40代に突入してから肌が急激に変わった気がする。
若い頃からスキンケアには関心を持っていた方だし、日々のお手入れもそれなりにしっかりやっていた「つもり」でいたけれど、気づけばメイクでも隠せないシミやシワ、そして年齢相応にフェイスラインのたるみも目立ってきたような…。
特に気になっているのが、目の下のクマとたるみ、そして年々深くなっていくほうれい線。「ハリが出る」「目もとがふっくらする」と聞けば、あれもこれもとスキンケアアイテムを買い込み、部分パックなどもマメにやっているのだが…やはり年齢には勝てないのか、しっかりと「年相応」の顔つきになってきているのを実感している。
エイジングケアなんて「他人の力を借りることなくても自分で何とかできる」と思っていたけれど、その自信はどこへやら、今では「何かに頼らないと手遅れになる!」と焦り始めた(もう遅い気もするけど…)。そこで一念発起。エステサロンでのお手入れを体験してみることにしたのだ。
数あるフェイシャル施術の中から、今回、筆者が選んだのが、美容医療の技術をエステティック機器に応用したというエステティックプラズマ機器『Revcella(リブセラ)』。
物質は個体から液体、液体から気体に変化、最終的にイオン化された気体を「プラズマ」へと変わります。『リブセラ』は、このプラズマをエネルギーソースとして採用、色素や水分に吸収されることがないため、皮膚表面にダメージを与えることなく、より安全に肌内部へとエネルギーを届けることができるようになったという。
もともと美容医療で注目を集めていたプラズマ技術を長年の研究によりエステティック機器に応用、肌老化の原因にアプローチし、肌本来の美しさを引き出してくれるという。
またこの『リブセラ』の素晴らしいところは、年齢が出やすい部分でありながら、皮膚が薄く、エステ機器でのケアが難しい目の周りにも施術が可能なこと。筆者のように「目の下のクマやたるみが気になる」という女性にまさにピッタリの施術マシンなのだ。
ということで、体験することになった『リブセラ』。エステティックプラズマと聞いて、勝手に複雑な操作パネルがついた、ものすごく大きなマシンを想像していたのだが…実際に見るとワゴンの上にスッキリと収まるほどのコンパクトサイズ。操作パネルやディスプレイもとてもシンプルだ。
コンパクトな本体には、部位や用途に合わせて使い分けることができるという3つのプロープがセットされている。前面にはそれぞれのプロープ専用の接続部と出力調整ボタンがあるため、施術中にプロープを差し替える必要もなく、「とても使いやすい」と導入サロンからも好評なのだという。
しかし、フェイシャル専用のマシンで3種類ものプロープがセットされているのはとても珍しいのではないだろうか。そこもまた「細かい部分までしっかりケアしてくれそう」という期待にもつながる。
メイクをしっかりと落とし、その後、専用の美容液『Revergro(リバグロ)』を肌に塗布しながらリブセラをあてていく。このリバグロは添加物や防腐剤不使用、独自の幹細胞培養液に保水性に優れた「リピジュア」など5つの特許成分を配合したという美容液。日常のケアにももちろん使えるが、リブセラと併用することでさらにそのパワーがアップ。さまざまな肌悩みに広く応えてくれるのだとか。
まずはこの美容液を顔全体になじませ、頬やおでこなどの広い部分を、平らな円形の「ワイドプロープ」でマッサージしていく。
最初「プラズマ」と聞いて、施術中「ビリビリとするのでは?」「刺激がありそう…」などと想像していたのだが、実際に施術を受けてみると何の刺激も痛みも感じない。ただ肌の表面をプロープでなでられているような感覚だ。
このワイドプロープ、角が丸くなめらかに肌を滑っていくので、中には「ハンド施術を受けている」と勘違いする人も少なくないのだとか。確かに施術中は「金属」を感じさせる冷たさやごつごつ感もほとんどない、快適なマッサージが続くので、間違えてしまう人がいるのも無理はないと感じる。
そして、顔全体のマッサージが終わると、次はY字型の「リフティングプロープ」で気になるフェイスラインや頬のリフトアップケアを行っていく。
この「リフティングプロープ」は年齢が出やすいフェイスラインや頬のたるみ、そして老廃物が溜まりやすいといわれる首周りのケアにピッタリ。この絶妙な角度のY字が施術部位をしっかりホールドし、ぐいぐいと押し上げてくれる感覚だ。といっても痛みや刺激もなく、思わず寝てしまいそうな気持ちよさ。
そして最後に先端に少し大きめの球が付いた「ポイントプロープ」で、目の周りを中心に集中的にケアをしていく。
目の周りは小じわなど年齢が出やすい場所でありながら、皮膚が薄くデリケートなのでマシンによる施術はなかなか受けることができない。でも『リブセラ』は、このプロープで細かくケアできる。
また、現代女性はスマホやPCを使う時間が長く、目の周りの筋肉が固くなっているというケースも少なくない。そんな時も、このポイントプロープでマッサージをすることで、疲れやコリが癒され、施術後はパッチリと印象的な目に変わるのだとか。
照射後、肌を鎮静させるためのパックをし、肌を整えて施術は終了。顔や首への照射は約30分程度だったが、その間、痛みや刺激は一度もなかった。人によっては時々ピリッと刺激を感じることもあるようだが、施術中ずっと痛みや刺激が続くようなことはないという。
3段階の出力レベルは、弱の時は青、中の時は緑、強の時は赤と表示ランプの色が分かれているだけでなく、連動してプロープ部分にも同色のランプが付くようになっている。そのため「今、どの強さで施術を行っているか」ということが一目瞭然となっている。
またパネルは3つのプロープそれぞれの「施術時間」と「出力の強さ」、「スタートボタン」が並び、非常にわかりやすい。難しいトリートメントメニューの選択や設定なども必要なく、「操作が簡単!」と非常に好評だという。
そして実際に施術をした筆者の結果は…
正直、一度の施術で肌の状態が変わるとは思っていなかった。まず驚いたのが肌に透明感が出たこと! 全体にくすんでいた肌がパッとワントーン明るくなったことにビックリした。そしてフェイスラインもリフトアップされ、輪郭まで変わっている。そのおかげでほうれい線も薄くなっているのが実感できる。
『リブセラ』の効果は、施術直後にも感じられるが、実は「施術後2、3日後に最も実感できる」という。実際、施術後「やっぱり肌のツルツル感、メイクのノリが違うかも…」といつもと違う感覚にうれしくなった。定期的に施術を繰り返せば、きっと肌自体が健康に、キレイに変わっていくはず!
実は顔にマシンをあてることに、正直、抵抗もあったのだが、痛みも刺激もなく、施術中は「マッサージを受けているだけ」の感覚で、ここまで違いを実感できるなんて!――筆者のように年齢による肌変化に悩む人ほど、『リブセラ』の実力に驚き、感動するはずだ。