あなたは普段「菌活」をしていますか?
菌活とは体に良い働きをする菌を積極的に取り入れる事です。
便秘やむくみ、肌荒れ等の不調は、実は菌活が出来ていない証拠かもしれません。
悪い菌が増えると、免疫力が低下して病気やウイルスにかかりやすくなったり、身体に毒素がたまりやすくなって不調が現れたりと、全身に影響を与えてしまいます。
良い菌を取り込む「菌活」をしてカラダ改革をしていきましょう。
菌活をすると身体にどんな効果があるのか知っていますか?
菌活をする事で、身体に沢山の効果を出してくれます。まずはどんな効果があるのかご紹介します。
このように、菌活には様々な効果があり、健康や美容に欠かせないものです。
意識的に菌活をする事で、元気な身体で綺麗を維持出来るようになります。
現在、身体が不調な方や、気になる身体や肌の悩みがある方は、菌活を始めてみることをおすすめします。
菌活に欠かせない、取り入れていきたい菌は6つあります。
「菌類」「乳酸菌」「納豆菌」「麹菌」「酢酸菌」「酵母菌」です。
バランスよく全体的に摂り入れることで、身体を中から変えていくことが出来ます。それぞれの菌の働きをご紹介します。
菌類は、きのこ類全般になります。
きのこ自体が良い菌そのものという優秀な食材です。
食物繊維が多く、腸内環境を整える作用があります。
また、食物繊維には、菌を元気にするための「菌のエサ」にもなります。腸内の菌のエサになる食物繊維を一緒に体内に取り入れると、より菌が活発に働き、相乗効果を引き出してくれます。
特に、発酵食品との相性は抜群で、「味噌」「チーズ」「納豆」「キムチ」などの発酵食品と組み合わせることで、味の相性も良く、さらに栄養価がアップします。
きのこ類には、アンチエイジングに効果的な抗酸化成分も含まれています。低カロリーなのに、ビタミンB群も豊富で栄養素も高いので毎日取り入れたい食材です。
■菌類の含まれる食材
ぶなしめじ、まいたけ、エリンギ、しいたけ、エノキダケなど
また、しいたけには、紫外線を浴びるとビタミンDに変化する「エルゴステロール」という成分が含まれています。食べる前に日光に当てるとビタミンDが倍増するので、食材を調理する前に取り入れてみましょう。
オルニチンが含まれている事で有名なのはシジミですが、ぶなしめじには、しみじの5~7倍含まれています。アルコールの分解を助ける働きがあるので、二日酔いの時や、お酒の席で食べるのもおすすめです。
日本人の約4分の1が「便秘」に悩んでいるといわれています。便秘やストレスなどで、腸の調子が悪くなると、腸にたまった有害物質や毒素が血管を通して体内に流れ、肌荒れや疲労感、より便秘が悪化したりと、様々な不調が表れてしまいます。
乳酸菌を積極的に摂ることで、腸内細菌のバランスを正常化したり、免疫力を向上させる効果が期待できます。
■乳酸菌の含まれる食材
チーズ、ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ、日本酒など
腸内細菌は、良い働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌に分類されます。悪玉菌が増えると腸の働きが鈍くなると同時に、悪玉菌によって住みやすい環境に変わり、悪玉菌が増殖してしまいます。また、血中のコレステロールにも、「善玉コレステロール」と「悪玉菌コレステロール」があり、悪玉コレステロールが増えすぎると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの病気を誘発する可能性があります。
乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やしてくれて、悪玉菌の増殖を防ぐ効果や、血中のコレステロール濃度を下げてくれる効果があります。
また、免疫の防御システムを高めてくれる効果があり、体内に侵入しようとする細菌やウイルスを攻撃して、身体を正常に保ってくれます。
納豆に含まれる納豆菌。ヘルシーな食材としてダイエットにも活躍していますが、ヘルシーなだけではなく健康にも優秀な菌です。
■納豆菌の含まれる食材
納豆
納豆菌は胃酸に負けえることなく、生きたまま腸内にたどり着き、元々いる善玉菌を活性化させ、悪玉菌を抑制して腸内環境を改善してくれます。
また、「ナットウキナーゼ」というたんぱく質分解酵素を生成し、血栓を溶かして、血液をサラサラにする働きがあります。
そして、納豆菌を摂ると、骨を丈夫にする「ビタミンK」が腸内で産生されるといわれていて、身体の骨を強化し、骨粗しょう症の予防をしてくれます。
最近人気の高まっている麹菌。食事に摂り入れたり、美容に取り入れたりと積極的に取り入れている方も多いのではないでしょうか。麹菌が作り出す酵素には、でんぷんやたんぱく質を分解する働きがあり、消化吸収を助けてくれます。
■麹菌が含まれる食品
甘酒、日本酒、焼酎、塩麹、味噌、醤油、お酢、漬け物など
酵素によって生み出されるオリゴ糖をエサに腸内の善玉菌が活性化し、腸内環境が良くなります。さらに麹菌は豊富なビタミンやミネラルなどの栄養素を作り、疲労回復や美容促進にもつながります。
酢酸菌とは、アルコールを酢酸に変える細菌の総称で、お酢を作るのに欠かせない存在です、
酢酸菌が出す「酢酸」は、脂肪の合成を抑制し、分解を促進するといわれています。
■酢酸菌が含まれる食品
梅、ぶどう、柿、リンゴの皮、はちみつ、米酢、穀物酢、黒酢、バルサミコ酢など
酢酸菌はアルコールから酢酸を生成することによって、pHを低下させ、微生物を近寄らせない環境つくり、防腐や静菌・殺菌の働きをします。お寿司や生もの、ピクルスなどにお酢を使うのはこの為です。
酢酸菌は、腸内にある免疫スイッチを刺激して活性化させ、花粉症やアレルギー症状を抑える働きがあるといわれています。
また、脂肪の合成を抑制する為、ダイエット効果も期待できます。
酵母とは、アルコール発酵を行うので、古くからお酒の醸造に使われてきました。また、パン作りにも酵母(イースト菌)は欠かせません。さらに、発酵過程で香り成分を生み出すのも酵母の働きによるものです。
■酵母菌が含まれる食品
ワイン、ビール、日本酒、パンなど
余分な糖質を体内で分解したり、腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を整える作用があります。
食べ物に含まれる糖を、アルコールと炭酸ガスに分解する酵母の働きにより、糖が体内に吸収されるのを抑制します。
また食物繊維が多く含まれている為、腸の働きを活発にして消化を手助けしてくれます。腸内の免疫機能に作用して免疫力向上にもつながります。
しかし、お酒の摂りすぎは健康を害してしまう為、気を付けるようにしましょう。
摂取した菌は、体内に居続ける事が出来ず、消化され体外に排出されてしまう為、良い成分を体に取り込み続けるには、毎日継続して良い菌を摂ることがとても大切です。
6つの菌を毎日バランスよく摂り、様々な菌類の食材を組み合わせることで、より相乗効果が期待できますので、様々な食材を組み合わせて楽しみながら菌活を行いましょう。
日頃の菌活で身体の中から綺麗にして、美容にも健康にも良い菌活生活でカラダ改革を行いましょう。