目的や測定環境に合わせてカスタマイズ可能
ITO-InBody370Sをインターネットに接続して測定データをクラウドに保存すると、LookinBody Webから結果を管理することができます。測定者はスマートフォンから結果の閲覧が可能です。
ITO-InBody370Sをクラウドに繋げなくても、LCD画面や結果用紙の二次元コードを読み取ってスマートフォンで測定結果を閲覧したり、アプリ経由でクラウドに保存ができます。
Wi-FiまたはBluetoothを使うことによって、ワイヤレスでPCに繋ぐことができます。測定したデータは指定したPCで閲覧したり、管理することが可能です。
音声ガイダンスと画面案内に従って、誰でも簡単に測定することができます。高周波を含む多周波数分析をしながら、測定時間が約15秒と短いことも特徴です。
充実の総合診断ツール
高精度・高再現性を実現する技術的特徴
ITO-InBody370Sの部位別直接インピーダンス測定法は、人体を右腕・左腕・体幹・右脚・左脚に分けて測定する技術です。断面積と長さの異なる各部位を別々に測定するため、どの体型でも同じ精度で分析できます。
3種類の広帯域周波数(5kHz、50kHz、250kHz)を用いて細胞内水分と細胞外水分を分けて測定する技術です。交流電流は周波数によって細胞膜を透過する過程が異なります。ITO-InBody370Sは、この特性を利用して低周波の電流では細胞外水分を求め、多周波の電流では水分均衡と全体の体水分を求めます。
人体の形状を考慮して左右の手と足に各2個ずつの電流・電圧電極を配置し、計8個の電極を使用する技術です。電流と電圧を分離したITO-InBody370Sの電極接触方式は、手首と足首の常に一定な位置から測定が始まるため、再現性がとても高く、皮膚による接触抵抗の影響を受けない正確な測定が可能です。
ITO-InBody370Sは年齢や性別などの統計的な情報で体成分の結果を補正しません。身長・体重と実測したインピーダンスのみに基づいて体成分を算出するため、見逃しやすい僅かな体成分の変化まで感知します。これは体成分の変化を継続的にモニタリングする治療や、研究を目的とした分野では欠かせない技術です。
人の体は大きく分けて体水分・タンパク質・ミネラル・体脂肪で構成されています。これらの成分の均衡がとれている時に、我々の体は健康な状態と言えます。
単に体重が多いことで肥満等を心配する必要はありません。それより大切な事は、体を構成している筋肉と体脂肪の均衡です。体重・筋肉量・体脂肪量の各棒グラフの先端を結んだ形によって、普通型・強靭型・肥満型等に分かれます。
筋肉量は主に体水分とタンパク質で構成されている除脂肪軟組織を意味し、骨格筋・内臓筋・心臓筋などを含む筋肉成分の総量です。骨格筋量は自分の意志で動かせる随意筋のみを示しており、研究項目から確認できます。
■BMI(kg/㎡)
体格指数(Body Mass Index)といって、身長と体重のみで肥満可否を判定するため、見かけの肥満度を意味します。
■体脂肪率(%)
体脂肪率は体重に対する体脂肪の割合を意味します。
腕・体幹・脚の筋肉量を分析します。筋肉量は普段の運動量や活動量によって変動するため、運動効果をそのまま表す項目です。量だけでなく、評価も表示しますので、現在の体重に対する各筋肉量の多さを確認することができます。
測定時に同じIDで測定すると、そのIDの履歴データが折れ線グラフで最大8件まで表示されます。体重・筋肉量・体脂肪率が確認できます。
体成分の均衡度を分かりやすく点数化したものです。80点を基準に筋肉量が標準より多くなると1kgが1点として加算、少なくなると減算され、体脂肪量は標準との差分が減算されます。適切な体脂肪量を維持しながら筋肉量が多くなると点数は高くなります。
BMIと体脂肪率により体型評価を行います。身長、体重だけでは分からない体の中身も考慮して評価するので、より正確な評価が可能です。
理想的な体成分均衡になるための筋肉調節量と脂肪調節量を意味します。適正体重は体成分の状態を考慮するため、筋肉量が標準より多い人の場合、適正体重が標準を上回ることがあります。
測定結果を誰でも簡単に測定できるようにした項目です。チェック(✔表示)が標準・良好・均衡に多ければ望ましい状態であり、それ以外に多ければ、健康に影響を及ぼす体成分均衡の崩れが懸念されます。各評価はInBodyから提供される標準範囲を基準にしており、その標準範囲は標準体重で持つべき理想的な値を意味します。
内臓の間に存在する内臓脂肪の量を推定したレベルです。内臓脂肪レベルを10以下に維持することが健康な状態と言え、10を超えると注意が必要です。
より具体的な栄養評価や生活習慣の指導に役立つ項目を中心に構成されています。
部位別・周波数別にインピーダンスを表示します。インピーダンスは周波数を持つ交流電流が体水分に沿って流れる際に発生する抵抗であり、体成分を算出するための基データです。また、InBody測定が最後まで正常に行われた場合、インピーダンスは各部位と周波数に相応する値が計測されるので、測定エラーを判定できる指標になります。
生体電気のインピーダンス(BIA)測定項目 | 3種類の周波数(5kHz、50kHz、250kHz)で、5つの部位別(右腕、左腕、体幹、右脚、左足)にインピーダンス(Z)を測定 |
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電極方式 | 8点接触型電極法 |
測定方法 | 部位別直接多周波測定法 (Direct Segmental Multi-frequency Bioelectrical Impedance Analysis Method、DSM-BIA方式) 同時多周波数インピーダンス測定法 (Simultaneous Multi-frequency Impedance Measurement, SMFIM方式) |
結果項目 | [全身・部位別] 筋肉量 [全身] 体重、BMI、体脂肪率、除脂肪量、体水分量、タンパク質量、ミネラル量、骨ミネラル量、骨格筋量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、骨格筋指数(SMI)、適正体重、筋肉調節、体重調節 [部位別] 周囲長(首、胸部、腹部、臀部、右腕、左腕、右太もも、左太もも) [その他] 体成分履歴(8回分測定結果)、インピーダンス(部位別・周波数別) |
体成分算出 | 統計補正(人種、性別、年齢)の排除 |
ロゴ表示 | 結果用紙に施設名、住所、連絡先の記載が可能 |
結果確認 | LCD画面、結果用紙、データ管理ソフトLookinBody(オプション) |
結果用紙の種類 | 体成分結果用紙(専用/内蔵)、小児用体成分結果用紙(内蔵)、サーマル結果用紙 |
測定音 | 測定時の進行状況、環境設定保存、個人情報入力を知らせる案内音及び測定時の音声ガイドの設定可能 |
測定姿勢 | 立位 |
測定画面 | カラーLCDで測定過程と測定結果を表示 |
管理者メニュー | 測定環境に合わせてITO-InBody370Sの機器設定及び測定データの確認 |
結果保存 | ID入力時、ITO-InBody370S本体に測定結果保存(測定合計100,000回まで保存可能) |
データコピー | USBメモリーに保存可能(Excel、LookinBodyで確認可能)※(株)インボディ・ジャパンが推奨するUSBメモリー |
データバックアップ | USBメモリーで聞きに保存されたデータのバックアップと復元 |
プリンター接続 | USBポート |
使用電流 | 200µA(±40µA) |
消費電力 | 70VA |
電源アダプタ | ①Bridgepower 電源入力:AC 100-240V,50/60Hz、1.2A(1.2A-0.6A) 電源出力:DC 12V=3.4A ②Mean Well 電源入力:AC 100-240V,50/60Hz、1.0-0.5A 電源出力:DC 12V=3.34A |
表示画面 | 800×480 7inch Color TFT LCD |
入力インターフェース | タッチスクリーン、キーパッド |
外部インターフェース | RS-232C×4、USB Host×2、USB Slave×1、LAN(10/100T)×1、Bluetooth×1、Wi-Fi×1 |
対応プリンター | (株)インボディ・ジャパンが推奨するプリンター |
装置寸法 | (W)522×(D)874×(H)1,059(mm) |
装置重量 | 23.8kg |
測定時間 | 15秒 |
動作環境 | 温度:10~40℃ 湿度:30~75%RH 気圧:70~106kPa |
運送及び保管環境 | 温度:-10~70℃ 湿度:10~80%RH 気圧:50~106kPa (結露がないこと) |
体重測定 | ひょう量:250kg 目量:0.1kg 着衣量(PT):0~5.0kg(0.1kg単位) |
身長範囲 | 110~220cm |
測定対象年齢 | 6~99歳 |
保証期間 | 本体価格 |
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1年 | 1,050,000円 (税込1,155,000円) (本体+プリンター+プリンター台) |