早いもので2023年も2ヶ月が過ぎ、新たな出会いが増える春、そして薄着の夏に向け、人々の美への関心・興味が高まってくる頃ではないかと思います。また、5月のBWJ東京をはじめ、これからの展示会の開催に向け、各メーカーも新たなアイテムの開発・発表の準備を進めているはずです。そこで、さまざまな美容メーカートップや成功サロンオーナーの声なども参考に、2023年、これだけはチェックしておきたいアイテムやメソッドをご紹介。ぜひ今後のアイテム選びやサロンでのメニュー提案などにお役立てください。
長く続いたコロナ禍による行動自粛も解除となり、徐々に「コロナ前の生活」が戻りつつあります。しかし約3年に及んださまざまな“変化”によって体を動かす時間が減り、そのツケがボディラインに蓄積している――という女性は少なくありません。これから外出の機会が増えていくことも予想され「体重を元に戻したい」「スタイルアップをめざしたい」と、ケア意識がさらに高まることが考えられます。
そんな中で、今、Instagramなどでも盛んに発信されているのが「寝ているだけで脂肪ケアができる」という脂肪冷却施術の紹介動画。主に美容クリニック発信のものですが…思わず「本当に?」と思うような(キャンペーン)価格、「寝ているだけで7㎏減」などの魅惑的な言葉で女性の心を揺さぶっています。「痩せたい、でもツライ運動やガマンはしたくない」という人を中心に人気が高まりそうです。とはいえ、今はまだクリニックでの施術が中心となるため、全体的に施術価格が高く、また周りに施術を受けた人がそれほど多くないことから「気になるけど…どうなのかな」と“様子見”の人が多いというのが現状。しかし、注目度が高いだけに、今後はエステ向けの脂肪冷却マシンの開発・発売が加速することが予想され、また、海外からの廉価品や模倣品が登場する可能性も大いにあると思います。
ただご存じの通り、脂肪冷却は過去に凍傷や内出血などのトラブルが問題となり、一度ブームが収束した施術でもあります。当時よりもマシンの技術が進歩し、トラブル回避能力も高まってはいますが、導入の際には「安いから」「人気があるから」と安易に導入マシンを選ぶのではなく、その性能や安全性、エビデンス、導入研修の有無などもしっかりと確認するように心がけたいものです。
そしてもう一方、2023年も引き続き注目度が高いと予想されるのが「筋肉へアプローチ」して、脂肪燃焼・代謝アップをめざす施術。ダイエットにスタイル維持に、パーソナルトレーニングを利用する人が増え、「筋肉量を増やし、代謝を上げることが、女性らしいしなやかな体づくりには欠かせない」ということは、すでに多くの女性に知られるようになっています。そのため近年は、「ラジオ波+EMS」「キャビテーション+EMS」など、筋肉へのアプローチを図りながらの施術を導入するサロンが急増。また、特殊な波動の電気刺激で「短時間で腹筋○万回分の効果が期待できる」といったマシンも次々に開発・販売されており、従来の施術にプラスし、提供するサロンも見受けられるようになってきました。
脂肪冷却は美容クリニック、筋肉へのアプローチはパーソナルトレーニングと、どちらも“ライバル”の多い施術といえるかもしれません。しかし、エステサロンでの利点は、同時にラジオ波やキャビテーション、手技によるマッサージなどを組み合わせ、より高い効果を狙えること。脂肪冷却も筋トレも、実は体のめぐりが滞り、脂肪が固くなっている・セルライトの状態になっているという場合、思うような効果が引き出すことが難しくなります。しかし、エステではさまざまな施術を組み合わせることにより、これらのお悩みにまとめてアプローチすることができます。一つのメニューだけで金額設定されていることが多いクリニックや、基本的に「トレーニングのみ」のパーソナルトレーニングとは異なる、エステならではの“強み”として、メニューを組み立ててみてはいかがでしょうか。
痩身総合プロデュースを手掛けるワールドジャパン株式会社の人気業務用痩身マシンセルライトゼロ®シリーズから待望の新マシンが発表されました。前述したとおり、2023年も引き続き注目されそうな「筋肉アプローチ」をより簡単に、より結果が出るように開発されたマシン“ゼロスリムプロ”。
最新テクノロジーを搭載し、電流ではなく電磁波を作用させる次世代型EMS…電磁パルスマシンです。その施術結果は驚きの連続。電磁パルスマシンとは?と思う方は是非一度、体験してみてください。
エステの強みを生かしながら、クリニック導入実績のある「クールシェイピング」でライバルと差をつけるのも良いでしょう。クールシェイピングは強力なツインハンドピースで脂肪細胞を1℃~4℃に冷やし、皮膚や血管、他の細胞を傷つけることなく脂肪細胞のみにダメージを与えます。安心・安全なマシン設計で、エステサロンでもお取り扱い可能です。
先日、政府により「2023年3月13日以降、マスクの着用については、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」との指針が発表となりました。2020年以降、もはや生活必需品となり、どこに行くにも、誰に合うのにも欠かせなかったマスクですが、今後は少しずつ外す場面が増えていくはずです。
マスクが必須アイテムとなったことで、この数年、シミケアと審美歯科の施術に取り組む女性が急増しました。長年のお悩みとして「何とかしたい」と感じていても、施術後のダウンタイムや矯正機器を付けた姿を「人に見られるのはイヤだな…」と感じ、躊躇していた人も少なくありません。しかし、外出自粛やマスク生活でそうした“デメリット”を隠せるようになったことで、逆に「今のうちにケアしておこう!」という気持ちが働いたようです。
しかし、今後はマスクを「外す」ことになりますから、こうした“デメリット”が生じる施術への人気は、若干の駆け込みはあるかもしれませんが収束すると思われます。それに代わり、今後、ニーズが高まると思われるのが「たるみ、フェイスラインケア」そして「ほうれい線対策などのエイジングケア」です。
顔のほとんどを「隠す」ことができた3年間のマスク生活は、女性にとって大きな悩みであったほうれい線や二重あご、目の下のたるみといった年齢や乾燥によるトラブルもしっかりとカバーしてくれていました。しかも、素顔を隠して生活していた間も、肌にはしっかりと年齢が蓄積されていますから、いざ「マスクを外す」となり、自分の顔を見た時に「こんなにシワが深かった?」「フェイスラインが…」と変化に驚き、焦りを感じる人もいるはずです。
また、この3年間、「マスクで見えないから…」と、毎日の肌ケアを簡単に済ませていた、紫外線や乾燥対策を省略していたという人も少なくないと聞きます。そうした背景を考えると、マスク生活の3年間で新たな肌悩みが追加されている可能性もあります。社会が脱マスクへと加速すればするほど、女性たちの間で、エステや美容クリニックへの興味・関心も高まるのではないでしょうか。
脱マスクに向けた肌ケアとして、「ほうれい線が気になる部分にハリを取り戻す」「フェイスラインをシャープに整える」など、肌状態の底上げ&見た目年齢を下げるためのメニューを充実させると良いでしょう。また、こうした肌悩みへの効果が期待でき、いつものお手入れにプラスできるようなスペシャルケアアイテム(美容液やパックなど)を導入し、店販品としてお客様にご提案するのもオススメです。施術だけでなく、ホームケアアイテム選びやケア方法までトータルにご提案できるのは、エステならではのメリットともいえます。施術やホームケアによる“変化”を実感するまでにはある程度の時間も必要となりますので、脱マスクの動きが加速するより前、早めのご提案・施術をお勧めしていきましょう。
マスク規制緩和に向けてフェイシャルエステのニーズが高まっている今、イチオシのフェイシャルエステ機器ゼロスキン®をご紹介します。ゼロスキン®はワールドジャパン株式会社が取り扱うハイドロピーリング搭載マシンです。1台で9つのコースメニューの設定が出来て、毛穴洗浄・肌のざらつき・にきび予防・くすみ解消・小じわ・肌トーン・ハリ肌改善・ほうれい線引き上げ・小顔形成すべてを網羅できる非常にコストパフォーマンスが高いフェイシャルエステ機器です。クリニック業界も注目の新技術「バイオピール®」を是非検討してみてください。
最近、耳にする機会が増えた『フェムテック』とは、女性(Feminine)と技術(Technology)をかけ合わせた造語で、月経や妊娠・出産、更年期など、女性特有のお悩みを、最新テクノロジーを用いて解決へと導こうという取り組みのことをいいます。日本では議員連盟が発足した2020年から製品・サービスの開発・発売が進み、2022年にはフェムケアアイテムやサービスを一堂に会した展示会『Femtech Tokyo(フェムテックトウキョー)』も初開催。2023年はさらにフェムテックをテーマにしたイベントや展示会が多数予定されており、女性の美と健康をサポートするエステ業界においても、ますます「当然知っておかなければならない知識」となっていくことが予想されます。
さまざまなメディアでもフェムテックに関する特集が組まれるなど、徐々にその名前や考え方も一般に知られるようになってきました。しかし、経血ショーツや月経カップ、月経周期管理するアプリといった、毎月の生理に関連するアイテムやサービスが取り上げられるケースが多いため、「フェムテック=生理に関するアイテムやサービス」だと認識している人も少なくないようです。
また、美容業界においてもここ数年でデリケートゾーン専用のソープや美容液が次々に開発・発売されています。お客様との新たな関係づくりのきっかけに、店販品強化の起爆剤に導入を検討している方もいるかもしれません。しかし、デリケートゾーンのケアが「なぜ必要なのか」を理解している日本の女性はまだまだ少ないのが現状です。また、デリケートゾーンは顔やボディよりも経皮吸収率が高く、良い成分も吸収しますが、(ないと思いますが)あまり好ましくない成分が配合されていた場合、それもしっかりと体に吸収されます。フェムテック関連のアイテムの導入を検討する場合は、確かな目で製品を選び、お客様に正しく説明できるよう、化粧品やボディケアアイテムを選ぶ時以上に体のこと、成分のことをしっかりと学ぶようにしたいものです。
また、(いないとは思いますが…)もし「生理もデリケートゾーンケアもうちのサロンメニューにはあまり関係がないからフェムテックの知識もアイテムの導入もいらないかな」と思っているなら――その考えは「今すぐ改めた方がいい」と断言します。
先にも述べましたが、フェムケアは女性特有の生理、妊活や出産、更年期などのライフイベントやホルモン変化をどうしたら快適できるかを考えていくもの。言い換えると、フェムケアの知識をしっかりと身に付ければ、月経から排卵、そして次の月経へと続く女性の体のサイクルのこと、そしてそのサイクルの中で体にどのような変化があるのかもわかります。
一般的に女性の体は、生理前にはプロゲステロンが優位になることで、むくみやすく痩せにくい、イライラして肌荒れしやすいといった状態になるといわれています。また生理前と生理後では消費カロリーの量にも差があることもわかっています。実際、こうした体のサイクル、その時に起こる“変化”に合わせて組み立てた痩身プログラムやフェイシャルメニュー、カウンセリングを提供し、お客様との信頼関係を築いている、満足度の高い結果へと導いている事例はたくさん報告されています。一見、直接関係はないように見えても、フェムケアとエステの施術には切っても切れない密接な関係があるのです。
自分の体に密接に関係することなのに、こうした体のサイクルに関する正しい知識を持ち合わせていない女性も少なくありません。今後はフェムケアに直結するアイテムや施術を導入する…わけでなくとも、自分の体のしくみを知り、しっかり向き合うことの大切さを啓蒙することもエステの重要な役割のひとつになってくるのではないでしょうか。
さまざまなフェムテック関連アイテム・サービスの中でも、この1年、急激な広まりを見せているのが「膣トレーニング」ではないでしょうか。今はトレーニング効果をより高めるためのアイテムも次々に発売されていますが、そうしたアイテムを使わなくとも、ちょっとした時間にできるメソッドも多いので、ホームケアの一環として紹介し、取り入れているサロンも増えてきています。
膣トレーニングは肛門と膣をギュッとしめた状態を数秒キープし、緩める…という動きを繰り返す、誰でも簡単に取り組めるトレーニングです。しかも子宮や膀胱を支える骨盤底筋を鍛えることにつながるので、尿漏れや便秘、ぽっこりお腹への効果が期待できるとされ、実際、膣トレーニングに取り組んでダイエットに成功した事例も多数報告されています。また、骨盤底筋を鍛えると、子宮内の血流がアップして冷えにくい体となり、生理痛の軽減、代謝アップによる肌状態の底上げにもつながるなど、女性の美と健康にうれしい、そしてサロンの施術効果を高めるのにも役立つメリットがたくさんあることがわかっています。
こうした効果もあり、今、女性誌などでも次々に「膣トレーニング」についての特集が組まれていますが、残念ながら中には(特にネット記事)性的な側面のメリットばかりを強調したものも見受けられ、今のままでは偏った側面から捉えられ、広まってしまう可能性もあります。膣トレーニングによって得られるメリットは「決して性的な側面のものだけではない」ということを認識してもらい、多くの人が取り組みやすい環境を作るたことも、今、エステやクリニックなど美容業界に課せられた重要な役割のひとつなのかもしれません。
・・・いかがでしょうか。
予想されるトレンドの一部ではありますが、ご紹介させていただきました。「もう知っているよ?」「今さら?」というものもあるかもしれませんが…サロンの新たなメニューやアイテム導入の少しでもヒントになれば幸いです。
エステ機器に様々な種類があり、目指すサロンによって購入する機器は変わってきます。サロンのコンセプトに沿った正しい機器の選定が重要と言えるでしょう。また、保証やアフターフォローの有無は、その後のサロンの運営に大きく関わります。
サロン開業時は、どうやってエステ機器選びをするべきか分からないことだらけ。だからこそ、機器選びだけでなくどこから購入、またはリースするかは大変重要な問題です。ワールドジャパンでは様々な種類の美容機器の取り扱いがあり、エステサロンや治療院などへの導入実績は500社以上にのぼります。
種類が多すぎて何を基準に選べばいいか分からない、サロンの方針がはっきり決められなくて機器選びができない…エステ機器選びに悩んでいたら、どんなことでも無料で相談を受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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