自分のエステサロンを多くの人に知ってもらうために「チラシ」は必須です。おしゃれに仕上げれば集客効果もアップしますが、一体どんな点に注意して作成すれば良いのでしょうか?集客力が高く、おしゃれなチラシを作るコツ・ポイントをワールドジャパン株式会社の野村がご紹介します。
いくら素敵なサロンをオープンしても、その存在が誰にも知られないのでは意味がありません。エステのチラシを作ることは、サロンの周知や宣伝にダイレクトに直結するため、欠かせない作業といえます。
サロンの存在を知ってもらう第一歩として作るチラシは、なるべくオシャレで目を引くデザインに仕上げたいですよね。そこで問題になってくるのが、そのチラシをどうやって作るかということ。チラシ作りは、大きく分けて自作か発注の2パターンになります。
エステのチラシを自分で作るメリットは、デザインやキャッチコピー、特にアピールしたいポイントの紹介などを自分で納得いくまで作り込める点です。プロに依頼するとイメージの擦り合わせなどに失敗し、理想のデザインのチラシに仕上がらないこともあります。その点、自分でチラシを制作する場合はすべて自分の思うようにデザインできます。紙面作りに強いこだわりがあったり、プロへの依頼が面倒に感じたりする方には自作がおすすめです。
自分でチラシを作ってみたものの、なかなか思うようなデザインにできなかったという場合は、ぜひプロへの依頼を検討してみましょう。プロに依頼するともちろんコストはかかりますが、その分ハイクオリティなチラシを制作してもらうことができます。近年はスキルシェアサービスも活発になっているため、ココナラなどのサイトを利用すれば誰でも簡単にプロへ依頼をかけることが可能です。プロが作ったオシャレなチラシで、他のサロンと差を付けましょう。
自分で作るにせよプロに依頼するにせよ、エステのチラシを作る際にはいくつかのおさえておくべきポイントがあります。中でも特に重要なのが、ターゲット層を明確に定めることとおすすめのメニューを明記しておくことです。
ここからは、エステのチラシ作りにおいて実際に集客に繋げるための大事なポイントについて詳しく紹介します。ターゲット層やおすすめメニューの他に気を付けたい点についてもチェックしていきましょう。
まずはエステを利用してほしいターゲット層を明確に決めましょう。「悩んでいる人なら誰でも全員」というエステでは、いまいちピンと来ませんよね。「何をやっても足が細くならない20代の方におすすめ」「30代でスッキリとしたウエストを目指したい方へ」など、年齢層や悩み別にフォーカスを当てる方がお客様は「自分のことだ」と受け止めることができ、エステへの興味が湧きます。ターゲット層を決める詳細な項目について見ていきましょう。
エステを利用してほしい年齢層を決めましょう。たとえば、20代の女性と50代の女性では抱えているお悩みが異なりますよね。そのため、訴求するポイントやおすすめしたいメニューなども変わってくるでしょう。年齢層によってアピールするポイントが大幅に異なるため、ざっくりとでもターゲットとする年代を定めることは大切です。
ターゲット層が抱えるお悩みも、チラシ作りには大切な要素の一つです。あごや首のたるみが気になる、太もものセルライトをなくしたいなど、お客様のお悩みは人それぞれ。だからこそ、そのお客様のお悩みにピントを合わせ、「このエステはまさに自分のためのものだ」と感じてもらうようにすることが大切です。
お客様の中には、立ち仕事を続けている人や日中座りっぱなしの仕事の人、または日常的に体を酷使する仕事の人もいるでしょう。「ずっと座っているから脚のむくみが取れない」「重労働の仕事だからすっかり筋肉太りしてしまった」など、職業ごとに生まれるお悩みは異なります。そうした点に寄り添うことも重要です。
意外に思われるかもしれませんが、ターゲット層の趣味を想定することもチラシ作りには大切なポイントになります。なぜなら、お客様の趣味嗜好によって制作するチラシの雰囲気を変える必要があるからです。ほんわかしたパステル調が好きな方もいれば、豪華できらびやかな雰囲気を好む方もいるでしょう。それぞれの好みに合わせたチラシを作ることで、集客力がアップすることもあります。
ライフスタイルの設定も大切です。特に女性は人によってライフスタイルが大きく異なります。家事や育児に追われて時間のない人、反対にすでに育児を終えて時間にもお金にも余裕のある人などさまざまでしょう。前者に訴求したい場合は施術にかかる時間の短さを、後者に訴求したい場合は高額だけど効果の高いメニューがあるなど、それぞれアピールするポイントが異なります。
ターゲット層を決めたら、次はサロンで一番おすすめしたいメニューについて考えましょう。エステサロンと一口にいっても、痩身や脱毛、フェイシャルなど、メニューの内容はさまざま。その中でも特におすすめしたいメニューを挙げ、お客様にアピールすることで、「このメニューが気になるから行ってみたい」と集客に繋げることが可能です。同時に、一番おすすめしたいメニューはそのままそのエステサロンの持ち味にもなり得ます。
おすすめメニューは、ただおすすめするだけでは意味がありません。そのメニューによってどのような効果が得られるか、お客様のお悩みを解決できるかについて分かりやすく記載する必要があります。「この脚痩せメニューなら脚の脂肪細胞が溶かされ、ほっそりとした美脚に生まれ変わることができます」など、具体的に紹介するとよいでしょう。
おすすめメニューを提示する際は、そのメニューが自分のサロンの強みになるかも考えてみましょう。数多あるエステサロンの中から自分のお店を選んでもらうには、そのサロン独自の魅力が必要になります。「このエステを体験できるのはココだけ!」といったように、自分のサロンならではの強みをアピールしていきましょう。
チラシの紙面を作る際には、そのサロンで施術を受けている最中の場面をイメージできる写真を使ってみるのもよいでしょう。文字だけではそこがどんなサロンなのか伝わりづらいものですが、そこに写真を配置するだけで一気にイメージが湧きやすくなります。とはいえ、施術中をイメージさせる写真なら何でも使ってよいわけではありません。チラシに写真を載せる際の注意点について紹介します。
使用する写真に写っている女性は、できるだけお客様の理想像といえるような方を選びましょう。写真の女性の雰囲気が華やかだったり美しかったりするだけで、自然と目を引くことができます。ぜひ意識して写真を選別してみてください。
せっかく写真を使用しても、その写真がぼんやりしていたり明るさが足りずに暗かったりすると、一気にチラシの雰囲気が損なわれてしまいます。写真を使用する際は、対象物がハッキリと美しく写っているものを選びましょう。
チラシに掲載するキャッチコピーも、集客アップに繋げるための大切な要素です。キャッチコピーはなるべく短くシンプルに、かつそのサロン独自の魅力が一瞬で伝わるようなフレーズを心がけましょう。残念ながら、あまりじっくりとチラシを読んでくれるお客様はいません。そのため、短い時間でパッと目にした時にすぐ理解できるようなキャッチコピーにする必要があります。キャッチコピーを作る際のポイントについて見ていきましょう。
キャッチコピーには、「美脚になりたい人必見!」「もうシミには悩まされない」など、見た人がついつい気になってしまうようなワードを盛り込むとよいでしょう。あらかじめ決めておいたターゲット層に響くように考えながら作ってみてください。
キャッチコピーには、「○%の方が効果を実感!」「人気サロンランキングナンバー○!」など、具体的な数字を入れると一気に信憑性が増すため、おすすめです。ただし数字の根拠となるデータはしっかりと調べましょう。
キャッチコピーを作るうえでもっとも大切なのは、ターゲット層の共感を得ることです。「何をしても痩せなかったあなたへ」など、「このエステを体験すれば自分は変われるかもしれない」と思ってもらえるようなキャッチーなフレーズを考案してみましょう。
チラシにおすすめメニューや写真を載せたら、最後に店舗情報を記入しましょう。店舗情報は、チラシを見たお客様がサロンに予約をしたり連絡したりするために必要な項目です。チラシに載せるべき店舗情報について、詳しく紹介します。
サロンの住所、電話番号、地図はマストで記載しましょう。他、HPやSNSのQRコードを載せることも大切です。お客様の中にはHPやSNSの投稿からサロンの雰囲気を知る手がかりとする人も多くいます。載せるべき情報が多いですが、ごちゃごちゃとしたデザインにならないよう、できるだけ見やすく配置してください。
基本的な店舗情報の他に、クーポンやキャンペーンの情報も掲載してみましょう。チラシを見た方限定のクーポンなどを載せておくとよりお得感が出るのでおすすめです。初回無料キャンペーンなど、初めてのお客様でも来店しやすいような施策を考えるのも一つの手です。
チラシに載せるべき要素が多い分、それぞれの情報は見やすくまとめる必要があります。レイアウトをするうえで重要となるポイントについてチェックしていきましょう。
チラシを華やかにするためにあらゆる色を使いたい気持ちもあるでしょう。しかし、たくさんの色を使い過ぎるとかえって紙面がうるさくなり、必要な情報が見づらくなってしまいます。使用する色の数はできるだけ絞りましょう。
チラシの文字は小さくなりすぎないように注意しましょう。遠目から見ても何のチラシか分かる程度のフォントサイズを心がけてください。
チラシを作る際は、デザインのみならず法律や広告規制についても理解しておくことが重要です。エステのチラシは情報を過度に盛り過ぎず、正確に事実だけを伝えなくてはなりません。ここからは、エステのチラシを作るうえで大切な注意点について紹介していきます。
チラシに画像を載せる際に真っ先に優先したいのが、施術を受けて効果が出た人の写真ですよね。成功事例の写真を載せるだけで、そのエステの魅力が格段に伝わりやすくなります。しかし、効果が出た人の写真を宣伝する際にはいくつかの注意が必要です。
結論から言うと、効果が出た人の写真を載せること自体は問題ありません。ただし、複数人が同じエステを受けた中でもっとも効果があらわれた人のみを掲載することは、景品表示法違反に当たる恐れがあります。あくまで一般的な効果があらわれた場合の写真のみ使用しましょう。
ビフォー・アフター写真を載せる場合は、施術の効果や結果について合理的に説明ができるものだけに絞りましょう。また、効果を上乗せするためにアフター写真を加工するなどということは、詐欺に当たる恐れがあるため決して許されません。
「この写真を使いたいけど明るさが足りないから加工したい」ということもあるでしょう。チラシに掲載する画像は加工してもよいのでしょうか?順番に見ていきましょう。
基本的に、宣伝に使う写真の加工は厳禁です。著しく効果があったように見せるために美肌加工を行ったり、手足を細くしたりしてはいけません。きちんとありのままの写真を使いましょう。
写真の人物自体を細くしたり肌を綺麗に見せたりすることはできませんが、写真を見やすくするために明度を上げる、不必要な箇所を切り取るためにトリミングするといった程度の加工ならOKです。あくまで詐欺に当たらない程度の加工を心がけてください。
エステのチラシを作るうえでもっとも注意しなければならない点が、医療行為についての記載です。ここで誤った記載をしてしまうと行政から思わぬ指摘を受ける恐れがあります。必ずチェックしてください。
基本的に、医療行為についての記載は広告規制によりすべてNGです。「治療」や「改善」、「矯正」といった言葉はすべて医療行為に当たるため、チラシに記載することは許されません。必ず別の言い回しをするようにしてください。
医療行為に値するとされるワードは、エステのチラシ作りにおいてすべてNGです。「この言葉ならセーフかな?」などと甘く考えず、少しでも迷ったらそのワードは避けるようにしましょう。
チラシに使用する写真を選ぶ際に気になるのが、フリー素材ですよね。「自分のサロンで撮ったわけじゃない写真を使ってもいいのかな?」と心配になる方もいるでしょう。フリー素材の扱い方について説明していきます。
基本的に、フリー素材は商用OKなら何の問題もなく使用できます。ただし、フリー素材が配布されているサイトの利用規約などはしっかりチェックしましょう。まれに商用NGな場合もあるため、注意が必要です。
フリー素材を使用する場合は、できるだけ同じモデルの写真を選ぶとよいでしょう。同じモデルの写真を使用することで、チラシ全体に統一感が出ます。レイアウトの美しさにも関わるため、ぜひ意識して選んでみてください。
「せっかくチラシを作ってみたけど、なんだかいまいちオシャレじゃない」と感じることはありませんか?デザインやレイアウトとは難しいもので、簡単なように見えても実際にやってみると上手くまとまらない、というケースがほとんどです。
ここからは、そんな時の対処法についていくつか紹介します。素敵なレイアウトに仕上げて、最高のチラシを作り上げていきましょう。
チラシなどの紙面がいまいちキレイにまとまっていない時は、大抵どこかのポイントが崩れていたりします。文字や画像の色、サイズなどを細かくチェックしてみましょう。
紙面に色が多すぎたり、文字の大きさがバラバラだったりしていませんか?また、文字の大きさは揃っていても段落ごとの文頭の位置がズレているだけで一気に雰囲気が損なわれてしまいます。全体的な統一感を意識して、レイアウトを練り直してみましょう。
どうしても自分でデザインするのが難しい場合は、無料のテンプレートを使用してみるのもおすすめです。ネットで検索すれば、無料でもオシャレで見栄えのよいテンプレートがたくさん見つかります。テンプレートなら必要な情報を文字で流し込むだけでチラシが完成するため、初心者にも簡単です。
テンプレートを利用してもなかなかオシャレにならない、という場合は、プロのデザイナーに依頼してみましょう。デザインやレイアウトには数々のルールがあります。それらのルールをすべて熟知しているプロにお任せすれば、理想以上のチラシを手に入れることができます。
プロのデザイナーへの依頼にはもちろん費用がかかります。しかし、その分ハイクオリティなチラシを作ってもらうができ、かつチラシ制作に当てる自分の時間を節約することもできます。短い時間でオシャレなチラシが欲しいという方は、ぜひプロへの依頼を検討してみましょう。
プロのデザイナーへの依頼は、クラウドソーシングを利用してみましょう。クラウドソーシングには数多くのデザイナーが登録しており、自分好みのデザイナーを見つけることができます。やり取りや支払いもすべてクラウドソーシング上で完結できるため、個人間での取引よりもおすすめです。
チラシはターゲットやおすすめメニューなど、事前に考えておく項目が多数あります。いきなり作り始めてしまうと、統一感がなく集客力が低いチラシになる可能性が高いので注意しましょう。おしゃれで伝わりやすいチラシを作り、エステサロンの集客アップにつなげてください。
エステ機器にはさまざまな種類があり、目指すサロンによって購入する機器は変わってきます。サロンのコンセプトに沿った正しい機器の選定が重要と言えるでしょう。また、保証やアフターフォローの有無は、その後のサロンの運営に大きく関わります。
サロン開業時は、どうやってエステ機器選びをするべきか分からないことだらけ。だからこそ、機器選びだけでなくどこから購入、またはリースするかは大変重要な問題です。ワールドジャパンでは70種類以上の美容機器の取り扱いがあり、エステサロンや治療院などへの導入実績は500社以上にのぼります。
種類が多すぎて何を基準に選べばいいか分からない、サロンの方針がはっきり決められなくて機器選びができない…エステ機器選びに悩んでいたら、どんなことでも無料で相談を受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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