博多人形のように透明感があるお肌、本当にあこがれますよね。このように透明感がある理想的なお肌はもともとの肌質だと思われがちですが、実はスキンケアで目指すこともできるのです。こちらの記事では、透明感がある理想的なお肌の条件や、透明感アップのためのスキンケア方法についてご紹介しています。
「透明感のあるお肌」と聞いても、この言葉だけでは抽象的で、透明感のあるお肌の条件がわかりにくいですよね?
それではまず、透明感があるお肌の条件からご紹介していきましょう。
これらが、透明感があるお肌の条件として挙げられます。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
なんらかの原因によってお肌に赤みができると、それだけで透明感が失われる可能性が否めません。
では、お肌の赤みはなぜできるのでしょうか。
表皮はもともと薄く、ただでさえ毛細血管が透けて見えやすいのですが、寒暖差が激しい環境や香辛料の摂取、激しい運動などでそれが増長されることがあります。
また、もともと毛細血管が多い、毛細血管が拡張しやすいなどの体質によって起こることもあると考えられています。
軽度の白ニキビや黒ニキビの完治後は、ニキビ跡が残る心配はほとんどありません。
一方、赤ニキビや黄ニキビの場合では、ニキビそのものが完治したとしても、ニキビ跡が赤色または茶色の色素沈着として残ってしまうことがあります。
それは、赤ニキビや黄ニキビの多くは、ニキビの芯が深く、化膿部分が真皮層にまで及ぶことがあるからです。
このようにニキビが真皮層にまでダメージを与えてしまうと、ダメージ修復に長時間かかったり、ダメージが完全に治らなかったりすることがあります。
その結果、赤色や茶色のニキビ跡が残ることになるのです。
お肌のざらつきやくすみがきになったときに役立つのが、ピーリングやスクラブ洗顔によるケアで、週1回程度行うことで少しずつ古い角質が取り除かれていきます。
しかし、ピーリングやスクラブ洗顔によるケアを毎日続けてしまうと、新しく生まれてきた角質層が取り除かれることになり、バリア機能が失われてしまうのです。
そしてこの状態になると、お肌は外部の刺激をまともに受けることになり、炎症を起こしやすくなります。
つまり、お肌のコンディションが崩れて、透明感とは程遠い肌なってしまうことがあるということですね。
お肌の赤みはもちろん困りますが、顔色が均一でなくムラができる状態も、透明感が失われる原因になります。
目の下が妙に青く見えたり黒ずんで見えたりすることはないでしょうか?
これらのいずれかに当てはまるなら、血行不良よるクマができている可能性が考えられます。
目元の血行不良はストレスなどで起こることもありますが、原因の多くは目の酷使や睡眠不足だといわれています。
近年、スマホの使い過ぎによる目の酷使が問題視されていますので、特にスマホの使用時間が長い方は、長時間画面を見続けるのではなく、1時間当たり10分程度の休憩をはさみ、目のストレス軽減に努めましょう。
あなたは日ごろ、きちんと紫外線対策をしていますか?
「ファンデーションを塗っているから大丈夫!」という方は多いかもしれませんが、紫外線ブロック成分を配合していないファンデーションの場合では、それを通り抜けた紫外線があなたのお肌にダメージを与えている可能性が否めません。
もしも紫外線ブロック成分が配合されていないファンデーションを使っているなら、ファンデーションで紫外線対策をしようとするのではなく、紫外線対策成分配合の化粧下地や日焼け止めを自然に塗り、その上からファンデーションを塗るようにしてください。
紫外線による悪影響は、比較的短期間で現れることもありますが、数か月後や数年後に現れることもあります。
そのときになって「しまった!」と後悔しないためにも、季節を問わず紫外線対策を行い、紫外線による色素沈着からお肌を守りましょう。
ターンオーバーはお肌の新陳代謝を意味し、理想的な周期はおよそ28日間だといわれています。
しかし、これはあくまでも理想的な周期で、外部からのちょっとした刺激や加齢、紫外線の影響、血行不良などによって乱れやすいのがターンオーバーなのです。
そして、ターンオーバーが極端に長くなると、新しい角質がなかなか生成されなくなり、古い角質が長期間表皮に留まることになります。
すると、何となく顔色が悪く見えたり、お肌がざらついたりといったトラブルが起こりやすくなるのです。
糖質にはエネルギー産生の役割があるため、適度な摂取は必要です。
しかし、糖質の含有量が多い主食に加え、甘いお菓子やケーキなどを毎日食べる習慣がある場合などでは、必要な摂取量をオーバーして糖質過多になることがあります。
すると、体内に摂り込まれた糖質とたんぱく質が結びつき、糖化という現象が起こりやすくなるのです。
糖化は肌細胞を老化させる原因になり、対策をせずにそのまま過ごしていると、シミやしわ、くすみなどの肌老化が目立ってきます。
毛穴が目立っていると、それだけでお肌の凹凸が目立つことがあり、透明感が失われとてしまうことがあります。
なお、毛穴の悩みで多いのは、以下でご紹介する開き毛穴と角栓の詰まりですので、まずはなぜそれが起こるのかを知り、対策することが大切です。
開き毛穴というと脂性肌というイメージが強いですよね?
確かに、皮脂分泌量が多いことで起こる脂性肌の場合では、そうでない方よりも毛穴の開きが目立つことがあります。
しかし、乾燥肌の方でも急に皮脂分泌量が増えて、開き毛穴が目立つことがあるのです。
このお肌の状態は乾燥性脂性肌と呼ばれ、乾燥肌ケアが不十分だったために起こります。
つまり、開き毛穴が気になるなら、まずは保湿ケアをしっかりと行い、皮脂の分泌量低下を目指す必要があるということですね。
年齢によって頬に筋力低下が起こると、頬全体にたるみが生じます。
すると、それに引っ張られるようにして毛穴も下方に垂れ下がることがあり、この状態が開き毛穴をつくり出すことになるのです。
たるみによる開き毛穴には、下方に引っ張られるため縦長で、涙のような形になることがありますので、他の開き毛穴とは見分けやすいでしょう。
このタイプの開き毛穴が大きくなると、その部分に凹凸ができることがありますので、透明感のあるお肌を目指したいなら、今すぐに対策を開始しておく必要があります。
開き毛穴と並んで多い毛穴の悩みとして挙げられるのは、角栓の詰まりによる黒ずみです。
このようや黒ずみは、鼻の頭や小鼻、小鼻のサイドに起こりやすく、皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの遅れ、クレンジングや洗顔不足、無理な毛穴ケアなどが原因で起こります。
皮脂の過剰分泌だけであれば角栓ができることはまずありませんが、そこへターンオーバーの遅れが加わると、皮脂や古い角質が混じって毛穴をふさぎます。
そして、毛穴に詰まった内容物(角栓)が毛穴内部で酸化すると、黒色に変色して黒ずみが目立つことになるのです。
この状態は”イチゴ鼻”とも呼ばれ、角栓が詰まれば詰まるほど、黒ずみが目立ってきます。
表皮の構造は完全な平面ではなく、膨らみ部分の「皮丘(ひきゅう)」と溝部分の「皮溝(ひこう)」による凸凹があり、これをお肌のキメといいます。
お肌のキメは三角形上に形成されますが、健康なお肌の三角形ほど規則正しく配列されているという特徴があり、お肌のコンディションが良くない状態では、不規則な三角形が配列されることになるのです。
お肌のキメは年齢を重ねるごとに乱れやすいという特徴がありますが、クレンジング時に強く擦ったり、乾燥肌になったりすることでも乱れます。
こうしてキメが乱れてしまうと、シミやしわが目立つだけでなく、お肌がくすんだり色ムラができたりすることがありますので、お肌のコンディションを整える対策を行う必要があるのです。
透明感のあるお肌の条件は、思っていた以上にたくさんありましたよね?
そして、「そんなの一度に解決できないのでは?」と感じた方も多いことでしょう。
しかし、ご紹介していたトラブルがすべて起こっているならまだしも、トラブルを特定できる状態なら、スキンケアで透明感のあるお肌を目指すことは可能なのです。
それでは早速、透明感アップを目指すためのスキンケア方法について、肌悩み別でご紹介していきましょう。
お肌に赤みができる原因は複数あり、対策方法もさまざまです。
こちらでは、今日からできる対策方法や美容医療による対策方法についてご紹介していますので、お肌の状態をよく見極めた上で対策方法を試してみてください。
なお、美容医療は全般的に費用が高額ですので、まずはセルフケアを試してみて、それでも改善が認められない場合には、美容医療を受けるという順番での対策がおすすめできるでしょう。
普段の洗顔、同じ温度のお湯で行っていますか?
それなら、初めは温水で洗い流し、次に冷水で洗い流すという方法を試してみてください。
また、洗顔後に温水タオルと冷水タオルを顔に当てるという方法でも良いでしょう。
この方法を実践すると血行が促進されるため、お肌の赤み対策に役立ちます。
なお、洗顔後に保湿化粧水などでケアすることを考えるなら、最後は温水または温水タオルでお肌を温めておくほうが、より化粧品成分の角質層浸透力が高まります。
ただし、この対策だけでは赤みを完全に解消することは難しいと考えられますので、下記でご紹介する治療も視野に入れて、改善を目指すと良いでしょう。
刺激物を摂りすぎると血管が拡張し、お肌に赤みが出る原因になることがあります。
普段の食事で香辛料を取る機会が多い方は、なるべくその摂取量を減らして様子を見ましょう。
もちろん、香辛料などの刺激物だけでお肌に赤みが出るわけではありませんが、刺激物を多く摂る習慣がある方は、それもお肌の赤みの原因として捉えておく必要があるのです。
ただし、刺激物を摂るにしても頻度が低ければそれほど神経質に考える必要はないでしょう。
赤ニキビや黄ニキビ跡が色素沈着として残った場合には、色素の破壊に役立つレーザー治療を受けるという方法がおすすめです。
レーザー治療では、ピンポイントに色素沈着に照射して、その部分の色素だけを薄くできるというメリットがありますので、特に目立つニキビ跡治療にはおすすめできるのです。
ただし、その色素沈着が深い部分からきているものであれば、複数回の治療が必要になることがほとんどですので、詳細については、実際に医療機関でカウンセリングを受けて確認することをおすすめします。
お肌が炎症を起こしている場合には、低刺激性で敏感肌に対応した保湿化粧品で対策してみましょう。
なお、基礎化粧品には化粧水、美容液、乳液、クリームなどがありますので、特に敏感肌が進んでしまっている場合には、化粧水+乳液、もしくは化粧水+クリームという組み合わせでケアしてみることをおすすめします。
また美容液には顔全体用とピンポイント用があり、使用する順番についても製品によって異なります。
美容液を使用する場合には、その製品の説明書にしっかりと目を通して、正しい方法で使うように注意しましょう。
お肌の色ムラは、ファンデーションで隠せるレベルから、ファンデーションを塗っても目立つレベルまでとさまざまです。
また、色ムラができる原因が異なれば、当然のことながら対策方法も異なります。
こちらでも美容医療について触れていますが、まずはセルフでケアを行ってみて、改善が見られない場合には美容医療で対策という順番で考えてみてくださいね。
血行不良や睡眠不足によるクマ対策としておすすめできるのは、規則正しい生活で睡眠をしっかりとるということです。
また、スマホやパソコンの使用時間が長い場合には、目が疲れたと感じた時点で、一度画面から目を離して目を休ませましょう。
それをしないと、目の周辺にコリが起こりやすく、クマもできやすい状態になります。
なお、最近では蒸気タイプのアイマスクなども販売されていますので、このような商品を上手に活用しても良いでしょう。
紫外線対策をきちんと行いましょう。
こう聞くと、「夏にはしかりと紫外線対策をしています!」と答える方がいますが、実は、紫外線は1年十放射されているため、1年を通して対策する必要があるのです。
また、紫外線というと、当たってから短時間で肌ダメージを起こすものというイメージがあるかもしれませんが、それは紫外線B波の仕業で、紫外線A波はさらにタチが悪いということも知っておかなくてはなりません。
というのは、紫外線B波は真皮層に到達することはありませんが、紫外線A波はゆっくりと真皮層に侵入し、肌細胞を老化させる作用を持っているからです。
もちろん、紫外線B波対策もきちんと行わなければなりませんが、紫外線A波対策を怠ると、あとになって肌老化に悩まされることになりますので、十分に注意する必要があります。
お手軽な対策方法としては、日焼け止めクリームやジェルを塗るという方法がありますので、特に外出する機会が多い方は、日焼け止め製品をバッグの中に用意してから出かけましょう。
くすみによってお肌に色ムラができている場合では、ターンオーバーの遅れが原因である可能性があります。
そして、ここで役立つのが週1回程度のピーリングまたはスクラブ洗顔です。
市販のピーリング剤には、お肌への刺激が比較的少ないフルーツ酸が配合されていることが多く、週1回のケアを続けることで少しずつ古い角質を剥がしていくことができます。
一方のスクラブ洗顔量には、クルミの殻やソルト、シュガー、クレイ(泥)などの種類があり、それぞれに古い角質を落とす作用があります。
ただし、これらには異なった特徴があり、クルミの殻やソルトはお肌への刺激がやや強め、シュガーやクレイはお肌への刺激がやや弱めという違いがあるのです。
特にお肌に問題がないのであれば、これらの中からお好みの種類を選べば問題ありませんが、お肌に赤みがある方の場合では、ひとまず刺激がやや弱いシュガーやクレイ配合の種類を選んでおくと良いでしょう。
また、ピーリングやスクラブ洗顔は頻繁に行えば良いというものではなく、週1回、多くても週2回という頻度を守る必要があります。
ピーリングやスクラブ洗顔を頻繁に行うと、角質層がしっかり形成される前の未熟な角質層を剥がしてしまうことになり、敏感肌のリスクが高まります。
ピーリングやスクラブ洗顔を行う際には、使用頻度を守ることが重要です。
ピーリングやスクラブ洗顔による肌ダメージが心配なら、美容医療で光治療を受けるという選択肢もあります。
光治療には、IPL(インテンス・パルス・ライト)などをはじめ、数種類があり、顔全体の美白に適しています。
なお、光治療もレーザー治療と同様に、1回の治療では作用を実感できない場合がありますので、おおよその施術回数が知りたいという方は、医療機関でカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
糖化でお肌が茶色っぽく変化している場合には、紫外線対策をするとともに、なるべく糖質の摂取量を減らす工夫を行ってください。
主食のごはんやパン、麺類だけならまだしも、デザートやおやつに当分多めのお菓子やケーキを食べる機会が多いと、必要以上に糖質を摂取することになり、糖化のリスクが高まります。
最近では、糖質制限に対応したマンナンごはんやマンナンパスタ、低糖質のケーキなども販売されていますので、主食の量をどうしても減らせない、甘いものを我慢できないという方は、このような食品を上手に活用してみると良いでしょう。
上記でご照会したように、毛穴の悩みは大きく3種類に分類されていますので、まずはご自身の毛穴がどのような状態になっているのかを確認した上で、以下でご紹介する対策方法を試してくださいね。
お肌がべたべたしやすく、なおかつ開き毛穴が目立つ状態なら、皮脂の過剰分泌が起こっている可能性が高く、この状態を改善するには、何はともあれ、洗顔後やお風呂上りにしっかり保湿することが大切です。
皮脂によるべたつきが起こっていると、保湿がそれを助長するかのように思えますが、保湿をしておかないと、バリア機能維持のための機能が働き、より皮脂分泌量が増えることがあります。
また、乾燥肌にも関わらず保湿をせずに過ごすことも、皮脂の過剰分泌を招いて乾燥性脂性肌になることがありますので、この肌質の方も、洗顔後やお風呂上りにはしっかりと保湿ケアを行いましょう。
年齢によるたるみで開き毛穴が目立っている場合には、顔面エクササイズやEMS美顔器を使って頬の筋肉を引き締めましょう。
顔面エクササイズが続かないならEMS美顔器の使用がおすすめですが、最近ではEMS機能とともに、LEDライト機能やRF(ラジオ波)機能を搭載した美顔器もありますので、総合的にエイジングケアしたいなら、そのような種類を選ぶことをおすすめします。
また、マッサージも開き毛穴対策になるという話もありますが、知識がない状態でやみくもにマッサージをしてしまうと逆効果になることがありますので、十分に注意する必要があります。
ポツポツと目立つ角栓は、つい絞り出してしまいたくなりますが、それはひとまずやめてください。
というのは、角栓を指先や爪先で無理に押し出したり、ピンセットでつまんで引っ張り出したりしていると、毛穴の大きさが広がるリスクが高まるだけでなく、皮膚が傷ついたり皮脂分泌のスピードが速まったりするといったトラブルが起こりやすくなります。
また、シートタイプのパックで角栓を剥がすというのも一般的な方法ではありますが、この方法を続けると毛穴がどんどん開いて皮脂分泌が増えることがあります。
つまり、角栓対策としてはあまりお勧めできないということですね。
そこでおすすめなのが、ホットクレンジングによるケアです。
ホットクレンジングは、お肌をジワジワと温めて汚れを除去できるタイプのクレンジングで、頑固な角栓の除去にも役立ちます。
ただし、長年かけて詰まった角栓は、一度のケアでは取り除けない可能性がありますので、ホットクレンジングを使い始めたら、ひとまず数か月間は使い続けて様子を見ましょう。
表皮はとても薄く、ちょっとした刺激を加えただけでキメが乱れます。
とはいえ、クレンジングや洗顔、メイクなどでは多かれ少なかれお肌が刺激を受けることになるため、お肌がまったく刺激を受けない状態はつくりにくいのが現状なのです。
では、どう対策すれば良いのでしょうか。
お肌が刺激を受ける機会が多いなら、それをカバーする対策が必要で、その基本となるのが保湿ケアです。
上記では、透明感アップのための対策についてご紹介してきましたが、どの肌悩みにも共通しているのが、保湿ケアが必要だということです。
特にお肌のキメが乱れている状態では、乾燥によって表皮がダメージを受けやすい状態になっていると考えられますので、まずは保湿ケアをしっかりと行って、お肌のコンディションを少しずつ整えていかなくてはなりません。
また、紫外線対策をしておかないと、より乾燥肌が進むことがありますので、お肌のキメを理想的な状態に整えたいなら、保湿ケアとともに紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。
保湿化粧水や乳液、クリームなどで対策しても、それだけでは不安ということがあるかもしれません。
そのような方は、保湿成分をたっぷりと配合したフェイスマスクを活用してみてはいかがでしょうか。
フェイスマスクなら、洗顔後にお肌に乗せて一定時間放置するだけですので、手間なく保湿対策を行えます。
そしてその際に注意していただきたいのは、放置時間を守り、それを超える時間放置してしまわないということです。
フェイスマスクが乾くレベルまで放置すると、お肌の皮脂や水分がシートに移ってしまう可能性がありますので、十分に注意しましょう。
今回は、透明感アップのための対策についてご紹介してきましたが、対策の基本となるのはお肌のコンディションを整えるということで、それに必要なのが保湿ケアです。
こちらでは、保湿ケアにおける化粧品の上手な使い方についてご紹介しています。
洗顔後やお風呂上りには、5分以内を目安として化粧水を馴染ませましょう。
洗顔後やお風呂上りに、お肌から水分が蒸発する時間については個人差がありますが、5分以内であればまだ水分が残っている可能性があり、そのタイミングで化粧水を馴染ませることで、乾燥肌を防ぐことができます。
化粧水はコットンでつけるのがベストなのか、それとも手で直接馴染ませるのがベストか、これにはあらゆる意見があります。
しかし、化粧水を無駄にせず、角質層に送り届けやすいという観点から考えるのなら、手で馴染ませる方法がおすすめです。
コットンに化粧水を含ませる場合では、コットンに含ませた化粧水の一部がコットンに残り、すべての化粧水を角質層に馴染ませることができません。
また、敏感肌の方の場合では、コットンの繊維がお肌に残ることで過敏な反応が現れる可能性があるという点も気になります。
一方、化粧水を手のひらにとって直接お肌に馴染ませる方法なら、化粧水が無駄にならず、ほとんどを角質層に送り届けることができるのです。
その際には、化粧水をお肌につけたらハンドプレスを行ってください。
ハンドプレスのコツは、両頬につけたら手のひら全体で10秒プレス、次に額、あご、鼻というように、部分的に化粧水をつけてプレスするということです。
それにより、顔全体に化粧品が浸透しやすくなります。
化粧品のパッケージや説明書を確認すると、使用量の目安が記載されていますので、まずはこの使用量を目安として使いましょう。
化粧品の使用量が少なすぎると、思っていたほどの作用を実感できないことがありますので、十分に注意してくださいね。
透明感アップを目指すために欠かせないのがスキンケアですが、お肌のコンディションと密接な関係にあるのが腸内環境です。
たとえば、便秘が続くと吹き出物ができやすくなることがありますよね?
それは、腸内で悪玉菌が増殖し、それによって発生した有害物質が血液の流れに乗って、やがて毛穴から表面に放出されてくるからです。
つまり、透明感アップを目指したいなら、スキンケアと同時に腸活も行っておく必要があるということです。
腸活には、乳酸菌やオリゴ糖などの摂取が役立ちますので、これらを含む食品を積極的に摂り、腸内環境を整えておきましょう。
また、食物繊維はオリゴ糖と同様に善玉菌の餌となって善玉菌増殖に役立ちますので、この成分もぜひ、積極的に摂ることを心がけてくださいね。
今回は、透明感があるお肌の条件や、対策方法についてご紹介してきました。
お肌は遺伝の影響を受けやすいといわれていますが、それ以外にも、生活習慣に注意を払ったり、スキンケア方法を変えたりすることで、肌質を良い方向に変えていくことは可能なのです。
透明感アップ対策はあらゆる角度から実践できますので、透明感がないお肌タダと感じたら、まずはその原因を取り除く対策を行った上で、おすすめのスキンケアを実践してみてください。
なお、今回はセルフケアだけでなく美容医療で対策する方法もご紹介しましたが、美容医療は全般的に費用が高額ですので、まずはセルフケアを実践し、それで改善が見られない場合には美容医療という順番で考えてみることをおすすめします。