顔のスキンケアはしっかり行っていても、ネックケアに関してはあまり意識していない方が多いのではないでしょうか。しかし、ネックケアを行うだけで女性としてのワンランクアップを狙えるのです。こちらの記事では、ネックの悩みや原因、ネックケアのメリット、ワンランクアップを目指すためのネックケア方法についてご紹介しています。
ネックは頭を支える大切な役割を担っている部位ですが、そのケアとなると、意外と怠っている方が多いという現状があります。
しかし、よくよく確認してみると、ネックに関するトラブルを抱えている方が多いことがわかります。
それではまず、みんなが抱えているネックの悩みや、その原因についてご紹介していきましょう。
いかがでしょうか。
この中に、あなたに当てはまる悩みがありませんでしたか?
それでは、これらのトラブルが起こる原因がどのようなところにあるのか見ていきましょう。
顔よりもネックのべたつきが気になるという方は多いのではないでしょうか。
そして、それは単なる気のせいではなく、ある理由によるものなのです。
実は、ネックは顔よりも感染の数が多いため汗をかきやすく、汗と皮脂が混じることで顔よりもべたつきを感じやすいといわれています。
そして、汗をしっかり拭きとらないまま化粧品でケアをすると、よけいにべたつきを感じる可能性が高くなるのです。
一方、汗をかいたり化粧品をつけたりしてもべたつきをほとんど感じない方もいますが、それは汗の質に秘密が隠されている可能性があります。
汗の質については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
春夏ではあまり感じることがないかもしれませんが、ネックの皮膚は薄く、秋冬になると乾燥しやすい部位だといわれています。
そして、その予防に役立つのが乳液やクリーム、オイルなどですが、それらの種類が肌質に合っていないと馴染みが悪く、べたつきを感じやすくなります。
ネックは顔の輪郭の影によって、顔よりも暗い色に見えることがありますが、あごを上向きにして確認してみると、顔よりも肌色がくすんでいることがあるのです。
では、それはどのような理由によるものなのでしょうか。
寒暖差やスポーツ後、緊張時などに顔が赤くなることはないでしょうか?
これはほとんどの方が経験している現象ですが、それは、顔には毛細血管が多く、身体の内外の刺激や精神状態などで血流が変わると、表面から透けて見えやすくなるからです。
一方、寒暖差やスポーツ後、緊張時でもネックが赤くなることはほぼありませんが、それは、ネックにある毛細血管の数が顔よりも少ないことを意味しているのです。
つまり、顔よりも血色が悪く、くすんで見えることがあるのがネックだということですね。
紫外線対策をする際、顔や手指、腕などと同様に、ネックもしっかりと対策していますか?
「帽子をかぶれば大丈夫」あるいは「襟がある服だから大丈夫」といった安心感から、ネックの紫外線対策をしていない場合、紫外線の影響を受けてネックが日焼けし、それによってくすみのような状態が起こることがあります。
この場合では、くすみだけでなくシミの原因になることもありますので、季節を問わず気を抜かず、しっかりと紫外線対策をすることが大切です。
美意識が高いほど注意しなければならないのが、過剰なネックケアを行ったことで起こるくすみです。
このように過剰なケアをしてしまう方は、すでにご自身のネックのトラブルに気付いているからこそ「何とかしなくては!」という思いに駆られていることでしょう。
しかし、その思いが高じてしまうと、我流のマッサージなどで、よけいにネックのトラブルを広げとしまう可能性が否めないのです。
ネックの悩みの中でも最もよく聞かれるのが、いつの間にかくっきりと刻まれてしまったシワの問題です。
顔もネックも、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった皮下に存在している美容成分によってうるおいやハリが保たれています。
そのため、年齢によってそれらが減少すれば、それだけネックにはシワができやすくなるのです。
しかし、ネックのシワは以下の原因で目立ってくることもあるのです。
たとえば、お風呂上りや洗顔直後の顔を確認してみて「いつもよりシワが目立たない」と感じることはないでしょうか。
これは、お肌に水分が残っていることで小ジワが目立たない状態になっていることを意味します。
そして、そのまま化粧品でケアをせずに時間が経過すると、うっすらとした小ジワが目立ってきますが、これはお肌が乾燥することで起こるのです。
ものを拾おうとして前にかがんだとき、スマホの画面を見るために前傾姿勢になったときなど、顔や頭が重い、ネックや肩が凝るということがありますよね?
このような前傾姿勢になったときには重心が前方に傾くため、どうしても顔や頭が重いと感じます。
また、前傾姿勢になっている時間が長いほど、ネックや肩が凝りますが、それは、細いネックに無理なテンションがかかり、ネックの負担が大きくなることで起こります。
それだけではなく、前傾姿勢でネックにシワができると、いつの間にかそのシワが定着して深くなってしまうこともあるのです。
テレワークが増えている現在では、前傾姿勢でパソコンに向かうことで肩こりなどに悩まされるという話をよく耳にします。
そしてこのような姿勢を長時間続けていると、いつの間にかできていたネックのシワでも驚く可能性が高くなりますので、パソコン作業中の姿勢にも十分に注意してくださいね。
早い方では30代前半から、遅い方でも40代で感じることが多いのが、ネックのざらつきやポツポツとしたできもののような感覚です。
このような状態は年齢によって起こることがほとんどだと考えられていますが、それ以外の部分に原因があることも珍しくありません。
スキンタッグとは、年齢によってネックにできる良性の腫瘍で、一般的にはネックにできた”イボ”として扱われ、そのまま放置していても特に問題はありません。
スキンタッグの特徴は、ホクロのように茶色や黒色に変色せず、もともとの肌色と同様の色であるということです。
また、サイズが小さいイボはアクロコルドンと呼ばれており目立ちませんが、放置しているとどんどんサイズが大きくなる可能性がありますので、見つけ次第ケアを開始する必要があるでしょう。
汗をかきやすい季節や、スポーツ直後からざらつきやポツポツができて、それに加えてかゆみが起こるなら、あせもによる皮膚の炎症である可能性があります。
この場合ではイボではありませんので、ポツポツができたていたとしてもサイズが大きくなることはありません。
しかし、その状態を放置していると、炎症の範囲が広がってネック全体の肌ダメージにつながることがあるのです。
あせもが原因の炎症は化粧品などではケアできませんので、皮膚科を受診して軟膏などを処方してもらうようにしましょう。
シワだけでなく、たるみも気になるようなら、シワの原因に加えて、別の要因があると考えられます。
たとえば、急に痩せた、もしくは急に太ったといった場合でもネックのたるみが目立つことがありますが、これに該当しない場合では、以下の原因でたるみが起こっている可能性があるでしょう。
ネックも顔と同様に、筋力が低下するとたるみが起こりやすくなります。
上記でご紹介した原因とやや被りますが、背筋をまっすぐに伸ばした状態よりも前傾姿勢のほうが楽だと感じる場合では、ネックの筋力低下が起こっている可能性があります。
すると、前傾姿勢が癖になってシワが目立つようになり、その延長線上にあるのがたるみなのです。
シワだけでなくたるみが起こると、それだけで実年齢よりも老けた印象になることがありますので、なるべく早めに対策を開始しておく必要があるでしょう。
あなたは、ご自身に合った高さの枕を使用していますか?
現在使用している枕で息苦しさを感じれば、その枕の高さは低く、あごを引くような状態になるなら高すぎると判断できます。
特に高すぎる枕を使い続けると、あごを引きネックにシワが寄った状態で寝ることになり、これがシワやたるみを定着させる原因になります。
そうならないためには、現在使用中の枕の高さを見直して、ご自身の身体に合ったタイプの枕に切り替えることをおすすめします。
ネックケアをしたほうが良いことはわかっても、いざ実践すると面倒だと感じるかもしれません。
それではここで、ネックケアすることのメリットについて考えてみることにしましょう。
メリットの部分が理解できれば、「今日からでもネックケアを初めて、ワンランクアップを目指そう!」という気持ちになるはずですよ。
第1印象でパッと目が行くのは顔ですが、顔のすぐ下にあるネックも思いのほか他人の自然が注がれる部位です。
そしてこのときに、顔が若々しい印象であってもネックにシワが刻まれていると、必要以上に老けて見られる可能性が高いでしょう。
しかしそれでは、これまで頑張ってきた顔のスキンケアが台無しになってしまいます。
一方、顔が若々しく見える上にシワがないネックを保てていれば、実年齢よりも若々しい印象を持たれるようになるでしょう。
また、上記では姿勢がネックのシワの原因になっているとお伝えしましたが、シワ改善を目指すために意識して姿勢を正すことで、顔やネックだけでなく、身体全体が若々しい印象になるというメリットも生まれます。
顔とネックの肌色には、もともと若干の差が生じていますが、ネックのくすみが目立つと、顔までくすんだ印象になってしまうことがあります。
つまり、顔色に合ったファンデーションを使おうが、明るい色みのファンデーションを使おうが、くすんだ印象から抜け出すことが難しくなる可能性があるということですね。
そして、このようなことにならないためには、顔と同様にネックケアもきちんと行うことが大切なのです。
顔のスキンケアもそうですが、ネックケアでくすみを軽減できるまでには時間がかかりますが、ネックケアを習慣にするのとそうでないのとでは、数年後、数十年後に現れる差は歴然でしょう。
エイジングケアを意識するタイミングは人それぞれで、必要だと感じても重い腰がなかなか上がらない方から、ネックにちょっとした変化が現れただけですぐに開始するか方までと、実にさまざまです。
しかし、「ネックケアを開始しよう」とひとたび決めてしまえば、それがエイジングケアを開始したり、エイジングケア方法の見直しをしたりするきっかけになる可能性が高いのです。
そして、常にエイジングケアを意識できるようになれば、紫外線対策や姿勢に注意を払うなど、日常生活の中での注意点がいろいろと見つかり、ネックだけでなく身体全体のエイジングケアも意識できるようになるでしょう。
それでは早速、ネックのお悩み別・対策方法についてご紹介していきます。
なお、自容器でご紹介したネックのお悩みすべてが当てはまる方は、最も気になる、あるいは目立つと感じるお悩みからじっくりと解消を目指しましょう。
皮脂分泌が増えるいちばんの原因は保湿不足ですが、皮脂によるべたつきが気になる場合には、ひとまず以下の対策方法を試してみましょう。
上記でも少し触れましたが、ネックのべたつきは汗の質と関係があると考えられています。
たとえば、「良い汗と悪い汗がある」という話を見聞きしたことはないでしょうか?
実は、良い汗と悪い汗があるというのは本当の話で、良い汗は大量にかいたとしてもべたつきがなく無臭なのに対して、悪い汗は少量しかかかなかったとしてもべたつき、そのまま放置していると臭いが発生することがあるという違いがあるのです。
ではなぜ、悪い汗をかいてしまうのでしょうか?
その原因は、汗腺の機能低下だと考えられています。
そこで、その状態から抜け出すための対策としておすすめなのが、ウォーキングなどの運動で汗を流し、汗腺を鍛えて機能の回復に努めるということなのです。
運動を開始してもすぐに汗の質に変化が現れることはありませんが、根気よく続けることで、べたつきや臭いが気にならない汗に変化していくでしょう。
また、運動を習慣にすることで代謝機能のアップも見込める、カロリーを消費できるといったメリットも生まれます。
さらに、筋力アップにもつながりますので、任力低下による歩行障害などの予防にも役立つでしょう。
普段使いしている化粧水でネックのべたつきが気になるなら、ひとまず収れん成分を配合した化粧水に変えてみることをおすすめします。
収れんとはお肌の引き締め作用を意味し、カキタンニンエキスやハマメリエキスなどがこれに該当します。
これらの成分を配合した化粧水は数多く流通していますので、ぜひ参考にしてください。
なお、収れん成分配合の化粧水とはいえ、汗をかいてベタベタしているお肌につけると作用を実感できませんので、必ずシャワーやお風呂後の清潔なお肌に馴染ませるよう注意してくださいね。
また、乾燥肌予防という意味では収れん化粧水だけでは役不足ですので、乳液やクリームを重ね付けしておく必要がありますが、これらによるべたつきが気になるなら、保湿成分を配合したジェルで対応してみましょう。
ジェルには、乳液やクリームよりも油分の配合量が少ないという弱点はあるものの、べたつきが気になりにくいというメリットがありますので、べたつきが気になる方には特におすすめです。
ネックのべたつきを解消する際、理想的なのはシャワーで洗い流して収れん成分配合化粧水または保湿成分を配合した化粧水を馴染ませるということです。
しかし、外出時や会社勤務時などでは、シャワーを浴びることはできませんので、そのようなときには、アルコール成分を配合していないデオドラントシートで軽く汗を拭きとっておきましょう。
ただし、デオドラントシートを乱用してしまうと、ネックの皮脂成分もすべて拭き取られて皮脂分泌量が増えることがありますので、デオドラントシートの使い過ぎには十分に注意する必要があります。
また、アルコール成分配合のデオドラントシートには雑菌除去作用があるというメリットはありますが、アルコール成分が蒸発する際に、お肌の水分も同時に蒸発する可能性があるというデメリットもあるのです。
このような理由から、デオドラントシートを使用するなら、アルコール成分が配合されていないタイプを選ぶように注意してくださいね。
なお、あせもによる炎症が起こっている場合では、デオドラントシートを使うのではなく、ひとまず皮膚科を受診し、炎症を抑えておくことが先決です。
炎症が治まったら、お肌の状態をよく確認しながらデオドラントシートを使ってみましょう。
ネックのくすみは過剰なスキンケアで起こることがありますので、ネックケアをするなら、まずはネックに強い刺激を与えてしまわないように注意しましょう。
その上で、以下の対策を行ってみてください。
ネックの紫外線対策を行っていてない方は、日焼け止めジェルやクリーム、スプレーなどで紫外線対策をしましょう。
ネックが紫外線をまともに受けてしまうと、いわゆる”日焼け”の状態になり、お肌がくすんで見えることがあります。
この場合では、紫外線対策をすることで元の肌色に戻る可能性がありますので、短時間の外出時でも忘れずに紫外線対策を行っておきましょう。
そして注意していただきたいのは、紫外線を受ける時間に合った日焼け止めを選んでおくということです。
日焼け止め製品を確認してみると、SPFやPA+が表示されていますが、SPFは紫外線B波、PAは紫外線A波に対応しており、SPFの数字が高く、PAの+が多いほど、紫外線ブロック作用が高いという特徴があります。
特に紫外線に当たる機会が多い方は、なるべくSPFの数字が多く、PAの+の数が多いタイプを選んでおくことをおすすめします。
また、日焼け止めは汗で落ちやすくなることがありますので、汗をかきやすい季節に使用する場合には、2時間おきを目安として塗り直しましょう。
なお、日焼け止めでお肌が刺激を受けやすい方は、紫外線ブロックに役立つネックガードなどを使用してみることをおすすめします。
ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、アルブチン、コウジ酸、トラネキサム酸といった美白作用がある成分を配合した化粧品で対策してみましょう。
なお、ハイドロキノンは紫外線に反応する性質があり、この成分を配合した化粧品を日中に使用するとくすみが助長される可能性があります。
ハイドロキノン配合化粧品を使用する際には、夜のお手入れ用という認識を持っておきましょう。
ご紹介したその他の成分に関しては、日中に使用しても問題はありません。
ざらつきやポツポツはアクロコルドンやスキンタッグの可能性があるため、セルフケアでの改善は難しいでしょう。
こちらでは、美容医療で改善を目指す方法と、民間療法についてご紹介しています。
自分で取れそうで取れないのが、ネックのざらつきやポツポツです。
これらはアクロコルドンまたはスキンタッグの可能性があるため、改善を目指したいなら美容医療を受けるという方法がおすすめです。
美容外科や美容皮膚科での治療で多く用いられているのは、CO2(炭酸ガス)レーザーや液体窒素で、それぞれに短時間で治療を受けられ、痛みや出血の心配がほぼないという特徴があります。
また、これらの治療の痛みに関しては、まったく無痛ということはありませんが、治療時間が非常に短いため、ほとんど痛みを感じることなく治療を受けられるというメリットがあるのです。
美容医療なら安全にアルコクロドンやスキンタッグを除去できますので、少しでもご興味がある方は、ひとまず美容外科や美容皮膚科などでカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
なお、美容外科や美容皮膚科での美容医療は自費扱いになりますので、なるべく費用を抑えて治療を受けたい場合には、皮膚科を受診し、どのような治療があるのか、費用はどれくらいかかるのかを確認してみることをおすすめします。
インターネット上では、「木酢液(もくさくえき)がイボ取りにいいらしい」という情報が流れており、実際に木酢液を使用した方の中には、足やかかとにできたイボ取りに成功した方もいるようです。
しかし、木酢液がイボ取りに有効といったエビデンスは存在していないのが現状です。
また、ネックの皮膚は足やかかとよりもはるかに薄く、刺激が強い木酢液を塗ってしまうと炎症が起こるリスクが否めないのです。
木酢液での対策が接待にいけないということではありませんが、皮膚が薄いネックのざらつきやポツポツ対策なら、医療機関に任せるのが賢明な判断でしょう。
木酢液に限らず、エビデンスが存在していない商品に安易に手を出すことはおすすめできませんので、この点については十分に注意してくださいね。
皮膚がたるむとシワができやすくなり、シワができるとたるみが目立ちます。
つまり、ネックのたるみ改善には、シワと同様の対策が必要だということですので、まずはシワ対策を行ってみてください。
なお、たるみが目立つ場合ではネックの筋力低下なども挙げられますので、できるだけ以下の対策も行ってみてくださいね。
こちらでご紹介するエクササイズは、椅子に腰かけた状態で簡単に行え、しかも短時間で終了するというメリットがありますので、ぜひ毎日のスキマ時間に取り入れてみてください。
【ネックエクササイズのやり方】
このエクササイズには回数制限がありませんので、仕事や家事の合間、テレビを見ている間などの時間を利用して実践してみましょう。
また、顔とネックはつながっていますので、頬の筋力強化に役立つエクササイズも同時に行っておくと、より一層の筋力アップを実感できるでしょう。
ご自身の身体に合っていない枕を使用している可能性があるなら、この機会に枕の見直しを行い、身体に合ったタイプに切り替えてみましょう。
枕を選ぶ際には、以下の点に注意してみてください。
まず全体的な枕の大きさですが、枕には標準サイズとされるMサイズや、ゆったりとした大きさのLサイズなどがあります。
適正なサイズについては体格や普段寝ている環境によって異なりますが、体格に対して小さめサイズを選んでしまうと、寝ている間に頭が枕からはみ出て寝心地が悪くなることがあります。
しかし、それではネックが受ける負担が高くなる可能性がありますので、あまり小さいサイズは選ばないことをおすすめします。
そして肝心の高さですが、これについては頸椎のS字カーブにフィットするものが良いとされていますが、頸椎ヘルニア(通称・ストレートネック)の方の場合では、専門医に相談してから、ご自身の頸椎に適した高さの枕を選ぶことをおすすめします。
また、横向きに寝る癖がある場合では、頸椎と寝具がほぼ水平になる高さが望ましいとされていますので、ぜひ参考にしてみてください。
そしてもうひとつ、枕の内部に使われている素材もさまざまで、以下の種類に分類されています。
これらが、枕の内部に使われている代表的な素材です。
これだけの種類があると、選ぶ段階で本当に迷ってしまいますが、安定感があり、しかもへたれにくく、選択可能という点で考えれば、高反発もしくは低反発、そばがら、ピーズ、高反発ファイバーあたりがおすすめできるでしょう。
たとえば、羽毛は柔らかく通気性が良いというメリットがありますが、その反面、動物アレルギーの懸念や、ご自宅で洗濯できないというデメリットがあります。
また、そばがらやパイプの枕は安定性が良いというメリットがありますが、頭を乗せたときにジャリジャリとして音が出やすいため、それによって安眠が妨げられる可能性があるというデメリットもあるのです。
そして、ポリエステルは安価で、しかも自宅での洗濯が可能というメリットがあるものの、へたれやすく長持ちしにくいというデメリットがあります。
そして、総合的な使いやすさで種類を絞ると、高反発もしくは低反発、そばがら、ピーズ、高反発ファイバーがおすすめの種類ということになります。
ただし、枕の素材については好みがありますので、こちらでご紹介している種類については、あくまでも参考としてお考え下さい。
今回は、ネックケアでワンラックを目指す対策方法についてご紹介してきました。
ネックは顔よりも目立ちにくいと考えられがちですが、実は意外と他人の視線を引き付ける部分で、ネックにシワやたるみ、くすみ、ざらつきやポツポツがあると、それだけで実年齢よりも老けて見られる可能性が高まります。
つまり、若々しい印象を保ちたいなら、顔だけでなくネックケアもきちんと行う必要があるということですね。
こちらの記事では、生活習慣の改善や美容医療などで行えるネックケアをご紹介してきましたので、ぜひ参考にしていただき、理想的なネックを目指してくださいね。