―― 新人社員を育てるための研修内容、入社からの期間 ――
貴重な新入社員を採用し。この社員をしっかり育て上げ、立派な社会人・社員として近い将来、会社の中核を担ってもらおうと大いに喜び期待していた。
ところが、少し期間が経ったら「会社の中に埋もれて目立たない社員になってしまった」とよく経営者の方から聞くことがあります。
高齢化社会で65才までの40数年さほど意欲もなく、ただ決まっている定常業務だけを淡々とこなして一日を過ごすだけで積極性もなく改善意欲もない社員になってしまったら大変なことです。
働き方改革と叫けばれている今日、このような社員をつくらないために、しっかりした新人研修は大変重要な要素であります。
働き方改革は、しっかりした研修をベースとして、経営者・社員が一丸となって旧来の意識を払拭して改革に取り組まないと会社は地盤沈下してしまいます。
社員ともども幸せな生活をすごすことが難しいことになってしまいます。
■ 新人研修から中堅社員研修までの期間
新人研修:入社1年~2年 、中堅研修入社3年~5年 (当社での位置付け)
今回のトピックスでは、入社1年~2年にかけての研修に絞って記したいと思います。
入社1~2年目社員に身につけることが求められる主な能力
- 【自立・主体性としては】
-
- 社会人としての自覚と立ち振る舞いを身につける
- 上司からの指示などに対し、一歩先を見据えて行動することができる
- 今後の目標を見据えて、日々の仕事に取り組む
- 【業務遂行スキルとしては】
-
- 自ら与えられた業務は完ぺきにマスターするように取組む
- やるべきこと、業務からの指示に対し計画を立てて期日にまでに仕上げる
- ミス、顧客から苦情などがあったら遅滞なく正直に報告・連絡・相談ができる(ホーレンソー)
具体的には
- 入社1年目は、 会社を代表して働く、会社の看板を背負っていることを自覚させる
働くことの基礎を身につけることと、会社・組織の一員であるということを常に認識させる。
- 入社2年目は、プロ意識をもち一人で業務を遂行するとともに、業務の内容によっては、後輩指導ができる
新人という肩書きを卒業し、一人前として業務遂行レベルを着実に向上させる。初めて後輩という存在ができ、その人たちに仕事の基礎を教える身近な立場となる
研修・育成の目的、ポイント
- 新人研修
新人研修で「決まった仕事、定常的な仕事であれば安心して任せられる」までにしていくことが目的です。
そうすれば新人に一人で仕事ができると組織の中であるパートの一定の役割を任せられるようになります。中堅社員は今までよりも開発・開拓、企画等グレードの高い仕事もできるようになります。 ”一人で業務を遂行できる力を身につけさせることが目的 ”
- 若手社員の育成方法とポイント
一人で業務を遂行できる社員を育てるためには、業務の与え方と業務実施に対するフィードバックの質が重要であります。
新入社員においては一連の業務の仲から一部の業務を切り分け担当させることと思います。
業務の一連の流れと社員自身が担う役割を意識し「何の目標のために業務を遂行するのか」という関連性がしっかり理解するようになります。そのため、作業を与えるのではなく、「役割」を与え、その「役割」を果たすためにどのように業務を遂行すべきなのかを関連付けて伝えていくことが肝要です。
具体的な研修内容
1年目研修で行うこと
1.社会人として
社会人として、働くための心構えを身につける。社会人となったら自覚と責任を持つことを認識させます。
- 給料は「仕事に対する報酬」として受け取るものですが、給料を得るためには自分に与えられた職務を果たすことが必要です。
「給料は自ら稼ぐ」ことをしっかり自覚して、仕事に取り組むことをしっかり自覚するような「会社の風土作り」してください。
…風土とは、5年後、10年後も全ての社員が自覚している職場・環境のことです。
- 仕事に対する取組み、仕事を行うに当たっての習慣
2.社員として
- 先輩より先に挨拶し、良好な人間関係を築く努力と、常に自らコミュニケーションを自ら積極的にとるように努める。
- 会社のルール、諸規則はいち早く覚える
- 皆が嫌がる仕事を率先して行うようにする。
- お客様を第一に大切にする。
- 「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)を欠かさない。
これくらいは報告しなくてもいいだろう。誰かが言うだろうはダメ。
自らまず報告する。
特に悪いと思う情報ほど、速やかに上司の耳に入れることを徹底する。
タイミングを逸すると大事になる恐れがあることを指導する。
- コミュニケーション作りをする。
学生時代は、嫌なやつ、好きでない人とは話しをしない。で通用していたが社会人となったらそんな好き嫌いで話しをしない。は NO。
自らも話題作りのために最近のニュース・トピックスは仕入れるようにする。
3.社是、規定、ルール等の習得
- 経営者の方針、考え方をしっかり話し思いを伝える。
- 主な会社の規定・通達などの指導、会社内のルールの指導
短期間に習得させるため、一方的に教えて終わりでなく、質問したり、意見を言わせたり過去の事例、失敗例などを示し印象付けるように教える。
※教えたことはすべて理解しただろう。はNG。
「ほめてやらねば人は動かじ」のとおり、タイミングよく誉めてやる気を起こさせる。
- 会社の現状と改善意欲のしょうよう、再度自らの目標の再確認付け
2年目研修で行うこと
- 経営者・会社トップの方針、考え方及び会社の課題等を再認識させる。
社長自らが直接社員に伝えることが肝要
- 実務主体の訓練を行う。
仕事は連携プレーです。そのため他部署等の実務に係るロールプレイイングの実施
- 問題事例等の発表、意見交換
会社の課題等を示し、グループごとに課題内容、原因、対策等を議論し発表
- 先輩社員(入社5年、10年の社員)からのアドバイス、失敗談等の話しとその時の対処方
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“心の天気と上手につきあう”
人間であれば、誰でもイライラしたり、クヨクヨ悩むのは自然です。私など毎日座禅していますが、決していつも穏やかでいるわけではありません。・・・
ゆれたままで無自覚にイライラ、クヨクヨし続けるのが一番良くないのです。
まずは今、心が揺れているのだと気づくことです。・・・
例えば電車に乗ろうとしても改札が込んでいてなかなか中に入れないとイライラします。
やっと中に入ると、今度は駅の放送があって、電車が遅れていることがわかります。
更にイライラがつのります。イライラしたりクヨクヨししても、遅れた電車は早まらないし、状況は変わらないのですから「どうしようもないのだ」と現実を受け入れることが第一です。
そして、心を切り替えればいいのです。マイナス感情を断ち切る手段を持つ。・・・
イライラが続いている最中にスッと心を切り替えるのは難しいとしても、切れ目のところでマイナスの感情を断ち切るのは、それほど難しいことではありません。・・・
禅というものは今を生きる修業です。食事の時はただ食事をしっかり味わっていただきます。
感謝していつもよりよく噛んで味わっていただききましょう。それだけで心が変わります。
・・・吸った空気が鼻から入って、胸に入って、肺に入って、体中に酸素がめぐって、息を吸うのは気持ちがいいな、と思いながら吐いたり、吸ったりする。いつもより吐く息を長めにするといいでしょう。
このように呼吸を味わっていると、ものの三分もしないうちに心が穏やかになってきます。
<横田南嶺氏(臨済宗円覚寺派管長) PHP9No.832>
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