個人でエステサロンを開業する場合、自宅をエステサロンにとお考えの方も多いでしょう。お客様が通うのが楽しみになるようなおしゃれな内装にすれば、リピート率が上がります。出来るだけコストをかけずにおしゃれで清潔感のある内装に仕上げる方法をワールドジャパン株式会社の野村が解説致します。
目次
自宅エステサロンの内装をおしゃれにしたいときは、全体のレイアウトや統一感、インテリア品などにこだわる必要があります。
こちらでは内装をおしゃれにする方法について詳しく紹介していくので、ぜひ参考にご覧ください。
まず自宅エステサロンとしてレイアウトを考えるために以下のような場所を改善していきましょう。
それぞれどのような改善を加えればいいのかを説明していきます。
自宅の玄関は生活感が出やすい部分なので、エステサロンとしてお客様を招くときには気をつけるべきポイントです。
とくに子供がいる自宅では泥だらけの靴や遊具を出しておかないようにしなくてはいけません。
玄関はなるべく広めの空間を作るようにして、消臭対策としてアロマディフューザーや空気清浄機の設置をしておきましょう。
玄関から施術をするサロン部屋までの通路は、非日常感を演出できる工夫が大切です。
例えば南国風なエステサロンをコンセプトにしているなら、石や植物をインテリアとして取り入れてリゾートホテルのような雰囲気を作ることをおすすめします。
内装の広さによって工夫できる範囲は異なりますが、生活感を出さずお客様を楽しませる非日常的な演出を加えるようにしましょう。
施術においてサロンの部屋は最も重要な空間です。
お客様がリラックスしながら日頃の疲れを癒せる空間作りを意識する必要があります。
サロンの部屋を改善するときは、香りや内装の色合いにこだわりをもたせましょう。
玄関と同様にエステサロンのコンセプトに合ったアロマディフューザーを設置し、おしゃれな壁紙で全体を張り替えることで非日常感を演出できます。
床には大理石調のフロアタイルを敷くことでホテルのような空間になります。
自分でDIYすることで内装費用も大きく抑えられるので、予算の範囲内で改善を加えたい方におすすめです。
トイレは生活感が出やすい部分なので、インテリア雑貨や高級なタオルを置いてオシャレ感を演出することも大切です。
トイレの床には耐水性に優れた高級感のあるタイルを敷き、壁紙はコンセプトに合ったものに貼り替えましょう。
最近ではトイレの便器をスタイリッシュなデザインに変更することもできるので、こだわりを持たせたい方は変えてみると良いでしょう。
エステサロンでは施術中に暗くすることが多いため、トイレの照明は少し暗めにしてリラックスできる空間を演出することをおすすめします。
自宅をエステサロンにするときは色に統一感を持たせることも大切です。
こちらでは、エステサロンのコンセプトカラーを決定するためにおすすめのツールをいくつか紹介します。
これからインテリアを変更するときに役立つので、ぜひ参考にしながら活用してみてください。
Adobe Colorとは、多くのデザインソフトを提供しているAdobeが無料公開しているカラーパレットツールです。
ネット環境があれば誰でも使うことができるので、細かな色調整からコンセプトに合った色を見つけられます。
画像をアップロードすることでテーマやグラデーションを抽出することも可能です。
いろんな色をチェックしながら最適なものを見つけたい方におすすめです。
Color Huntは、Adobe Colorと同じくいろんな色を見つけられるカラーパレットツールです。「人気」や「ランダム」、「コレクション」といったサブメニューから最適な色を見つけることができます。
また季節や物体、食べ物などの色を見つけることもできるので、コンセプトに合ったカラーを探したいときに便利です。
どんな色にしようか迷っているときに使うことをおすすめします。
エステサロンのデザインや配色に迷ったときは、基本的な白をベースカラーにすると良いでしょう。
白はライトブラウンといった明るい色と相性が良いので、統一感と暖かさを演出したいときにおすすめです。
自宅のエステサロンにインテリアを配置するときは、なるべくブランドに統一感を持たせることを意識しましょう。
インテリアに関わる物品の雰囲気やデザインがバラバラになってしまうと統一感がなくなってしまいます。
こちらでは、統一感を持たせたいときにおすすめのブランドや物品について解説していきます。
大手インテリアショップでは幅広いデザインの物品が販売されています。
例えばニトリや無印良品ならシンプルでどんな場所でも合わせやすいインテリアが多いです。
一方で落ち着きのなかに可愛さを出したいならFrancfranc、遊び心を出したいならIKEAがおすすめです。
それぞれの特徴からコンセプトに合ったインテリアを探してみると良いでしょう。
インテリアに費用をかけたくないときは100円均一ショップを活用することをおすすめします。
最近ではオシャレな雑貨が安価で手に入るようになったので、エステサロンにも取り入れやすい物品が豊富にあります。
細かな物は安く購入し、全体に統一感を持たせてオシャレさをアップさせましょう。
現在自宅にある家具やインテリアを活用することも1つの手段です。
コンセプトに合ったものだけを集め、最適な配置をすることによって統一感のある空間を演出することができます。
全てを新しく揃える必要はないので、自宅にある家具やインテリアをうまく使うように工夫してみましょう。
個人エステサロンを開業するときには、内装費用をできる限りおさえる工夫が必要です。
こちらでは内装費用をおさえるためのポイントについて詳しく説明します。
何をすれば内装費用をおさえられるのかを理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。
自宅のなかで壁や床は最も生活感が出やすい部分です。
とくに一般的な自宅ではポスターや子供の写真などを貼っていることが多いので、さらに生活感を増させる原因となります。
壁や床を改装するには大がかりな工事が必要ですが、壁紙やタイルで代用することで簡単に変えられます。
エステサロンの空間を演出するためにも壁や床を変えるようにしましょう。
自宅をエステサロンにするときは、なるべくシンプルな空間を意識するようにしましょう。
とくに賃貸の場合は内装工事ができないこともあるので事前に確認が必要です。
6畳程度の部屋なら、壁と床だけの変更で15万程度で済みます。
なるべく費用をおさえたいときは全体の内装工事をするのではなく、壁と床だけ変更するようにしましょう。
内装工事の費用をかけたくないときはDIYをおすすめします。
自分の手で内装工事をすることは大変ですが、費用を大幅におさえられるメリットがあります。
賃貸の場合は、退去時にすぐ取り外せるようなDIYを行えば内装工事NGの場所でも問題ありません。
ホームセンターやネットショッピングサイトには安価なDIY商品が豊富に販売されているので、費用をおさえたい方はぜひチャレンジしてみてください
個人エステサロンの開業に予算が限られているときは、無駄なものは買わずに必要最低限のものだけを揃えておきましょう。
こちらでは、エステサロンに必要な家具や家電について詳しく紹介していきます。
アロマディフューザーは、部屋のなかでアロマの香りを楽しめる器具です。
ハーブや柑橘、木の香りなど幅広い香りがあり、リラックスした空間を演出することができます。
アロマディフューザーの種類によって香りの拡散方式や運転時間が異なるので、事前にチェックが必要です。
エステサロンのコンセプトに合った香りを探し、最適なアロマディフューザーを設置するようにしましょう。
エステサロンを開業するには、施術をするためのベッドやカウンセリングで使うテーブル、イスが必要です。
ベッドはさまざまなお客様に合わせるために大きめなものを用意しておきましょう。
エステサロンの製品は市販で購入することが難しいので、専門サイトからプロ仕様の製品を見つけることをおすすめします。
エステサロンに合ったカーテンを選ぶときは、遮光性が高いものをおすすめします。
外の景色が綺麗でなければ非日常感を演出することは難しくなるので、外部の光や景色が入らないようにしなくてはいけません。
施術をする部屋のなかでも大きな面積を占めるアイテムとなっているため、カーテン選びは慎重にしましょう。
またカーペットはインテリアのアクセントとして玄関先への設置をおすすめします。
落ち着いた雰囲気を演出するには照明にこだわることも大切です。
エステサロンではお客様にリラックスした状態で楽しんでもらうので、メインの照明は暖かみがある電球色がおすすめです。
暗めの雰囲気にしたいときはメインの照明を使わず、間接照明を数カ所設置すると良いでしょう。
普段の生活感を見せないために棚を使うことも有効な手段です。
子供のおもちゃやゲームなど見栄えが悪いものは棚に収納しておくことでお客様からも喜ばれます。
棚のデザインにこだわると高価になりますが、シンプルなものであれば安価で費用を大幅におさえられるのでおすすめです。
最近ではカラーボックスや収納ケースはデザインも豊富なので、生活感が出にくいオシャレな棚が見つかるでしょう。
落ち着いた雰囲気作りには音楽も欠かせないアイテムです。
6畳ほどのスペースであれば、小型スピーカーを配置すれば全体へと音楽を流せます。
安価なスピーカーでも十分な音質を出せる製品が多いので、家電屋やネットショッピングサイトから比較検討してみてください。
畳ほどのスペースでエステサロンを開業する場合、予算は15万円〜20万円程度で済みます。
設備やさまざまなブランドから購入した備品を想定すると、以下のような内訳となります。
ぜひ開業時の参考にご覧ください。
ブランド | 商品 | 数量 | 値段(税込) | |
---|---|---|---|---|
床 | リスタ | クッションフロア | 6 | 4,800円 |
壁 | リスタ | ウォールシート | 26 | 37,180円 |
アロマディフューザー | ニトリ | アロマディフューザー | 1 | 5,990円 |
ベッド | SEVEN BEAUTY | マッサージベッド | 1 | 12,980円 |
テーブル | ニトリ | ダイニングテーブルセット | 1 | 11,900円 |
イス | ニトリ | ダイニングチェア | 2 | 8,139円 |
棚 | ニトリ | カラーボックス3段 | 4 | 15,960円 |
照明 | IKEA | フッティオ | 1 | 9,900円 |
間接照明 | IKEA | ファード | 1 | 1,499円 |
カーテン | Franc Franc | レース&ドレープカーテン | 1 | 11,000円 |
カーペット | Franc Franc | ラウンドラグ | 1 | 10,000円 |
合計(税込) | 129,348円 |
エステサロンに配置するものはこだわりを持ち過ぎると予算オーバーになってしまうことがあります。
そのため細かい備品は安いネット通販サイトを利用することをおすすめします。こちらでは、エステサロンの備品購入におすすめの通販サイトや購入時のコツについて詳しく解説します。
エステサロンの備品購入におすすめの通販サイトは、以下の5つです。
上記通販サイトはどれもお手頃な価格で備品を購入できます。
美容関係ならビューティーガレージやセブンエステ、アジアンリゾート風ならES-STYLE、ノスタルジックな雰囲気ならマテリ、北欧風ならIKEAオンラインストアなどがおすすめです。それぞれエステサロンのコンセプトに合わせて通販サイトを選びましょう。
エステサロンで使う備品を購入するときは、実際に購入した人の口コミをチェックすることが大切です。
口コミには良いものと悪いものがあるので、どのような製品なのかをじっくり理解できます。購入後に後悔しないためにも備品の口コミはしっかり確認しておきましょう。
壁紙や床の貼り替えなど自分だけでは難しい作業があるときは、専門のリフォーム業者へ依頼することもありです。リフォーム業者へ依頼するには費用が発生しますが、プロの手によって完璧な仕上がりにしてくれます。
まずは見積もりをチェックし、どれくらいの費用で作業をしてくれるのかを相談してみてはいかがでしょうか。
個人エステサロンでは、お客様を喜ばせるための雰囲気作りも重要です。
こちらでは、限られたスペースで良い雰囲気作りをする方法について解説していきます。
エステサロンと聞くと広い部屋が必要だと思うかもしれませんが、カウンセリングや施術をするだけなら6畳程度あれば問題ありません。
実際に自宅をエステサロンにしている人の多くは6畳の広さで開業しています。
部屋が広いと内装費用が高くなってしまうため、小さなスペースであれば15万円程度で立派なサロンに仕上げられます。
そのため部屋の広さはそこまでなくても自宅でエステサロンを開業することはできると理解しておきましょう。
個人エステサロンの雰囲気作りをするときは、以下のようなポイントを意識しましょう。
それでは順番に解説します。
エステサロンはお客様がリラックスできる空間にすることが大切なので、インテリアは落ち着いた物を選ぶようにしましょう。
室内の空調は適切な温度を保ち、リラックスできるようなソファやイスを配置してください。
小物や業務で使う物品は棚に収納しておき、お客様の目に入らないようにしておきましょう。
部屋の清潔感はお客様のリピート率につながる重要な要素です。
とくに玄関やトイレは見落としがちなポイントなので、片隅までホコリが溜まっていないかチェックしておきましょう。
またお客様が通る場所には自宅の私物は置かないようにして生活感を隠すような心がけが大切です。
近くに車道がある物件に住んでいる場合は、リラックスできる音楽を流すと良いでしょう。
防音性の高い物件を選ぶこともできますが、賃料が高くなるのでおすすめできません。
音楽をかけるだけならスピーカーを用意すれば簡単に流せます。
どのような音楽を選べばいいのかわからないときは、ジャズやバイオリン、オルゴールなど落ち着けるものを流しましょう。
自宅をエステサロンにしている場合、自分では気づかない生活臭がある可能性があります。
匂いは敏感に反応してしまうポイントなので、お客様を不快な気持ちにさせない気配りが大切です。
手軽なものならファブリーズなどの消臭剤を利用することをおすすめします。
人工的な匂いが苦手な方はアロマディフューザーを設置すると良いでしょう。
香りからリラックスできる空間を演出してみてください。
これからエステサロンの内装デザインを決めていく方のなかには「どのような内装にすればいいのかわからない」という悩みもあるでしょう。
こちらでは、エステサロンの内装デザインを見つけられるアイデアをいくつか紹介します。
自分らしいエステサロンにするためのデザインを探すためにもぜひ参考にご覧ください。
インターネットには、実際にエステサロンを開業している人たちの内装デザインが出展されているサイトが豊富にあります。
自分の考えていたコンセプトと近しい内装デザインを見つけることもできるので、アイデア出しとして役立ちます。
また細かな物品の配置方法なども理解できるため、オシャレな空間作りのコツを学ぶこともできるでしょう。
代表的なサイトとして「Pinterest」というものがあるので、アイデアを見つけるためにもぜひチェックしてみてください。
サイトと合わせてチェックしてほしいものがSNSです。
とくにInstagramでは個人サロンの内装デザイン画像をアップロードしているユーザーが多いので、アイデアを見つけたいときに便利です。
またアカウントによっては自宅でエステサロンをするときの悩みを解決している投稿もあるので、内装デザインを変更するときにも役立ちます。
気に入ったアカウントをフォローすることで手軽に投稿をチェックできるため、サイト閲覧と合わせて利用してください。
内装デザインの方向性に悩んだときは、専門のインテリアコーディネーターと相談してみるのも1つの手段です。
インテリアのプロなら限られたスペースから最適な内装デザインを提案してくれるので、誰でも簡単にオシャレな空間を演出できます。
また自宅をエステサロンにする際の問題点にも柔軟に対応してくれるため、適切に解決案を考えてくれます。
コンサル会社へ相談するには少なからず費用が発生しますが、どうしても内装デザインが決まらないという方はぜひ一度相談してみてください。
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