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「サロン百花 2019 Autumn」井上敬一先生インタビュー記事<後編>

エステティシャンのための美容情報誌サロン百花

井上敬一先生とと大畑綾子の美容対談<後編>

井上敬一先生とと大畑綾子の美容対談<後編>

<前編>のインタビュー記事はこちら
「サロン百花 2019 Summer」井上敬一先生インタビュー記事

綾子:
話は変わりますが、いつもに増して今日もとても素敵ですね。今日はどういう感じで来ていただいたのですか?
井上:
:僕はいつも、「ルックスは人のために」という言葉を入れていますので、今までのサロン百花を見てどんな人が見ているのかを考えた時に、いかに伝わるかを考えました。見てくれている人に何か一つでも学んでもらえたらいいなと思うのです。学んでもらうためには、僕の言葉が入っていかないといけないので、そういう意味で読者層を想像して、女性だったらハイカラ―にしようとか、可愛いきれいめにしようとか、髪の毛もちょっと下ろしていこうとか、そういうのを考えながら、トータル的にコーディネートしてきました。スーツにしようかとも思いましたが、堅すぎるかなと思ったので下はカジュアルにネクタイはしておこう、時計は派手なものでとそんな感じです。
綾子:
本当ですね。すごいですね。ファッションも人に合わせるのですか?
井上:
そうです。自分がこんな服着たい、こんな髪形がいいというのも大事です。よくTPOとは言われますが、実はTPOではなくて誰に受け入れられたいか、誰に愛されたいかというのが僕は一番大事だと思っています。
サロンでは制服が決まっていることもあると思います。それでもメガネをかけたほうがいいのか、かけないほうがいいのかとか、ネイルの色を変えるとかの工夫はできますよね。誰に一番受け入れられたいかを考えるのが、僕は本当のファッションだと思います。「ルックスは人のために」というのをずっと伝えています。
綾子:
見た目、会話、仕草、全てがコミュニケーションということですね。
井上:
そうです。これが無言のコミュニケーションというパートです。頷きや服装、そして色や姿勢、表情というのが、無言のコミュニケーションです。非言語の部分なので意図していることとは全然違うことが伝わっていたり、真剣に話を聞いているだけなのに「この人無表情だから、聞いているのかどうかわからないな」と伝わってしまったりする事があるので、「無言のコミュニケーションをまずマネジメントしてくださいね」という事を最初に伝えています。
綾子:
お客様に好かれるエステティシャンって、すごく技術がうまいとかでは決してないんですよ。「あの人売上げすごいよね」とか「あの店すごいよね」というところは、その無言のコミュニケーションが出来ていてお客様から好かれているということなんですかね。
井上:
自然にやっていますよね。先程綾子さんがおっしゃったように言い方悪いですが、トップレベルになると正直技術の差はあまり変わらないし、お客様からしたらわからないところなんですよね。お客様は自分のことを見てくれている一生懸命何とかしてくれようとしているというところはわかると思います。もしかしたら一般的なエステティシャンは、相手の話や悩みを聞きながら、「あぁ、そうですか」と笑顔で頷くだけかもしれませんが、一流になるとすぐにメモしたり、メモしていることを相手に見せたりしているはずなんですよ。次また来た時に、前回の話から入っていくとかですね。このようにあなたに興味関心を持って良くなってもらいたいという思いだけではなくて、外側に出る情報で伝えている人が僕は超一流だと思っています。
僕は型からでいいと思っています。武道も型がありますし、囲碁でも定石というのがありますから、そのルールをちゃんとわかっていなければ、いかに技術を高めても人柄が伝わらず、お客様も自分も損をしてしまいます。相手に喜んでもらえると自分も嬉しいし、それで更に売上も上がるのであれば、その方がいいのではないかなと思ってやっています。
綾子:
井上先生のこうしたお話はどこかで聞けるチャンスはありますか?
井上:
毎月シークレット婚活塾を行っています。「婚活」という看板にはしていますが、人に好かれるコミュニケーションを学べる場です。このような体験セミナーを聞くだけでも接客にはすごく役立つと思います。ぜひ来て体験していただきたいですね。
綾子:
ぜひ、独身のエステティシャンに!
井上:
ビジネスだけではなくプライベートにももちろん、どちらにも使えると思います。
人に好かれるということは、人生を本当に豊かにします。人に好かれる、愛される人というのは、先に愛する技術を持っている人で相手に関
心を持って喜ばせた結果に起こる二次的な作用だと思います。婚活でも「ハイスペック男子と結婚したい」とか「良い男と結婚したい」とかを望む人もいますが、その事よりもとにかく相手を喜ばせることに終始徹底した人が、結果的に相手に好かれます。僕は婚活塾で「男なんてちょろいよ」と冗談まじりで言っていますが、人に貢献する事や人を喜ばせるコミュニケーションしか伝えていないので、結果的に愛される人になります。
綾子:
お客様に愛される、パートナーに愛される、これは人生豊かになりますよね。
井上:
そうですね、これは手に入れてほしいと思います。
綾子:
素晴らしい。では、井上先生の今後の夢を聞かせてください。
井上:
世界一の成婚数を成し遂げる会社を作ろうと思っています。世界一ですよ。今、民間がやっている結婚相談所を超えたいという思いはありますが、競合と見ている訳ではないです。結婚ってすごく良いと思っているんですよね。僕はずっと学んできてわかったことが、結局「欲望なきところに学びはない」ということです。何かを成し得たいから学んだり、学び自体が面白いとか、学ぶ目的がはっきりしていることが大切だと。そういう意味では、恋愛や婚活は受講生の欲望が高いのですごく学んでくれます。僕の講座は、婚活を通して人間力を上げることをやっているので、「世界一の成婚数を果たした会社=世界一の人間力を生んだ会社」になる訳です。感じの良い人たちが現れて人生を豊かにしてくれる人達が増えてくれるといいなと思います。また、結婚はゴールではないですよね、結婚後の方が長いですから。綾子さんもわかるように夫婦生活っていろいろあるじゃないですか。忍耐力、柔軟力それに計算力も必要ですよね。荒波を乗り越えていくために、先に予習しておいた方がいいなと思っています。
綾子:
「これかー!来た来た先生言ってたー!」みたいなことですね。
井上:
そうです。それを学べる本当の教育機関を今から作って、日本は少子化ですから結婚して、できれば出産もしてもらえたらいいですね。産める人もいれば、産めない人もいるのはわかっていますが、楽しい人間関係を築ける人が増えてくればいいなというのが、表のテーマです。裏テーマを一つだけ言うと、とにかく感じの悪い人を撲滅したいということですね(笑)その為には感じの良い人を増やすしかないですから。

綾子:
それは男性も女性もですか?
井上:
そうです。感じの良い人が増えて、数的有利を作ればいいわけでクリティカルポイントを超えれば絶対にそうなりますからね。言葉は悪いですが感じの悪い人を撲滅という気持ちも持っています。
綾子:
ありがとうございます。実際に実行できそうなことはありますか?
井上:
まず人と話している時に、相手に風を送るくらい大きく頷いて欲しいですね。とにかく話を聞きながら風を送る、そしてお客様の話を時折メモする、次来た時には、リマインドから入るために、必ず顧客カルテの話から入ることです。これが細かければ細かいほどいいのです。「この前着けていたシルバーのイヤリング可愛かったのに、今日はされてないんですね」と言うだけで、自分の事をすごく見てくれていると思いますよね。これが「そんなの覚えてくれていたんだ作戦」です。わかりにくい略し方ですが、これをSOS理論と言います。
今ではどこでも顧客カルテを書くようになりましたが、僕がホスト時代にはお客様のお酒の趣味までちゃんと細かいところまで必ず書いていました。例えば、「この間ネコちゃんが病気って言っていましたけど、大丈夫でしたか?」と前回の話から入っていくなど、自分から話すよりも相手に話をしてもらうことが大事です。これを目指すべき指標とすると、相手の居場所が出来てまた来たいサロンになります。
二度と行くかというサロンも今は多いですが、やはりファン化しないとだめだと思うのです。それは会社がファンにするのではなくて、各個人がお客様をファンにするということです。コミュニケーションをとるためには、とにかく相手に興味関心を持っているということを心ではなく、技術として、外側に出ている情報として伝えることがすごく良いと思いますね。それは今すぐできるところだと思います。
もう一つは、何かしら変化したことを自分の口からアウトプットする事をやってもらう事です。人間は成長していくとそれが成功体験になり、もっと頑張ろうと思えます。心折れてしまうのは変化がない時、成長が感じられない時なのです。しかし、何かをしたことに無駄はありませんので、成長が感じられない時でも本当はあるのです。どんな事でも何かしらあるわけじゃないですか。自分では気付かない変化を掘り起こして、それに気が付けば必ずうまくいきます。決してお客様に全然意味がなかったと思わせないことが重要です。そういうことをちゃんと引き出せていないエステティシャンの方も多いと思うので、出来たこと、自分が努力されたことだけを伝えてもらい、きちんと聞くことが大事です。これは、人を動かす技術にもなります。お金はかかりませんので、そこだけでもやっていただけるといいのかなと思います。変化を感じるサロンがこれから伸びると思いますのでできるのかなと思いますね。
綾子:
コミュニケーションの必殺技はありますか?
井上:
必殺技、一番早い方法は先程お伝えしたように風を送ることです。頷いて、風を送るということですね。これを行った受講生は会社でお土産が増えたとか、嫌いだった上司が仕事を助けてくれたという話を聞きます。頷いて風を送ることは、相手からしたら自分を受け入れてくれたというジェスチャーになるんですよね。人は、自分を受け入れてくれた人をめちゃくちゃ好きになりますから、極端な話、心で受け入れていなくても、風を送ることが大切です。もちろん心から受け入れているのが一番ですが、まずは型から入るほうが絶対にいいと思います。型を身に付けるという意味では、心よりも、そうした笑顔で頷きを送ることで、それも出来ていない人が多いですからまずはやってほしいなと思います。笑顔と風を送る、これは鉄板です。
もう一点は、話のゴールの違いを理解することです。女性の会話のゴールは共感で、男性のゴールは称賛ですので、男性は褒めたたえ、女性の場合は共感してあげることが大事です。でも、共感というのは心でするもので、目に見えないものなので実際に言葉でどうするかというと感情をリピート、喜怒哀楽の感情をリピートするのです。例えば、お客様に、「最近どうされてましたか?」と聞いて、「いや、聞いてくださいよ。この間、上司が急に帰りがけに仕事を押し付けてきて…」と返ってきた場合、お客様の感情は辛かった、嫌だったわけですので、返すべき言葉は「それは辛いですね」ですよ。「でも、その後、帰ってからは誕生日祝いを彼氏がしてくれてすごく嬉しかったの。」と言われれば、これは嬉しい感情ですので、「それは嬉しいですよね!」と、感情のリピートをするわけです。とにかく、「辛いですよね」「楽しいですよね」「悲しいですよね」と感情をリピートすることで、女性は居場所ができますので、そういったコミュニケーションが鉄板だと思います。僕はこれを「おかきの法則」と伝えています。女性には、「おいしい」「かわいい」「きれい」だけでいいと(笑)。男性はこの法則はデートにも使えると思いますよ。デートに行って、女性が「ステーキおいしいよね」と言ったら、「おいしいよね」でいいわけですよ。例えば、24階のバーラウンジに来ていたとして「夜景がきれい」と言ったら、「きれいだよね。ところで、その服どこの服?」、「どこどこのやつですよ」、「その服かわいいよね」と。このように共感だけです。
綾子:
:皆さんまずそこからやってみましょう。
井上:
男性は勝ち負けで生きていますから、解決してしまうんですよ。「このステーキ美味しい」と彼女が言ったにもかかわらず、「いや、俺の友達のところもっと美味しいけどね」と。
綾子:
「俺もっと美味しいもの食べたことある」ということですね。
井上:
女性からすると「なんだかつまんない」となるじゃないですか。共感というのは感情をリピートするだけでいいということですから。
綾子:
これは、職場の人間関係や面談の時のスキルにも活かせますね。
井上:
女性は共感ですが、反対に、男性は称賛ですので、「素直の法則」なんです。「すごい」「なるほど」「面白い」だけでいいのです。僕がホストの時は男性のお客様も来ていたので、女性にはこっち男性にはこっちだなと分けて、男女別マネジメントのようにやっていました。だからシャンパンが降りてたということですね。みんな居場所が欲しいんです。そんな感じですね。計算高い男でございますよ。
綾子:
もっといっぱい話を聞きたくなりましたし、私も学びたいです。コミュニケーションは、人間生まれてから死ぬまで絶対必要じゃないですか。一人で生きるのは寂しいし、相手が変わっても、どこの場所に行っても、何歳になっても必要だと思うので、もっともっと知りたいなと思いました。
井上:
僕は、相手に喜んでもらうことが嬉しいのです。女性は男性が喜ぶだろうと思って言ったことが実は嬉しくなかったり、逆に男性がこれは女性がきっと喜ぶだろうと思って言ったことが実は嬉しくなかったりします。男女で喜びが全然違うので、そこは難しいです。男女の脳の仕組みから感情の違いを覚えると、接客にも人間関係にも全部に役立って、めちゃくちゃ面白いですよ。
綾子:
ありがとうございました。今日は勉強になりました。

井上 敬一
コミュニケーションデザイナー
株式会社FiBlink(ファイブリンク)代表取締役
一般社団法人恋愛・結婚アカデミー協会 代表理事

兵庫県尼崎市出身。立命館大学中退後、ホスト業界に飛び込み 1ヶ月目から5年間連続ナンバーワンをキープし続ける。当時、関西最高記録となる1日1,600万円の売り上げを達成。業界の革命児としてPrinceClubShionをはじめとしたシオングループオーナー業を経て、現在は実業家として企業、個人のブランディングやアパレル、サムライスーツなどのプロデュースを手掛ける他、人に好かれるコミュニケーションを伝える研修・講演を展開している。圧倒的な実績に裏付けられたコミュニケーションスキルをわかりやすく説く講演は、多くの企業・団体から支持を受けている。
また、約20年間のホストクラブ経営の経験をもとに、接客術や人間関係の築き方を活かし、2015年4月から始めた「恋愛・結婚セミナー」は多くの悩める女性を恋愛や結婚の成功に導き、卒業生は150人を超える。これまで数多くのメディアに取り上げられてきた中、独自の経営哲学で若いスタッフを体当たりで指導する姿はフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で10年にわたり密着取材され、シリーズ第8弾まで放映されている。

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