な食材は避け、腹八分の量の食事を心掛けましょう。
ファスティング準備期に摂り入れる食材は「こ・と・ま・ご・は・や・さ・し・い」の食材です。
こ・・・穀物類 →玄米・はとむぎ・そば、など
と・・・唐辛子、コショウなど香辛料
ま・・・豆類 →大豆、納豆、味噌、豆腐など
ご・・・ゴマ、亜麻仁油、くるみ などの種子類
わ・・・ワカメ、もずく、昆布 などの海藻類
や・・・野菜、果物類
さ・・・魚 →青魚など
し・・・しいたけ などのきのこ類
い・・・いも →サツマイモなどのイモ類
酵素学では、朝4時~12時までの間は排泄の時間と言われ、朝食は摂らず、酵素と沢山の水分を摂って身体の毒素や便を排泄するように促します。
昼と夜は和食を取り入れ、よく噛んでゆっくりと食べることを意識して、胃腸を驚かせないようにしましょう。
夕食は出来るだけ20時までに済ませ、就寝の際に内臓に食べ物が残っていない状態にしましょう。
特にファスティング期に入る前日は早めに夕食を済ませて内臓を休ませましょう。
ファスティング期は、酵素ドリンクと水だけで過ごす期間の事を言います。
ファスティング期の長さは半日~3日間です。4日以降のファスティングは健康にも美容にもおすすめしません。最高で3日間までのファスティングをしましょう。
・酵素ドリンクは1日500mlが理想
ファスティング期の酵素の摂取量が少ないと、必要な栄養素が足りなくなってしまうので、空腹感や体調不良を引き起こしてしまいます。こまめに回数を分けて酵素を取り入れ、空腹を感じる前に身体に取り入れると、空腹感もなく快適にファスティング期を過ごすことが出来ます。
・水は1日2L以上取りましょう
ファスティング期は、1日最低でも2L飲むようにしましょう。
水は常温でこまめに時間を区切って飲むのが理想的です。ミネラルウオーターなどの不純物の入っていない水が最適です。
特に朝~昼までの間の「排泄の時間」と呼ばれる時間帯に、沢山の水分を飲むことをおすすめします。
水分の取り入れ方は酵素ドリンクを水で割って飲む方法でも水だけに分けて飲む方法でもどちらでも大丈夫です。
・アルコール&ジュース&清涼飲料水の摂取は禁物です
ファスティングの目的は、ダイエットだけではなく、内臓を休ませて体の中にある老廃物の排泄や腸内環境を整える事も含まれています。固形物を摂らないから良いというわけではなく、ファスティング期に取り入れる水分の内容にも気を付けなければいけません。
本格的なファスティングをする場合は、水と酵素のみを取り入れて、アルコールやジュースなどの水分を飲まないようにしましょう。
・早めの就寝を心掛けましょう
睡眠の質は、ファスティングの効果に大きく作用します。睡眠中は新陳代謝が活発になり、内臓の回復にも繋がります。7~8時間睡眠を確保するようにしましょう。また、質の良い睡眠を取るために、入浴や半身浴などで身体の芯から温めリラックスさせ、入浴後は軽いストレッチなどをして、自然に睡眠に入れるようにしましょう。
ファスティングで最も大切で気を付けなければならないのは「復食期」です。
この復食期のやり方を間違ってしまうと、リバウンドや体調不良に繋がってしまいます。
頑張ってファスティング期を乗り越えても、復食期のやり方によって失敗に終わってしまいます。
最も大切な復食期。正しいやり方でファスティングを成功させましょう。
復食期1日目は重湯を食べましょう。
ファスティング期は胃腸を休ませている状態なので、急に普段の食事に戻してしまうと、胃腸が驚いてしまい、体調不良につながってしまいます。これは、リバウンドにもつながり、ファスティングを始める前より体重が増えてしまった!という事にもなりかねません。
復食期は最低でも3日間以上行うことが重要です。
ファスティング期を明けて、最初の食事は「重湯」がおすすめです。
朝は、酵素をとり、昼食以降からは重湯や具なしの味噌汁などをゆっくりと食べ、徐々に胃腸を動かしていきましょう。
2日目はお粥や具なしの味噌汁をよく噛んで食べ、3日目は、準備期でも取り入れた和食を心掛け、野菜やキノコ類、豆類なども加えたおかずとお粥を摂りましょう。
ダイエットとして成功させたい方は、この復食期次第で成功率が変わります。
ファスティング期に、体型や体重が変わらなくても、復食期を始めると効果を発揮する方もいます。体質にもよりますが、復食期に気を付けて凄すことで、ダイエット効果や便秘改善、肌荒れ改善など、美容にも嬉しい効果につながります。
ファスティングを終えて1週間は、過食や加工品の摂取、外食やアルコールは控えるとよりファスティングの効果を発揮します。
ファスティングでは、痩せなかった、体重が減らなかった、という方もいます。
しかし、ファスティングは体重が減らなかったからと言って、全く変わってない訳ではありません。内臓の回復、身体のデトックス効果、免疫力や基礎代謝の向上など、今後のダイエット効果につながる事が沢山あります。
また、ファスティングは続ける事で効果を発揮します。「ファスティングは身体への栄養剤」の効果があると言っても過言ではありません。1カ月に1回、2か月に1回など、自分のペースで続けられる範囲で行う事で、美容にも健康にも良い効果をもたらせてあげましょう。