エステサロン商材や施術に関する取材をするようになって、約2年。実はこの仕事を始めた頃の筆者は、今よりも体重が10kg以上も重くおおよそエステサロンには似つかわしくない力士のような体型をしていた(いや、大げさではなく…)
ところが、取材で多くのエステティシャンの方々にお会いするたびに、その美意識の高さ・キラキラとした美しさに感心させられると同時に、自分のたっぷりとした体型が恥ずかしくなってくる。「これではいけない」と思い知らされるまでに時間はかからなかった。
そこで、一念発起し、ウォーキング(ランニング)と糖質制限を組み合わせたダイエットを開始。約1年をかけて10kg程度体重を落とすことができた。
ところが、そこから何をやってもピクリとも体重も体脂肪も減ってくれない。そこで、週1回エステサロンに通い「老廃物をスムーズに流し、痩せやすい体をつくる」という超有名なマシンをかけるコースも契約してみた。
…が、それでも体重や体型は全く変わってくれない。言われるまま半年、一年と施術を継続してみたが「○○が少し細くなったかな」といった効果を実感することもできず、「やっぱりサロンの施術に頼るだけじゃダメなのか…」とやや諦め気味になっていたのだ。
『セルライトゼロ』に出会ったのは、まさにそんな行き詰まりを感じていた頃。
「サロンでの施術効果をより高めるには自宅でのケアが重要」
「筋力増強を促進させる周波数で筋力アップ&引き締め」
そんな言葉に心が動く。基礎代謝をあげ、痩せやすい体にするには筋力アップが欠かせない。それにこの『ゼロスリム』でサロンでの施術効果がアップするならまさに一石二鳥かも…
とはいえ、かなり昔にEMSマシンを購入し、「ただ痛くて不快なだけ」の性能にガッカリした経験を持つだけに、「EMSかぁ…」という疑念も湧いてくる。あの時と同じで結局痛いだけで何の効果もないのではないか…と。
しかし、この『ゼロスリム』は、世界的にも権威のある学会で発表された論文に基づいて開発されており、より筋肉を強化するのに適した周波数のみを使用した機器であること、そしてダイエット・筋力アップ・リンパドレナージュという3つのリズムを組み合わせ、10分間のプログラムが組み合わされているなど、エビデンス的にも機能的にも、あの時に筆者がガッカリしたマシンとは雲泥の差だと感じさせてくれる。
さらに筆者が魅力に感じたのが、エステサロンで実際に使用されているのと全く同様の専用ジェルがボディ用とフェイス用の2本もセットされていること。つまり機械を購入したら、すぐにケアが開始できるということ。それに、これこそまさに「サロンと同等の施術が自宅でできる」ということなのではないか。
「よし!」と決心するまでに時間はかからなかった。
こうして我が家にやってきた『ゼロスリム』。高級感たっぷりの箱を開けると、内側には黒いサテン調の布が敷き詰められ、そこにマシンとジェルがセットされている。もうその佇まいだけで、筆者がかつてがっかりしたEMSマシンとは「格が違う」と思わずにいられない。見た目からして「イイモノを手に入れた」という気持ちが湧いてくる。やっぱり、なんだかんだいっても、やっぱり見た目って大事…。
この『ゼロスリム』はボディとフェイス、さまざまな部位に使用できるのだが、ボディは一箇所10分、フェイスは3分程度の施術でOKらしい。とはいえ、お腹も太ももも…とあちこちを毎日ケアするのは時間的にも難しい。悩んだ末にまずは一番気になっていた&ケアがしやすそうな二の腕とフェイスラインの施術に集中することにした。
二の腕はご存知のとおり、一番大きな「腋下リンパ」の詰まりによって老廃物が溜まりやすく、長年、何のケアもしていなかった筆者の二の腕も人様に見せられないほどパンパン。スリムな女性のふくらはぎと太さが変わらないほどに成長している。通っているサロンでも定期的にマシンをかけてもらっているが、その効果を実感できないままでいる代表部位だ。
早速、購入したその日から自宅ケアを開始! まずは、ボディ用のマッサージゲルを本体のチタン部分にたっぷりとつける。このジェル、実は塗るだけでセルライトにアプローチ、脂肪分解効果も期待できるという優れもの。実際にエステサロンの施術にも使われているという実力派ジェルだ。
ちょうど女性の手のひらにすっぽりと収まるサイズの小判型の本体には、「スタート/ストップ」ボタンと「モード」、「+」「-」と表示された4つのボタンが付いた突起のような操作部が付いている。その突起部を指で挟むようにして持つと、しっかりと安定した状態でケアができる。コンパクトなのでボディにもフェイスにもスムーズにフィットする。
たっぷりとジェルを塗り、電源を入れた後、ボディモードの状態で(フェイスに使う時には「モード」ボタンでフェイスモードに切り替える)施術開始。肌に当てると、ジェルを塗ったチタン素材部分からなかなか刺激的なリズムが伝わってくる。そして、その刺激は周期的に、コンパクトに、そしてゆっくりと叩くようなリズムや、ギューッと筋肉を絞るようなリズムと変わっていく。
出力の強さは、「+」と「-」のボタンで6段階から調整することができるが、最初、筆者は「ちょっと痛いかな」と思いつつ、中間の「3」でチャレンジしてみた。確かに、二の腕に当ててみると、その刺激に合わせて筋肉が振動する時もあれば、指先まで振動が伝わってくるなど、思わず「おおおっ」と声が出てしまうほど、なかなか刺激は強め。
ただ、その刺激は「痛くて耐えられない」というものとはちょっと違う。電気による「ビリビリ」とか「ピリピリ」といった皮膚への痛みではなく、皮膚を通り越して筋肉をダイレクトに動かされているような感覚なのだ。
また、本体の中央部分からは、LEDが出力されるため、筋肉運動と同時に肌のハリやツヤアップ効果も期待できるという。確かに専用ジェルの保湿効果もあって、施術後の肌はしっとりキメが細かくなったような気がする。
スイッチを入れて、気になる部分に当てるだけで、自動的に筋肉運動ができるとは聞いていたが、こんなに楽で操作がカンタンだとは思わなかった。しかも、翌日にしっかりと二の腕が筋肉痛になってきたことにビックリ。これはかなり効果が期待できるかも…。
その後、忙しくてケアができなかったこともあったが、平均して週2~3日はしっかりと左右の二の腕に10分ずつ使用することができた。
そしてその結果、パンパンだった二の腕は…
何よりも変化を感じるのは、以前は老廃物がたまっていたせいか二の腕がパンパンで、触っても「やわらかさ」が全くなかったのだが、今は、かなりプルプルとやわらかくなってきたこと。このまま続けていれば、徐々に脂肪が落ちて引き締まっていく…のではないかと期待している。
昨年一年間、サロンで二の腕のケアもしていたのだが、ここまで「変わった」と効果を実感できることがなかったので、正直、自分でも驚いた。やっぱり自宅でのケアを並行していくことって大事なんだなと痛感した。
もちろん、今も少しずつ施術を続けている。春になってもっと薄着になるころまでには、もう少し引き締まった二の腕へと仕上げていきたい。そして数カ月後に、もっと驚きの報告ができるよう、頑張っていきたいと思う!